園芸福祉とは・・・
 青空のもと、様々な場所で営まれる植物の持つ、種まき→発芽→成長→開花→結実→収穫というプロセスに幅広い年代の人々が参加して、植物と接し栽培する楽しみや喜びを共有することが園芸福祉の原点である。
 日本園芸福祉普及協会の目的とする園芸福祉は「植物や園芸を介して、健康回復や生きがい作りをめざすコミュニティの創出」と定義されている。
 植物を介した活動で治療効果を得る園芸療法も含めた園芸福祉は、代替治療の分野から環境保全や地域・街づくり、さらに、情操教育や生涯学習、高齢者や障害者福祉まで幅広い分野での活用が考えられる。それも、それぞれの家庭ばかりでなく近隣や地域社会のなかで、人々と交流しながら、楽しい時間の過ごし方や、それを体感できる場所や空間を作りあげていく活動である。
 日本園芸福祉普及協会では、園芸福祉を核とした地域づくりや暮らしの提案をおこない、自然や植物と共生できるノーマライゼーション社会の構築をめざしている。

《初級園芸福祉士資格試験》JHWA:特定非営利活動法人 日本園芸福祉普及協会
 初級園芸福祉士養成講座を修了した方には、初級園芸福祉士の受験資格が与えられ、平成17年2月に全国一斉に実施される「初級園芸福祉士資格試験」での資格取得が可能になります。(経費が別途必要)

資格取得後の活用方法
医療や福祉の現場で、より豊かな時間作りのための園芸福祉活動の導入
・園設計・工事などでの園芸福祉知識の活用
・岐阜県や長野県では、県や市が養成講座を受けた方を独自に「グリーンサポーター」などに認定し・公共の花壇や公園の管理の手伝いなどを行っている。
・園芸福祉ボランティアとして、地域福祉の活性化や街おこしに活用
・家庭生活において、QOL(生活の質)を高めるために活用
・地域の遊休農地の有効活用

特定非営利活動法人 日本園芸福祉普及協会
(JHWA=Japan Horticultural Well-being Association)
 日本園芸福祉普及協会は、2001年4月に幅広い分野の人たちがネットワークを組み、植物や園芸・農芸作業を通じて「心」「人」「地域」を育み・結ぶ活動を進め、21世紀における新しい生き方や暮らし方の創造に寄与することを目的に設立。その後、厚生労働省・農林水産省の後援を受け「園芸福祉全国大会」を実行委員会と共催、園芸福祉講習会やクラインガルテン・海外視察研修などを展開してきた。2002年には特定非営利活動法人(NPO法人)として法人化(東京農業大学学長・教授 進士五十八理事長)。より信頼の得られる組織として園芸福祉を広く社会に定着させていくことをめざしている。
日本園芸福祉普及協会(連絡先)
 〒104-0061 東京都中央区京橋2丁目5番18号 京橋2丁目第一生命ビル4Fスカラベ内
 TEL 03-3562-8500 FAX 03-3562-8497
 http://www.engeifukusi.com  E-mail:kyoukai@engeifukusi.com

◎協会資料により作成