【取材から学んだ事】
12月6日の生徒の取材から12月10日の備前君宅の取材までで、学んだ事をまとめてみました。
1 記録、物品の保存
後輩生徒への知識・技術の引き継ぎのために、活動の写真記録、活動日に使用した工夫の品々などを残していました。今回の取材を通して、映像に撮れるもの、映像として活用できるものを保存しておくことが大切であることを再確認できました。
2 備前君宅での出来事
今回、自閉症の備前君宅に生徒がおじゃましました。その折に、奥様手作りのスイートポテトを食べさせていただきました。これは、備前君が5月末に苗を植え、7月末に草取りを行い、10月初めに収穫したサツマイモを使用したものでした。ちょうど、今回のNHKの取材に登場する事になりました。
このように絵になるものが残っていることが大変有り難かったと言えます。
また、5月末に鉢植えしてもらった「いつでもイチゴ」の花が咲いており、高校生との交流を思い出すものが残っている事にも感激しました。
父親である備前信之氏や奥様の取材対応、またお子様のお名前や映像の公開についても心からの感謝と敬意を表します。
3 取材とホームページの意義
今回のNHKの取材はホームページを見て、取材しようと思ったそうです。今回の取材は、UPしているホームページが役立った事例でした。
4 粘り強い事、裏を取る事の大切さ
5・6分の企画番組を制作するために、最低でも10時間を越える現地取材があったと考えられます。さらに電話や電子メールでの日程調整、活動内容など連絡調整も夜遅くまでありました。
このように取材されたNHKのキャスター・関根香里氏は事細かく取材し、しかもたびたび事実の裏付けを取ろうとされました。完成度を高めるその努力には脱帽です。
《 所 感 》
平成17年4月より発達障害者支援法が施行され、国や地方公共団体だけでなく、
われわれ一般国民も自閉症をはじめとする発達障害者への支援の努力が求められることになりました。この時期に、自閉症児に焦点をあてた放送がなされた事は大変意義深い事でした。
平成15年度から始めた「自閉症児との園芸交流」は、このように時代的背景にも合致した取組です。放送の中では、この時代的背景に焦点があたりませんでしたが、今後、発達障害者への支援に焦点があたった企画を希望するものです。
放送後、自閉症関係者からお礼のMailをいただきました。ささやかな取組ですが、発達障害者の支援や生徒の人権教育に繋がるとすれば望外の喜びです。
【放送日】
・12月15日(木)きびきびワイド610
・12月19日(月)ひるまえおかやま |
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