高農ビオトープ調査報告      
  スイゲンゼニタナゴが 28匹いました! 2009年11月28日土曜日
 高農ビオトープの調査を岡山市環境保全課のご指導のもとに実施した。参加した生徒は農業土木科と農業科学科の生徒8名である。曇天で肌寒いにも関わらず絶滅危惧種スイゲンゼニタナゴの調査に熱気すら感じた。
 スイゲンゼニタナゴが種の保存法で希少生物と指定された平成14年、岡山市の協力を得て完成した高農ビオトープ、今年で7年目を迎えた。2年前の調査では26匹を確認しているが、なかなか外から肉眼で確認できないこともあって「本当にいるのか?」という声すらあった。

調査結果 2005 2007 2009
スイゲンゼニタナゴ 19  26(22)*  28(26)*
カマツカ   64 40
タモロコ  
ヘラブナ  
トンガリササノサガイ  
マツカサガイ   15
イシガイ  
ドブガイ  
シジミ   21 24
ヤゴ(トンボの幼虫)   127 91
*()内はリリースした個体数   今回は2匹を水槽に移動した。
スイゲンゼニタナゴ
スイゲンゼニタナゴ
カマツカ トンガリササノサガイ マツカサガイ イシガイ
カマツカ トンガリササノサガイ マツカサガイ イシガイ


 スイゲンゼニタナゴの寿命が2年であることから世代交代が無事に行われているものの総数は28とわずかに増えている程度である。ビオトープの規模から100匹を越える個体数が期待されるが現状では問題があるようだ。今年は産卵に必要な貝を放流したため写真のような貝が多く確認できたがこの効果はこれからというところである。環境保全課の方から貝が増殖する環境に改善するためのアドバイス(・貝が定着するための構造物の修復・穏やかな流れを作る工夫・エアーレーション位置変更・貝の放流)を受けたので今後具体的に取り組みたい。調査後は、スイゼンゼニタナゴのためにブロックを配置したり、藻やヘドロの撤去を行った。なお、前回の調査ではいなかったタモロコとヘラブナは恐らく誰かが放流したものと思われる。また、前回と同様にヤゴは稚魚を襲うので戻さなかった。カマツカがスリムであったのが少し気になるところである。