農業科学科 1年生 田植え実習

農業科学科の1年生は、6月4日の総合実習で、田植えを行いました。

田植えを行った場所は有機無農薬水田です。

毎年、この田植え実習は『手植え』で行っています。

今年も、2年生の有機専攻が先生になり、1年生を指導しました。

初めて田んぼの中に入る生徒も多く、おっかなびっくり田んぼに入っていましたが、そのあとは、先輩の指示をしっかりと聞きながら、黙々と実習に取り組んでいました。

時折聞こえる生徒の会話や笑い声が学校再開を実感させました。生徒も本格的な実習の始まりを感じたのではないでしょうか。

わずか1時間ほどの実習で、9アールある田んぼの約半分を植えることができました。

残った部分は、三年生の総合実習で田植え機を使って植えます。

稲の苗が風になびき、水面に初夏の風景が映り、夕暮れ時には蛙の合唱を聴きながらどこか懐かしい気持ちになる季節になりました。

この実習で植えた稲が、日々成長して、大きくなり金色に色づく頃には、コロナが終息し、稲を刈る生徒の賑やかな声や笑い声が聞こえることを教員一同願い、楽しみにしています。

手植えの様子は、こちらの動画をご覧ください。(ドローンで撮影しました)

 

2年生最初の総合実習(大家畜)

2年生になって専攻に分かれて最初の実習で、牛の『除角』をしました。総合実習とはいえ、少しハードな実習になりました。

乳牛は、人を守るため、牛を守るため、そして牛を温順にするために『除角』をします。

まず、角の原型がしっかる見えるように角の周りをきれいにバリカンで刈ります。除角器で角の成長点のもとを見極めて切るためです。

角の成長点に除角器の刃を当て切ります。止血と成長点を焼烙(しょうらく)するために真っ赤に焼いた鉄棒を押し当てます。

除角はここがポイント!しっかり押し当てないと、形が崩れて角が生えてしまいます。

「かわいそう」そんな気持ちになっていてはいけません。乳牛の育成期の大事な管理実習ですから。しかし、初めてにしては、いい手つきといい度胸でした。これからの実習もがんばれ新米専攻生!!

畜産科学科2年生の総合実習は専攻実習になります。

みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。

今日は学校再開後、初めての2年生の総合実習です。豚房の中の掃除や水洗を行い、週末は月曜日までの飼料準備をします。また、伝染病対策として豚舎内に消毒液を噴霧します。

そして、人も豚も互いに慣れることを目的としたブラッシングも行います。中家畜専攻の実習は一見地味ですが、専攻生が話し合い「どうやったら素早く確実に実習に取り組めるか」を考えながら、チームワーク良く授業をしています。

総合実習で培ったものがきっと将来に役立つ時がきますので、暑さに負けず頑張りましょう!

農業科学科(作物専攻)畑作編 たまねぎ収穫

前回の2年生に引き続き、3年生もたまねぎを収穫します。

3年生が2年生の時に定植したもので生徒全員やる気満々です!

今回収穫する品種は「泉州中高黄」という品種で以前の「新きぬ」同様、中晩生にあたります。

前回のたまねぎ収穫はこちら

3年生は去年、収穫を体験していることもあり効率もよくとてもスピーディーでした。

指示がなくても協力して実習できるのもさすが3年生です。

昨年、収穫した「新きぬ」に比べ根の張りがよく収穫が難しいという意見が生徒から出てきました。

また、「新きぬ」に比べとう立ち(とうだち:蕾が付き栄養が行き届かなくなる)が少なく実も大きかった印象でした。

昨年の次週も会話に出てくるところもさすが3年生です。

収穫したたまねぎは運搬車いっぱいです!

長期間、畑にいたたまねぎもようやく収穫して片づけることができました。

次は何を植えましょうか・・?

来週から田植えラッシュです!集中して安全に取り組めるといいですね!

農業科学科(作物専攻)稲作編 水田再度耕うん

春の草から夏の草に代わる季節になりました。

以前、耕うん(こううん:耕すこと)した田んぼにも草が生え、このままだと田植えに支障が出るため水を入れる前に草を退治していきます。

前回、試乗したヤンマーのトラクターを使い、午前中に一気に勝負します!

ヤンマー試乗の投稿はこちら

草の多い田んぼでもパワーが衰えることなく、耕うんできました。

これで、気持ちよく田植えができそうです!

板があると豚の誘導がスムーズです。

みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。

今日は週に1回の肥育豚の体重測定の日です。3年の中家畜専攻生が上手に豚を誘導1頭づつ秤に乗せて測定ができていました。

一般的に豚の誘導を板などを使って行いますが、意外と難しく慣れるまで苦労します。

体重測定が終わった後は、測定した体重データを豚房ごとに集計し、発育過程の数値や飼料給与量の計算をします。また、出荷の目安となる体重になっているかということも確認しています。