圃場へ堆肥を運搬

先日、イタリアンライグラスを収穫しました。

次は夏に向けてスーダングラスを作付けします。作付け前の準備として、堆肥を畑に還元します。雨が降る前に圃場にまで堆肥を運搬するために今日は朝から大忙しです何とか雨が降りだす前に圃場まで運搬が終了しました。

この後、堆肥を散布して、耕うん、播種(はしゅ)、覆土(ふくど)、鎮圧。この時期は圃場管理と牛舎管理酪農家にとって農繁期(のうはんき:農作業が忙しい時期)です。

果たして高農スーパーカウ2世誕生となるのか!?。

91号牛(キャリー号)に人工授精をしました。

準備として12日にシダーを抜き、48時間後に人工授精を実施しました。

基本的に、牛の繁殖は人工授精で行います。

発情期(卵巣の成熟卵胞内に卵子がある時)に、液体窒素(-196℃)中に凍結保存している精液を38℃のお湯で融解し、子宮内に精液注入器で注入します。

手順については、ギャラリーで説明します。

91号牛(キャリー号)遺伝能力は全国812位です。その牛の2世は、さらにスーパーカウであることを期待して・・・まずは、受精しますように・・・。

その答えは、21日後、ノン リターン法で確認します。期待してください!

夏本番に向けて準備中

暑い日が続いています。牛舎も夏バージョンに準備中です。

西日対策、日陰の作成、寒冷紗(かんれいしゃ)を牛舎周辺、パドックの育成牛の上に張っています。

ホルスタイン種の最適温度は10~15℃、適温は、0~20℃、生産限界温度は、ー15~27℃と言われています。

生産限界温度とは、飼料給与量を増加したり、気温により食欲不振などで、生産量が減少する温度の限界温度範囲のことです。

ホルスタイン種を飼育している本校では、牛たちのためにできる最大限のことを夏本番前に準備中です。

受精卵の採取を行った91号牛人工授精準備中!!

受精卵の採取を行った91号牛(キャリー号)に人工授精の準備中です。

14日に人工授精を行う予定で準備をしています。

4月30日に受精卵の採取を行い採卵後にホルモン処理をしました。

牛の膣内にシダー(黄体ホルモン、プロゲステロン剤を浸み込ませている繁殖機材)を挿入し12日目にシダーを抜くことで2日後に発情をおこす方法で人工授精をする予定です。

無事種付けができ受精すると280日後に本校で最高な優秀牛の誕生です。

01号牛に分娩徴候が・・・。

01号牛に分娩徴候(ぶんべんちょうこう)が見られます。分娩予定日は、5月27日なんですが・・・。

黒毛和種を人工授精で種付けしています。この場合一般的には、分娩が遅れるのですが、連休前の牛の状態と比べると明らかに分娩が早まりそうです。

分娩が近づいたことを見わけるポイントは、

①尾根部(びこんぶ)の付け根のじん帯が緩む。

②外陰部(がいいんぶ)が緩み粘液が出始める。

③乳房が張ってくる。

④平熱より体温が0.5~1.0℃低下する。

この4点がそろうと分娩がいよいよ間近!ということになります。

学校No1のスーパーカウより受精卵採取

本校No1のゲノミック評価(遺伝評価)で、全国約3万頭の中から812位の評価をしていただいた牛から受精卵を採取しました。

(畜産研究所、家畜保健衛生所のご協力大変ありがとうございます)

未経産牛(分娩をしたことのない牛)のバージンフラッシュ(種付け前の牛から受精卵を採取する)での実施です。

4月中旬からホルモン処理(過剰排卵処理;排卵が1個ではなく多くの卵子ができるような処理)をはじめ、14個中から凍結保存可能受精卵が10卵採取できました。

この受精卵が岡山の家畜改良に繋がればいいと思います。この牛には5月中旬には、種付けをする予定です。本校の牛の能力アップにつながり、優秀な牛群作成につながればと思います。

牧草の反転(はんてん)

昨日刈り取ったイタリアンライグラスをサイレージ(牧草の漬物)を作るために水分調整のために牧草を反転をしました。使用する作業機は、ヘイテッダです。20年以上のベテランですが、いい仕事をします。

圃場の1番外周りは、集草用バーを下ろして圃場の外牧草が飛び散らないようにして出発です。

反転をしているとこんな感じて珍客もやってきます。お目当てのものがいますか?

牧草の反転を行った次の作業は集草です。集草用のバー反転中に折れてしまったのでピンチですが、明日は、折れた集草用のバーを溶接してからの作業開始です。いい天気なので水分調整もバッチリで良質なサイレージになりますように!!

 

蘇を作ってみた!!

蘇(そ)は、古代の乳製品です。牛乳自体が薬や滋養強壮剤として扱われていた時代に作られていました。作り方は牛乳を煮詰め、水分を蒸発させます。

必要なものは、ホットプレート、ヘラ、牛乳1リットルです。簡単なのでチャレンジしてください。

ポイントは、焦がさないように、中火から弱火で煮詰めます。

乳タンパクの膜が張ってきます。牛乳の温度は、70~80℃です。30分ほどが経過しましたが、水分量はまだたくさんありますが、油断すると焦げるので注意です。

40分経過してから弱火にして焦がさないようにヘラでまとめます。5分ごとの変化です。

これで完成です。1リットルの牛乳から180g製造されました。少し冷やしてからお召し上がりください。では、古代の味を楽しんでください。

そして、休校中で、学校給食が停止いている関係で牛乳の消費が低迷しています。酪農家のために牛乳消費をお願いします。