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2005 晴れの国岡山国体 

工藤祐士先生が感動の優勝!

〜成年フリースタイル74s級〜

 平成17年10月23日〜26日に倉敷市の水島緑地福田公園体育館開催された第60回国民体育大会には本校から成年フリースタイル74s級に顧問の工藤祐士先生が出場。2年前の静岡国体の覇者でもある工藤先生は今大会も地元・岡山県チームのエースとして開会式の選手宣誓もつとめた。さて、試合が始まると2回戦、準々決勝は得意のタックル、ローリングなどでポイントを重ねて、ともに2−0のストレート勝ち。そして準決勝、1ラウンドの終了間際、右膝を負傷するアクシデント。執念で勝ちを拾うと、ついに迎えた決勝戦の相手は加藤選手(秋田県)。館内を包む大きな工藤コール。実際は怪我から立っていることが精一杯だったが、気力を振り絞って闘う姿に見る人の心を揺すぶった。優勝が決定した瞬間、体育館が一つになった。工藤先生は人目をはばからず男泣きした。そして、周囲も泣いた。

横畑翔太第3位入賞!

〜少年グレコローマンスタイル50s級〜
 少年グレコローマンスタイル50s級の横畑翔太は全国グレコ大会で3位に入ったことから、この大会は第3シード選手として出場した。初戦の2回戦を得意の俵返しなどでポイントを重ね、2−0のストレート勝ちで突破すると、続く準々決勝も思い切った攻撃を見せてベスト4入りを決めた。自身初の決勝進出をかけてのぞんだ準決勝の相手は全国グレコ大会覇者の佐賀県の選手。1ラウンドでフォール負けを喫してしまい決勝進出はならなかった。「決勝進出が出来なくて本当に悔しいが、地元の国体で3位に入れて本当に思い出に残る大会になった。」とは本人の弁。地元国体のプレッシャーの中で第3位という結果を残しただけに充実感ものぞかせた。横畑は高校1年の2学期からレスリングを始め、競技歴はわずか2年あまり。中学時代は卓球部。「レスリング部に入って本当に良かった。」と振り返った。
金光正浩5位入賞!
〜少年フリースタイル84s級〜
 少年フリースタイル84s級に出場した金光正浩は全国高校選抜大会で準優勝しながら8月のインターハイでベスト16。無口な男だが今大会にかける思いは並大抵のものではなかった。2回戦を快勝してのぞんだ準々決勝。相手は大阪府のインターハイ3位の選手である。1ラウンドは落としたものの、2ラウンドはテクニカルフォールでタイスコアに。エンジンがかかってきたと思われたが、3ラウンドに力尽きた。インターハイに続き流すことになってしまった悔し涙。5位入賞にも悔しさしか残らなかった。最後はいつも練習している工藤先生のマットサイドで声を枯らし声援を送った。工藤先生の優勝には笑顔を見せた。金光は中学時代には野球部。入学式後に先輩に勧誘されたことがきっかけで入部。中国大会は3度優勝。今後は大学で競技を続行する。この悔しさを大学で晴らせ!
岡山県チームも総合優勝を達成!
 岡山県チームも総合優勝。フリースタイルでは優勝1名。準優勝3名。3位1名。5位2名。グレコローマンスタイルでは優勝1名。準優勝1名。3位5名。5位1名。2位の県に圧倒的大差をつけての優勝となった。10年以上を費やしてこの大会の総合優勝を目指してきただけに表彰式後には岡山県チームの喜びが爆発した。本校から出場した3名の選手も合わせて16点を上げて、天皇杯獲得に貢献した。