ケアハウスでの園芸交流 part25

福祉施設での園芸交流   平成14年度から通算25回目
訪問先: ケアハウス「ゆうステイ岡山」

実施者: 総合実習
(園芸セラピー専攻生)


2011年9月13日(火) 5・6校時
完成作品

『うさぎアレンジで園芸交流』
うさぎ、花材等の準備 会場での準備
始まりの会
自己紹介に、夏の思い出を語る。
アレンジメント開始まず、うさぎの耳を個性的に変化させる。
実習中 完成
終わりの会 居室へお見送り

【参加者の一覧】
(1)ケアハウス「ゆうステイ岡山」
  
入居者15名施設職員2名

(2)高松農業高校

  
3年専攻生2名、2年専攻生11名、教員2名

《参加生徒へ》
 対象者の方が何を望んでいるのか、どうして欲しいと思っているのか、何で戸惑っているのかなど、自分のあらゆるセンサーを使い察知し、対応できるようになって欲しい、と伝えました。

《実施後の感想》
1.生徒

 私は高齢者が苦手で最初は凄く緊張しましたが、きょう対応した高齢者の方は前回6月と同じ方であり、実際には緊張せず対応できました。本当にお互いに楽しむことができました。
 今回の交流授業はずっと楽しみにしていたので、わくわくしていました。夏休みに就業体験でこの施設に来ていたので、久しぶりに会えて良かったです。名前を覚えてくださっていたおばあちゃんもおられ、とてもうれしかったです。帰り際に泣いてくれたおばあちゃんもあられ、別れは辛かったですが、また会えるのを楽しみにしています。
 “次はどんなことをするんかな。楽しみじゃ”その言葉だけでとてもうれしかったです。自分や人の良いところ、たくさん見つかりました。次ももっと楽しんでもらえるように、工夫したいと思います。この交流会に参加できることに感謝して・・・・。

 
今回は自分が先輩だから「頑張らなくちゃ」と思っていましたが、2年生が「自分たちでやるよ」と言ってくれ、気遣ってくれて、まるで同級生のような感じでした。あと1回で行えば、私は卒業となり、もう交流授業に参加できないのかと思うと、切ないです。次回、楽しんで、最後の園芸交流を過ごそうと思います。

2.指導者

 昨年度、初めて行ったフラワーアレンジメント。大変好評であったので、今年なりの工夫を凝らして、7月に萬木善之先生(笠岡市五番町)にご指導いただいた動物のアレンジを行いました。写真をご覧になると分かるように、うさぎの耳や顔で変化を付け個性的な人形にすることもポイントでした。
 笑顔いっぱいでした。高校生との交流で、涙を流しながらお別れする風景も結構ありました。実施してとても良かったと、生徒達も話していました。
 フラワーアレンジメントを通じて、参加された方々のお話を聴いたりすることの大切さを感じてくれたものと思います。生徒達は、対応した高齢者の方々のお名前もしっかり記憶しており、次回に活かしてくれるでしょう。

 「謝辞」
 萬木善之先生には、生徒への指導や材料の調達で大変お世話になりました。ありがとうございました。