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平成17年度『園芸科学科』学習発表会

2006/02/15(木) 5・6校時 「百周年記念館」
園芸科学科3年 各研究グループ・個人


 恒例となっている発表会を初めて「百周年記念館」で行いました。1・2・3年生の園芸科学科生徒約120名だけでなく、学校評議員等が参加されました。
 ご参加いただきました皆様、これまで様々な面でご支援・ご協力いただきました方々に厚くお礼申し上げます。


足下からの環境保護     植物バイオ班
(平成17年6月 農業クラブプロジェクト発表県大会で発表、優秀賞受賞)
 「研究するならあげるよ」 地元の育種家の方がサギソウの球根をくださいました。インターネットで調べてみると、サギソウは絶滅危惧種であり、総社市ヒイゴ池に自生していることがわかりました。そこで、地域貢献のために自分達ができる環境保護活動として、サギソウの生育条件(培養土、肥料)の解明、無菌播種による苗の増殖、球根冷蔵による周年開花とその商品化の研究を行いました。

わくわく・ドキドキ・園芸セラピー  園芸セラピーグループ
 「教えて学ぶ」をモットーに園芸セラピー活動に取り組んでいます。園芸セラピーグループは、今年度で4年目を迎えました。近隣の岡山シルバーセンターでの園芸交流、自閉症児との園芸交流は勿論のこと、文化祭、そして新たに木の潤い空間整備事業研究会での発表やNHK岡山の取材を受けたことなどを紹介します。

高農の花・デンドロビウムの研究  洋ラン研究グループ
 今年度はデンドロビウムの研究として、特に鉢について研究・調査しました。その一つとして洋ラン(デンドロビウム)の特性に合ったオリジナルの焼き物の鉢づくりに挑戦し、その付加価値を高める事にしました。もう一つは、4種類の違った鉢を使いそれぞれの生育の違いを調査しました。

観賞野菜を作ろう  野菜班
 3年間の集大成として、栽培スペースのない家庭でも気軽に家庭菜園を楽しむ商品の開発に挑戦しました。自分達で栽培した野菜やハーブをプランターに寄せ植えして、観賞と育成の両方を楽しむことができるようにしました。そして、実際にふれあい市などで販売し、一般に流通させてたくさんの人達に興味関心を持ってもらいました。

ヒマワリとともに 〜小瓶の中に見える花〜  ヒマワリ研究班
 「培養瓶の中で花を咲かせることはできないのか?」 そんな素朴な疑問から、実験を始めることにしました。材料には草丈10cmで花を長期間咲かせる“ミニヒマワリ”を選びました。どうしたらカビが発生しないか、どうしたら蕾がふたにつかえないように草丈をさらに短くすることができるか、などいろいろな実験をしました。結局蕾までで生育が止まり、開花しませんでした。後輩の皆さんが実験を続けてくれるとうれしいです。

プリザーブドフラワー  プリザードフラワー研究班
 プリザーブドフラワーとは、生花を薬品処理して、半永久的に咲き続けるように加工したものです。市販のキッドを使用して作ると大変高価になってしまいますが、薬局などで手に入る薬品を使用すると比較的安くできます。バラを材料にして、薬品の種類と処理濃度、時間などを検討しました。また、作ったプリザーブドフラワーを使用してアレンジを作成し、ふれあい市で販売したり文化祭で展示したりしました。

モモにおけるBTO農法の実践   果樹班
 美味しい果実をつくりたい!これが、果樹栽培の一番の目標です。乳酸菌と有用微生物群を組み合わせて作られた農業用微生物資材「BTO液」は、果形形成を促進し、糖含量を増加させ果実の品質が向上するとともに、病害虫に強い樹木を育てる効果が期待できるということで、本校果樹園で実践してみました。

夢に向かって ―フラワーアレンジメント競技に出場して―
 中学の頃より、“花屋で働きたい”という夢を持って高農に入学しました。その夢の実現のきっかけになればと思い、フラワーアレンジメント競技の県大会・全国大会に出場したことを発表します。後輩の皆さんも、アレンジメントに興味を持っている人がいると思いますので、私なりに活動を振り返り、まとめてみました。来年度も競技会がありますので、何らかの役に立つと思います。

園芸科学科『メモリアル2005』
 各専攻の取り組みだけではなく、3年間の学生生活での生徒たちの活躍ぶりを写真で振り返りました。生徒たちが生き生きとしている姿がとても印象的でした。


今年度の工夫
 @ 百周年記念館に変更
    暗幕付き会場に変更
 A 発表会の期日を2月に変更
    発表準備期間の確保

 B 保護者による講評
 C 生徒用感想記入用紙の工夫
    下記の項目について・・・A:良い B:普通 C:もう少し
     ・スライドの完成度
     ・ストーリー展開
     ・発表態度・熱意
     ・研究内容のおもしろさ
 D 2年生に進行
    希望者に司会進行を依頼(今まで以上に2年生の関わりを拡大)



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