高林努が日本代表として海外遠征に!

3年生の高林努(120kg級)がインターハイ3位、国体準優勝の実績から日本代表に選出されました。
本校選手が日本代表に選出されるのは今回が初めてのことです。
このコーナーでは2つの海外遠征を特集しました。是非ご覧下さい。

平成16年12月10日〜18日 平成16年12月29日〜平成17年1月10日
ベラルーシ遠征 カナダ遠征
遠征を終えて(感想) 高林 努
 僕がレスリングを始めたきっかけは高1の夏休みに顧問の森先生が家まで来られて、「レスリングをやろう」と2時間も説得してくれたことです。最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、やっていくうちに「もっと強くなりたい」という気持ちが芽生えてきました。しかし、途中挫折感を味わいレスリング部から離れた時期もあり、部員たちや先生方にも心配をかけました。しかし、大事な仲間であるキャプテンが練習中に大けがで入院し、森先生からも復帰を促され、戻ることを決意しました。それからは必死に頑張りました。インターハイでは出場できなかったチームメートの分も頑張ろうと思い闘った結果、何と3位に入ることが出来ました。このことは大きい自信になっただけでなく、迷惑や心配をかけた人たちにも少し恩返しが出来たと思い嬉しかったです。国体での準優勝は自分の実力が少しずつ上がってきたのだという確信につながってきました。今回の遠征を経験をして、まず思ったことは「世界で闘うにはまだまだ実力が足らない。もっと練習して強くなりたい。」ということです。「JAPAN」ジャージを着て遠征することは予想以上に誇りの持てる素晴らしい体験でした。全日本チームのみんなとも仲良くなれたし、意識レベルが上がったことは間違いありません。これから僕は大学に進んでレスリングを続けますが、このような素晴らしい体験をまた出来るように頑張っていきたいです。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
コーチとして  顧問 森   浩
 私は今回ベラルーシ遠征にコーチとして参加させていただきました。 ベラルーシはロシアの隣に位置する小さな国で第二次世界大戦時にはナチスの侵略を受け、大きな被害をおわされたようです。レスリングについては非常に盛んな国でレスリングの強い選手はヒーロー的な扱いを受けているようです。現地に着いた翌日に行われた親善試合では試合には敗れたものの、地元の観衆に熱烈な歓迎を受けました。選手や私たちコーチにまで子どもたちが群がってサインをねだられ、始めはとまどっていた高校生たちも気持ちよさそうにサインしていました。その晩に行われた懇親会(バンケット)には世界10連覇を達成され、国民的英雄であるメドベジ氏も出席されるなど歓待されました。最終日に行われたトーナメント(ベラルーシ国際ジュニア大会)は日本選手が8名参加して、3名が優勝、2名が2位と大健闘しました。惜しくも高林については世界の壁を破ることは出来ませんでしたが、高いレベルを知ることで今後の目標設定に生かされると思っています。私にとっても今回の遠征に参加させていただき、もっと強い選手を育てていきたいという気持ちが沸いてきました。まだまだ指導者として途上の私ですが、全国でも「強い」と言われるような選手、チームを育てていきたいと思っています。
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