中高連携による園芸福祉活動
since 2006




テーマ
 発達障害と発達障害児との交流の留意点
目  的
 社会人講師を迎え研修会を実施することにより生徒の興味・関心や学習意欲を啓発するとともに、園芸福祉活動に関わる福祉的な知識や技術、および態度が身に付ける。
日 時
 平成18年12月14日 13時〜15時
会 場
 創立百周年記念館
講 師
 ・おかやま発達障害者支援センター 河 本  茂 美 先生
  (特に、発達障害・自閉症について)
 ・岡山市立京山中学校 唐 川 和 江 先生
  (特に、高松農業高校との園芸交流について)
対 象
 園芸科学科2年園芸福祉・野菜専攻生13名

河本先生のスライド 参加した生徒たち
当日の流れ
(1)講話
 ・河本先生の講話(特に自閉症について)
 ・唐川先生の講話(中学校から見た園芸交流について)
(2)班毎のミーティング
 ・良かった点
 ・工夫した方がよいと考えられる点
 ・来年度に取り組みたい園芸交流の内容
(3)指導教師からのコメント

今回の研修会のまとめに代えて
中学校から
・高校生との交流で幅広い体験ができた。心を豊かにする体験であった。
・次回を楽しみにしていた生徒が多く、目標を持って生活することができた。
・電車に乗る練習、あいさつをする練習ができて良かった。
・着替える場所・控え室を用意していただき、うれしかった。
・トールペイント、ハーブティーも大変喜んでいた。
・中学生は皆、来年度も交流したいと言っている。

生徒たちの意見から
(1)良かった点
・交流を重ねることで、言っていることを理解してくれるようになった。
・たくさん話ができた。(班の違う中学生との)
・説明したことをきちんと理解してくれた。
・積極的に動いてくれた。
・中学生のひとが、いろいろなことを話してくれた。
・班で協力して取り組めた。

(2)工夫した方がよい点
・トールペイント等のような楽しめる内容を一番初めに持ってきたらよい。
・交流の時間が短い。最初に自己紹介を十分した方がよい。
・もう少し理解しやすい説明ができるようにしたい。
・作業が済んだら、しっかり“笑顔”で喜んであげたい。
・話すときは、相手の目を見て。
・積極的に話す。
・作業が終われば、「おしまい」という言葉を言う。

(3)来年度に取り組みたい園芸交流の内容
・もっと収穫作業がしたい
・動物とのふれあい。
・お茶会を増やす。
・今年とは違ったことに取り組みたい。
・収穫したものを一緒に食べることができないか。

指導教師から
・河本先生から発達障害(自閉症)についての基礎を学び、有意義な研修となった。
・中学校の先生から、上述のように、今回の園芸交流は意義のある交流であったことが説明され、しかも中学校の生の声が聞ける良い機会であった。
・生徒たちも班毎に次年度に向けて話し合うことができ、充実した時間を過ごすことができた。
・講師の二人の先生に感謝申し上げます。