平成19年度 自閉症児との園芸交流

岡山県立高松農業高等学校・園芸セラピーグループ


<引率した保護者の感想(参加の意義)
補足 : 内容を変えない程度に修正を加えた場合があります。
 息子は土いじりが苦手で参加するのをいやがるかなと初めは心配していましたが、一度参加した後は、また行きたいと楽しみに思うようになりました。先生方や高校生の方たちが、子供たちが見通しが持てるように、しっかり準備をしてくださり、絵カードを作ったりと、大変分かりやすくしていただき、子供たちが安心して参加することができました。どこに出かけても子供から目を離すことができず緊張の連続ですが、園芸交流だけは親にとってもゆっくりと過ごすことができ、感謝の気持ちで一杯です。本当に、ありがとうございました。

 最初に参加したときはどうなるかと思いましたが、今回もとても落ち着いて参加することができ喜んでいます。高松農業高校の園芸セラピーへの参加は息子の中ではとても大きな仕事で、日程を知らせると、ずっと、「○月○日高松農業高校に行くよ」と言って楽しみにしていました。私自身走り回り落ち着かない息子に対してどう対応すべきか分からずにいました。何度も繰り返し参加することで、落ち着いて参加できるようになったことや、「お茶会」を楽しみにして、その前の課題にも参加することができたことなど、私自身とても参考になりました。長く参加させていただいて良かったです。三宅先生や高校生の皆さんを始め協力されたサポーターの方々にはとても感謝しております。こういう機会がありましたら、是非参加させていただきたいと思っています。

 最初の頃を思うと、子供たちは本当に落ち着いて活動できるようになったと思います。年3回の行事が1年間の良いリズムになったのではないかと思います。家に帰っても水やりをしてイチゴやトマトの成長を見ることも生活にリズムを与えました。自閉症児にとって園芸活動は確実に良い影響を与えていると確信できました。今後、この活動が大きく発展していくことを期待します。高農との園芸セラピーから卒業する子供たちも、岡山園芸福祉普及協会との連携で何かできるといいなと思います。

 5年前に参加させていただき作った芝人形の写真は、今でも我が家の壁に貼ってあります。作りたての芝の生えていない頭のものを写しました。今回は2作目。5年ぶりの「芝夫君、芝子さん」の写真を撮り、初代の芝人形の写真の横に貼ろうと思います。年3回の活動ではありましたが、我が家の行事の一つになっていたように思います。高松農業高校の主人の母校でもあり、楽な気持ちで参加させていただきました。子供自身は飛んだりはねたりであまり言うことは聞かずにおりましたが、「行かない」と言って拒否することもなく、どうにか無事に終わったようです。「芝人形」は子供にとっても、大事な人形になっています。5年間、ありがとうございました。

 5年間、ありがとうございました。息子にとって、どの企画もいやがらず楽しんで取り組めたように思います。今年で最後になるのは残念です。6年生の娘も大変残念がっています。また、いつか機会があれば、このような行事に参加したいです。

私たちメンバーが感じたこと(一部)
 きょう初めて自閉症の子を受けもって、どうすればいいんだろうと考えていました。初めはなかなかうまく話したり、うまく指導できませんでした。もし、次があるならば、次は少しうまくできるといいなと思いました。
 F君を担当していろいろと難しい点もありましたが、けっこう楽しかったです。前回5月の時よりも楽しくて、すがすがしい気分になりました。また、このメンバーでやりたいと思います。きょうは楽しめて、とてもいい一日になりました。また、やりたいです。F君を担当でき、本当に良かったです。

 最初、芝人形づくりがちゃんと教えられるか心配だったけれど、どうにか教えることができて、ホッとしています。自閉症児の人も、とても明るくおもしろかったです。私が担当したAちゃんもお茶会の時にいろいろと聞くと、学校のことや好きな漫画のことを話してくれ、とても楽しかったです。そして、みんなと協力できたと思います。11月3日にある芝人形づくりも一所懸命頑張りたいです。今日はとても楽しかったです。いい経験になりました。