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自閉症児との園芸活動

平成17年度の総括 2005/10/01(土)

野菜専攻との連携
・昨年度は、園芸セラピーグループのみでサツマモ畑の管理を行った。
・平成17年度は、畑の土づくり、管理作業やつる切りなど野菜専攻に協力を求めて行った。
・特に、子供の力でも移植ゴテで掘りやすくする土づくりは大変うまくいった。事前にバーク堆肥を入れ、土づくりに努めた。
・野菜専攻の園芸福祉専攻への移行計画が進行し、作業面でもうまくいったと言える。
・特に、当日は担当教師2名体制で運営し、余裕を持って生徒等に対応できた。
・園芸セラピーグループの2年生も野菜専攻生の中から選出できた。

ボランティア・サポーターの活躍
・昨年度、スタートした園芸福祉分野の『地域のセンター機能』として、初級園芸福祉士を養成したところであるが、そのフォローアップ研修が、今年度必要となった。
・このため、自閉症児との園芸交流に参加を希望する初級園芸福祉士や園芸福祉に関心のある方に、サポーターとして参加して頂いた。
・サポーターの『微助っ人』によって、対応する生徒たちも自閉症児への対応により集中できるようになった。

継続的な、露地ほ場での園芸交流
・平成17年度は、クラフト的な園芸交流をせず、比較的栽培が簡単なサツマイモの栽培を核として、苗の植え付け、除草、収穫と継続的に行うことができた。
・露地ほ場での園芸交流であり、3回とも園芸交流当日に雨が降らず、天候に恵まれ実施できた。天候による予定変更を理解しにくい自閉症児にとって、天候は計画の実施上もっとも大きな脅威であるという実感がある。

今年度の特徴的な工夫
・スケジュールカード
・お菓子・飲み物のお茶会セット
・お茶会も座席指定
・継続的な作業(サツマイモ栽培)
・ナス・ピーマンなど野菜の収穫体験
・家庭で楽しめる四季なりイチゴの鉢栽培
(肥培管理の説明が不十分であったという反省あり)


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