第44回中国高等学校レスリング選手権大会
平成17年5月7日〜8日、島根県立隠岐島前高等学校体育館
学校対抗戦の決勝で
地元・
隠岐島前高校を破り
初制覇!
 4月中旬に行われた県予選会で本校として初優勝を果たして臨んだ今大会。2回戦で倉吉総合産業高校(鳥取県)を6−1で破ると、準決勝では山口県鴻城高校(山口県)と対戦。途中3−2と追い込まれるが、84s級のエース金光正浩(3年)が快勝して、タイスコアに戻すと、120s級の時信光一(2年)が登場。第1ピリオドを0−6で落とすも、第2ピリオドからは得意タックルが決まりだし4−2で奪い返すと、最終ピリオドも3−0の快勝でチームを決勝に導いた。決勝の相手は3月の全国高校選抜第3位の強豪である鳥取中央育英高校(鳥取県)を下した地元・隠岐島前高校。大観衆を相手に闘うことになったが、50s級・横畑翔太(3年)が逆転勝ちでチームに1勝をもたらすと、60s級・大道翔貴(3年)は負傷棄権勝ち。66s級・主将の森厚介がきっちりと勝ちを拾い、最後は84s級の金光がテクニカルフォールで勝利すると本校創部以来の初優勝が決まった。
 主将の森は「部員全員の力を出し切れた。この勢いでインターハイ予選も絶対に勝つ。」と力強く語った。
個人対抗戦では
金光正浩(84s級)がV2達成
 個人対抗戦には、4名が出場。昨年の中国大会、1月の中国選抜大会と中国では勝ち続けている金光は優勝の大本命。準決勝の鳥取県の選手との対戦中に鎖骨を負傷するも、決勝まで王者の意地で闘い、優勝を飾った。金光は3月の全国高校選抜大会で本校選手として初の準優勝を果たしており、今後更なる成長が期待されている。本校選手が中国大会を制するのは、5人目で、金光自身は昨年の優勝に続き2連覇を達成した。得意技はタックルとグランド攻撃(ローリング、アンクルホールド)。試合後に、「インターハイでは優勝を目指す。」と新たな目標も語った。
50s級の横畑翔太は準優勝 60s級の大道翔貴も準優勝
 50s級の横畑翔太は中国選抜大会のチャンピオンとしてこの大会にのぞんだが、決勝戦で荒木選手(鳥取中央育英高校)に不覚を取り2大会連続での優勝をを逃した。岡山国体の候補選手として期待がかかるだけに今後に課題を残すかたちとなった。
 また、60s級の大道翔貴は無難に決勝まで上がったが、中国選抜チャンピオンの横山選手(倉敷高校)に0−2のストレート負け。更なる成長が期待される。