『ガーデニングのツボ』
かん水(水やり)のポイント  

水やり3年と言われるように、説明も難しいものです。
1.夏は
(1)涼しい朝方や夕方に行います。
(2)夕方かん水しない場合も、葉っぱに水を与えることは植物に潤いを与えることになります(葉水)。
 
具体的には、ハダニ防止と考え、乾燥が激しいときは、植物体だけでなく植物周辺や通路等の湿度を高めるように葉水や散水をしています。
(3)水切れで枯れそうな状態の時は、日中でもかん水します。
(4)植物体にも、水がかかるようにかん水しています。
(5)鉢栽培の場合、その材質により乾燥度合いが違います。
・プラ鉢は、乾きにくい。
・素焼き鉢・テラコッタは、乾きやすいので、鉢自体にもかん水するとともに、かん水回数を増やす必要がある場合があります。

2.冬は
(1)早朝は避けて、少し暖かくなってからかん水します。
 理想的には、昼前までにかん水したいものです。
(2)
かん水間隔をあけて、乾燥気味に管理します。
 土が白くなってからかん水しますが、冬でも水分は必要であり乾きすぎないようにしてください。じかに土にふれて確認するのもいいでしょう。
(3)冬の低温期に、毎日少しずつかん水して、水のやり過ぎになる例がありますので、ご注意ください。

3.鉢栽培では
 3号ポットなどの小さい鉢の場合、真夏は、一日3〜4回たっぷりとかん水します。植物によって、かん水の必要度合いは違います。
 表面だけが湿っている場合もありますので、
鉢ごと持ち上げて重さで確認すると、確実です。
 かん水が多い場合は、肥料分も流れやすいため、葉色にも注意し、液肥や固形肥料を与えます。

4.蕾があり、開花している植物は
 
水をたくさん要求しますので、そのつもりでたっぷりかん水します。また、花の数を減らして、水不足に耐えられるようにする手もあります。

5.その他
 古くなった葉は取り除き、花がら摘みをすることも、蒸散量を少なくするので良いでしょう。
 (マリーゴールドなど成長の早い植物は特に効果的と考えています。)