僕がレスリングを始めたきっかけは高1の夏休みに顧問の森先生が家まで来られて、「レスリングをやろう」と2時間も説得してくれたことです。最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、やっていくうちに「もっと強くなりたい」という気持ちが芽生えてきました。しかし、途中挫折感を味わいレスリング部から離れた時期もあり、部員たちや先生方にも心配をかけました。しかし、大事な仲間であるキャプテンが練習中に大けがで入院し、森先生からも復帰を促され、戻ることを決意しました。それからは必死に頑張りました。インターハイでは出場できなかったチームメートの分も頑張ろうと思い闘った結果、何と3位に入ることが出来ました。このことは大きい自信になっただけでなく、迷惑や心配をかけた人たちにも少し恩返しが出来たと思い嬉しかったです。国体での準優勝は自分の実力が少しずつ上がってきたのだという確信につながってきました。今回の遠征を経験をして、まず思ったことは「世界で闘うにはまだまだ実力が足らない。もっと練習して強くなりたい。」ということです。「JAPAN」ジャージを着て遠征することは予想以上に誇りの持てる素晴らしい体験でした。全日本チームのみんなとも仲良くなれたし、意識レベルが上がったことは間違いありません。これから僕は大学に進んでレスリングを続けますが、このような素晴らしい体験をまた出来るように頑張っていきたいです。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。 |