【ワークショップでの学び】
1.お礼の言葉
グロッセ世津子氏には、本校で開催された平成16年9月の園芸療法・動物療法ワークショップin 岡山以来、2回目の来校をお願いした。
ハリネズミづくりは準備からお世話になり、ご苦労をおかけしたことをお詫びするとともに、園芸セラピーの実践活動から心に響くお言葉をいただき、感謝している。
園芸セラピー分野の先駆者であるグロッセ氏に、直接ご指導いただいたことは望外の喜びであった。
また、ご主人のグロッセ・リュック氏、並びに広島の高松雅子氏にもお世話になりましたので、記してお礼申し上げます。
2.グロッセ世津子氏の講演・ワークショップ
講演要旨、および一般参加者の感想
講演要旨、受講者の感想、ハリネズミづくり等について、詳しくお知りになりたい方は、ご連絡ください。FAX086−287−3713園芸福祉部あて
生徒の感想
一番印象に残っているのは、目の不自由な青年におばあさんが、「水仙だよ。触ってごらん。いい臭いがするよ。」と、言っていたということが印象に残っています。そして、種の袋を活用した「新春カルタ」とてもいいアイディアだなぁと思いました。そして、目の不自由な人には、そのカルタを読んでもらい、みんなが楽しめて、頭を動かすといったことが、同時にできているので、利用者さんにはとてもいいと思いました。
あるセンターでの高齢者の方との交流についての話を聴き、いろいろなことを感じました。ある女性の方の話がとても心に残っています。その方が歳という壁を目の前にし、花を育てるということをあきらめていた話でした。あきらめていたのに、このセンターで花を育てる喜びを感じることができたということにとても心を動かされました。
グロッセ世津子氏の話の中には、高齢者の方の楽しそうな話をいっぱい聴けて花やいろいろな活動を通し、高齢者の方の気持ちを変えていくこともできるんだと思いました。今回、園芸福祉という活動というものを深く知ることができたと思います。グロッセ世津子さんの話を無駄にせず、これからの園芸福祉活動を頑張っていきたいと思いました。
グロッセ世津子さんのお話を聴きました。写真のスライドがあって、とても分かりやすく、あきずに話を聴くことができました。イチゴが3段になっている写真は、すごくて感動しました。あんなふうに、みんなが考えないようなこともしていったら、おもしろいだろうなと思いました。写真に写っている人達は、みんなとてもいきいきしていて、楽しい生活を送っているんだろうなと思いました。
3.その後、生徒たちがOUTPUTした園芸福祉活動
園芸クラフト「ハリネズミづくり」
@ ケアハウスでの園芸交流 6月17日(火)実施
A 自閉症児との園芸交流 10月4日(土)実施
4.参加者の内訳(概要)
@ 「芝人形づくり」ワークショップ
一般受講者25名、生徒12名、教員2名
A グロッセ世津子氏の講演、ワークショップ
生徒11名、一般受講者49名(県外10名)、講師3名
5.コメント
グロッセ世津子氏の「私サイズの園芸療法」という言葉があり、大変参考になる言葉だと感じています。また、研究活動として行っているのではなく、対象者を大切に考え実践活動を行っておられる点が参考になります。
・「情報交換」の中で次のことを教えていただきました。
事前に、対象者について情報を入れても、それにしばられることなく、実施してみることがある。
右手が使えないと聞いていても、やってみない・・とふってみる。
大きなキャベツ、お年寄りは我も我も抱きかかえたいと申し出る。思わず、立てない人が立っていることがある。
園芸福祉活動はエピソードでしか残せない。ごく小さな対象者の変化も見逃さず、記録する。鼻がぴくぴくした、とか。
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