2004/10/31自閉症児者との園芸交流part3

岡山県立高松農業高等学校・園芸セラピーグループ


7月から前日までの、メンバーが関わった主な準備活動
「サツマイモ」の栽培管理
除草する2年生のメンバー 除草後の状況
「7月31日除草」
台風接近。警報発令。
このため、自閉症児のご家族にも除草作業のご案内をしていたが、当日の朝中止とした。
しかし、その直後、晴れてきて登校した生徒で除草を終えた。
(天候の悪い中、また休日にもかかわらずよく頑張った二人の生徒であった。)なお、他の日以降も除草を行った。
根起こしした状況
(8月20日、1回目)
根起こしする2年生のメンバー
(9月2日放課後、2回目
「根起こし」
時期的に遅いぐらいでしたが、根起こしをした。
根起こしの目的は、地上部の茎葉ばかりが茂り過ぎイモが太らない場合があることから、それを防止するために茎から出ている根を畑からはぎ取る、ということである。
イモ掘り中 試しに掘ったサツマイモ
「9月16日試し掘り」
畑の北側を試し掘りしたが、いいイモが採れた。これで一安心。
しかし、その後も台風、雨がよく降ったために水が溜まりやすいところはイモまで腐ってしまった。
左下に黄色の桶が見えるが、
その上に続く畝が自閉症児用
のサツマイモである。(1通り)
芋づるを刈った状態
(10月23日放課後)
「10月23日芋づるの刈り取り」
10月31日の交流当日を前に、数日前に芋づるを刈る予定であったが、当番実習と重なるメンバーが数人いることが分かり、急きょ23日放課後に3年生のメンバーで刈り取った。

『トールペイント園芸鉢の作製(パンジーの鉢替え作業)』
練習中の3年生のメンバー
(9月2日)
出来上がった生徒作品
(9月2日)
トールペイントの作業分析中
写真カードを作成するために、
トールペイントの作業工程
を考えた。(9月16日)
2年生、農業経済科のメンバー
のトールペイント練習
(10月13日放課後)
写真カード用撮影@
「トールペイント」用具
(10月13日)
写真カード用撮影A
「パンジーの鉢替え作業」
(10月21日)
「準備作業のPOINT」
・自閉症児対象・説明用の写真カードの作成を目指して、作業分析がポイントとなる。写真カード用の撮影の前に必要となる。
「トールペイント、採用の理由」
・トールペイントとは、木やブリキ等に描くもので、特に女性に人気のある手工芸の一つである。
・それを園芸作業と融合させる手法を採用した。その理由として @子供は絵を描くのが好き A素焼き鉢は絵の具をよく吸収することから絵の具のと相性がよい。 Bアクリル絵の具は速く乾くので作業性がよい。また、重ね塗りが出来る。(適応する作業は、より良くできる可能性が高いことが大切である。)
「トールペイント、考えられる療養的意義」
色遣いや模様など創造力や記憶を刺激できる。
・絵、色など選択することを喜ぶ。
・目と手の協調
・オンリーワン作品になる。(世界でただ一つ園芸鉢)

前日の会場準備(10月30日)   
《写真カード@》
トールペイント
《写真カードA》
パンジーの鉢替え作業
《掲示用プログラム作成》
晴天用、雨天用2種類の
プログラムを作成しました。
《ビニールシート敷き》
机を汚さないように行います。
<着席位置の工夫>
 前回と異なり、初めての方が4名おられることもあり、保護者の方もサポート出来るように、
自閉症児とその保護者を同じ机に座って頂くことにした。

《受講者の募集》
受講者の募集は、『日本自閉症協会岡山県支部』会員を通じて行った。