『学校の足りない国&震災被災者を支援しよう』

メッセンジャー高農

T.メッセンジャー高農とは

高松農業高校の110周年記念の年に、私たちは「学校が足りない国に100万円を貯めて学校をプレゼントしよう」というBIGな企画を実現しました。現在このお金は埼玉県にある認定NPO法人、さいたまユネスコを通じてネパールに送られ、ネパールのパルパ県にあるグンガ村の高等中学校10年生の2教室の建設に役立てられています。また、昨年は2校目の建設支援を目指して、活動を展開し、約50万円の募金を寄付することができました。このお金はネパールのシャンティ小学校の新校舎建設支援に使われます。
(ちなみに50万円では教室を建てることはできません。さいたまユネスコでは、冠名校プロジェクトという寄付のシステムがあり、高校での取り組みという特徴を考慮して、50万円の寄付であれば、高松農業高校の名前を出した学校を現地に建設できるという条件にしていただいています。)
 この活動の母体は、生徒会・農業クラブ・家庭クラブ・各種委員会などの生徒組織や、有志イベント時のボランティアなどですが、一度限りの参加もOKです。単にお金を集めるだけでなく、生徒たちと共に『学校に通うことの意味や意義』について考えていく活動です。


岡山県立高松農業高校 メッセンジャー高農 生徒一同
※メッセンジャー高農とは・・・ 高松農業高校生徒有志の会の名称で、世界を変えていく等身大のメッセージを発信していくという意味です。
※専用募金口座もあります・・・ 中国銀行普通預金口座 稲荷支店 1342451
岡山県立高松農業高校メッセンジャー高農代表 石田正人


U.2010年度のメッセンジャープランとその結果
 4月 文房具を集めよう(現地視察時にさいたまユネスコにより手渡されました。)
ふれあい市での出店 アルミ缶・古紙収集再開
 5月 教員によるネパール訪問(昨年度の募金を寄付) 募金箱・チラシの作成
※現地の国内事情により、学校訪問は実現しませんでしたが、感謝状と開講式のVTRがさいたまユネスコ協会を通じて届けられました。
10月 秋のふれあい市に模擬店『喫茶グンガ』を出店・チャリティハガキの製作
11月 高農祭チャリティ企画・保健委員によるバザー・模擬店・「喫茶グンガ」募金・キャンペーンCD販売など
12月 さいたまユネスコ協会本多さんの講演会 クラス募金
 1月 書き損じハガキを回収 クラス募金
 3月 募金の集計・結果報告
さいたまユネスコに募金を送金
メッセンジャープランで集まってきた寄附金の内訳
 ふれあい市の収益【募金・家庭クラブ・模擬店など】  47,196  円
 リサイクルによる収益【古紙・アルミ缶】  91,688  円
 【※昨年度のものと合わせた岡山市の補助金の見込み額を含む。】
 個人による寄付・募金・クラス募金 143,641  円
 高農祭の収益金【募金・模擬店・バザーなど】 188,857  円
 書き損じハガキによる収益【切手にして換金】  32,160  円
      合計金額               503,542 円
【※平成23年3月31日】
 2010年の活動で得られた寄付金は、昨年の12月に本校でご講演いただいた、さいたまユネスコ協会の本多さんを通じて、現地の学校建設支援に役立てられます。活動の報告がなかなか進まず、このような形になってしまいましたが、たくさんのご支援をいただいて、何とかここまで来ることができました。活動に対する温かいご支援に感謝いたします。ありがとうございました。


V.どうする今年のメッセンジャー
 3月11日、東北地方を中心に甚大な被害を及ぼした東北太平洋沖地震が起きました。被災された方たちが日常を取り戻すことは難しく、原子力発電所の問題など、多くの懸念が寄せられています。
 この未曾有の事態に、全国各地、世界各地から物心両面からのあたたかい支援が寄せられ、1日も早い日常の回復・復興に向けた取り組みが行われていることは、我が国の持っている希望です。しかしながら、各地で同じような考えが生まれた結果、多くの継続されてきた途上国への支援が後回しになっている現状も見過ごすわけにはいきません。
 私たちは考えました。現在進行形の国民的支援体制を意識しつつ、これまで進めてきたプロジェクトを損なわない方法はないだろうかと。そして、これまでネパールの学校支援のために創ってきたシステムを、今年度については次のように運用したいと考えています。
 
活動の方針
 @一学期については、東北への支援を第一に考えた活動を展開していく。
 A二学期以降については、協議を重ねながら、ネパールへの支援も行う。
 収益金のゆくえについては、関係部署と協議の上、実施期間や募金箱をきちんと分けることで目的募金を徹底します。支援のお金がどの程度集まるかは分かりませんので、具体的な目標を設定することはムズカシイですが、ネパールへの支援については、シャンティ小学校への奨学金を10人分(年額8600円×10)を目標にしたいと考えています。

【メッセンジャープラン】
 3月 AMDAとの提携で東北支援のための募金をスタート
 4月 ふれあい市での出店 アルミ缶・古紙収集
 5月 生徒総会での提案・募金箱・チラシの作成
 7月 一学期の募金をAMDAに寄付 二学期以降のプランを作成
 8月 秋のふれあい市・高農祭での企画を考える 収集したアルミ缶などの換金
10月 秋のふれあい市に模擬店『喫茶グンガ』を出店
11月 高農祭チャリティ企画・ステージ・模擬店・募金などの中間報告
収集したアルミ缶などの換金
 3月 募金の集計・結果報告
収集したアルミ缶などの換金・今年度のリサイクル事業の終了
さいたまユネスコに募金を引き渡す

 メッセンジャー高農は進化する企画です。
 あなたのアイデアで、新しい可能性が広がるかもしれません。
 メッセンジャー高農は善意と熱意を集めていく企画です。
 あなたの善意と熱意が、高農から世界を変えていくかもしれません。

→今日からあなたもメッセンジャー!!


活動の象徴 ロゴマーク

グンガの校舎に描かれた高農の校章


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