吉備土手下麦酒醸造所で体験実習

薄荷(ハッカ)地ビール試験醸造

6月27日(木)、園芸科学科2年園芸セラピー専攻生13名が実習体験。(岡山県農林漁業担い手育成財団地域振興事業研究助成金を活用)

■写真の補足
生徒が試飲しているものは、糖度を上げている麦汁など、アルコールが含まれていません。(アルコール発酵工程以前)

糖化釜に麦芽を入れ、麦汁の糖度を12度目標で上げる作業を昼まで行い、その次に煮沸釜に麦汁を入れ、ホップを添加し99℃煮沸しました。さらに酵母、蒸留したハッカエキス、ハッカ乾燥葉を加えました。

16時頃から、アルコール発酵・熟成釜に、熱交換機で温度を33℃に下げて移して実習を終了しました。(アルコール発酵が始まる)

その後、控え室で「反省会・ミーティング」を実施。

■当面の、今後の予定
・瓶ラベル作成
・テイスティング用アンケート用紙の作成
・8月2日、先生方や保護者の方に、試飲・テイスティングの依頼
■謝辞
(株)ゼンワークスの西村様を始め、関係者の皆様に感謝いたします。

★生徒の感想(一部)
・自分たちが行う作業に一度も余裕はなくて大変だと分かりました。時間経過ごとに何を行ったかの記録と、国への報告が必要であると知りました。
・新聞の取材がありましたが、うまく伝えきれませんでした。
・温度調整など大変だったので貴重な経験をさせてもらえたんだと思いました。
・普段出来ない作業が出来て、とても良かったです。

☆指導者コメント
・知識編が不足しており、ビールと発泡酒(地ビール)の区別など、今後指導していきます。
・閉鎖空間で、しかも一部は温室並みの環境。耐えることの出来る生徒たちで、生徒に恵まれました。

■アルコール発酵が始まったと、夜に西村耕司氏から写真
生徒がバスで帰ってから・・・
酵母により次の写真のように泡が発生。アルコール発酵が始まった証拠。(27日20:21送信された写真)

写真:ジャケットタンク(発酵・熟成用)で、24℃で発酵を促している。次の熟成期には4・5℃をキープします。