果樹専攻
〜果樹道〜


 高農では2年次に実習が専攻ごとに別れます。
 その専攻のひとつ、果樹専攻について、その中でも主にモモとブドウの出荷までの汗と涙の過程を紹介します。
  
 果樹園とバス
果樹園への移動で乗るバス
 果樹園の一部。モモの木。
 果樹園は学校から少しはなれた場所にあります。そこへ行くのに歩きはキツイんでバスに乗って移動します。
 バスで約5〜10分、果樹園に到着です。

 モモ 摘花〜袋がけ
先生による摘花の説明をうけています。
害虫などからモモを守るため、袋がけをします。
モモについて
 最初の作業、摘花は4〜5月の時点で行います。
 袋がけは夏の間ずっと。かなり根気のいる作業です。

 モモ ネットかけ〜収穫
モモを鳥から守るため、ネットもかけます。かなり大きいネットなんで人手が要ります。苦戦もの(汗)
モモ収穫中。
 モモGETだぜ!
 
 袋がけが終わったら、木ごとネットをかけます。
 夏休み明け、モモの収穫が始まります。真っ白でキレイなモモがとれると自然とうれしくなります。

 ブドウ 整房〜摘粒
房を切り形をある程度整えます。
実が大きくなり、ぎゅうぎゅうな状態のものはさらに不要な粒を切り落とします。
 ブドウの房は放っておくと、実が付きすぎて栄養が十分に行き渡らなくなり小さい実のままになるなど良いブドウができなくなってしまうので、そうならない為に整房と摘粒は欠かせない作業なんです。

 ブドウ 袋かけ〜収穫
モモと同じく、ブドウにも袋がけします。虫食いとか元も子もないんで・・・。
十分大きくなって収穫適期の果実をとります。
 モモ、ブドウの袋がけ、いったい何人の生徒が苦しんだ作業だろうか・・・。飽きるほどかけて、精神的につらくても僕たちは仕事をやり通します。果樹のために!
 秋の初め、ようやくブドウは収穫できます。

 出荷
 モモ出荷調整後  ブドウ出荷調整後
 収穫した果物は専攻室で良い果実を選んだり、房の整え、袋詰めなどの出荷調整をします。
 果実は良いのもあれば出来の悪いものも当然ある訳ですが、そんな果実も売れるよう最大限調整します。
 

感想
 果樹は上記の他に柿やキウイなどの果物も育て販売し、合間に草刈りとかの諸作業など挙げれば書ききれない程の作業をしてます。果樹園という外部からは誰にも見られない場所でコツコツと努力しているんです。
 ツライ作業ばかりの実習だけれど、年間の仕事をやり遂げたあとの達成感はすがすがしいです!!



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