農業科学科(作物専攻)サトイモの栽培

作物専攻では4年前からサトイモの栽培を始めました。

水芋・田芋と言われるように、水を好む植物です。主に水田をメインに栽培をしていますが、畑でも同様に栽培ができます。

今年も「石川早生」という品種を栽培します。種となる種芋は昨年から貯蔵している芋を使います。

①種芋を掘り出し、芋を分解する

②かまぼこ型の畝を作る

③株間30cmの1条植え

④雑草抑制、地温上昇、保湿のために黒マルチをかける

⑤出てきた芽をマルチから出す

昨年の課題研究では、サトイモの頂芽を下向きに植えることで芋にストレスが加わり収量が増えるという結果が出ています。それを参考に今年はすべての畝を「逆さ植え」で定植をしました。

農業科学科(作物専攻)タマネギの調整

今年は、梅雨入りが早く湿度が高かったため、タマネギに「べと病」が発生しました。大きく肥大する予定が例年より一回り小さいまま収穫になります。

品種は中晩生(なかおくて)の「泉州中高黄」を栽培しています。

①収穫したタマネギを保存用と販売用に選別

②販売用は葉と根っこを取り除き規格ごとに選別する

③保存用は葉と根っこを落とさず吊るして保存する

小ぶりではありますが味は変わりません。中晩生は煮物などに向いています。

調整したタマネギは校内を中心に販売中です。

農業科学科(作物専攻)ジャガイモの実習風景

ジャガイモは作物専攻の人気の商品です。今年も「メークイン」「キタアカリ」の2品種を栽培しました。

今年は、課題研究でもジャガイモを扱った研究をしており生徒の目も輝いています。

①ジャガイモの生育状況

②中耕・除草

③ジャガイモの花と収穫直前の様子

④収穫の様子

⑤選別・計量・袋詰め

今年は病気の被害も比較的少ない年でした。7月中には販売が終わるといいですね。

高農メールNo.R3-8

令和3年7月16日(金)

■【1学期終業式】
・7/19(月)は1学期終業式です。新型コロナ対策のため、体育館へ全校生徒が集合できませんので、オンライン放送で実施予定です。さらに、1学期中に活躍した部活動や農業クラブ等の表彰式や、これから全国大会や中国大会へ出場が決まっている部活動の壮行式も予定されています。
・7/20(火)からは夏季休業に入りますが、各家庭で新型コロナ対策を取りながら、部活動や学習等、事故のないよう充実した夏季休業を過ごしてください。各教科・科目で課題が出ていますので、計画的に取り組みましょう。
・また、各学科で実習等の予定も決められていますので、配付されている予定表をよく確認しておきましょう。

■【1学期成績不振者生徒召集について】
・7/20(火)13:00~1学期の成績不振者(いわゆる赤点保持者)の指導を行います。各担任から連絡があった生徒は、時間に遅れないよう登校してください。

■【畜産科学科より】
・畜産科学科大家畜専攻では、先日、RSKテレビの取材を受けました。7/19(月)18:50~「笑味(えみ)ちゃん天気予報」の番組内で生徒の活動の様子が紹介されますので、ぜひご覧ください。

校内農業鑑定競技会開催される

令和3年7月13日(火)

校内農業鑑定競技会が開催されました。農業鑑定競技会とは、農業クラブ活動の一つで、各学科の専門学習で学んだ資材・道具・薬品・動植物等について実物や写真などを見ながら1問を20秒で回答し、合計30問の問題を回答していき、正答率を競うという競技です。名称を答える問題から、機能や働きなどを問う問題、そして計算問題まで様々です。そして、それぞれの学科で1年生から3年生まで同じ問題を解いていきます。例年ならば、体育館に5学科が一同に介して行うのですが、新型コロナ感染症対策として、学科別の5会場で行いました。

20秒おきに鳴り響くブザーの音にあわせて、問題を移動しながら、みんな真剣に取り組んでいました。

この結果、各学科1名の代表者は10月に兵庫県で開催される全国大会に出場することになります。夢は全国最優秀賞です。

7月第2週(今週の高松農⑥)

【校長室便りR3-12】7月5日(月)~7月9日(金)。今週は一学期末考査でした。コロナの心配の中での一学期でしたが、これまで大きな混乱もなく学期末を迎えることができました。8日(木)は大雨警報で休校となったため、当日の試験日程がそのまま12日(月)に実施されます。

10日(土)には、「日本農業技術検定(2級・3級)」が本校で行われており、1年生から3年生までの生徒、37名が資格試験に挑戦していました。農場では、田植えを終えた水田でイネの苗が風に揺られており、先日の強い雨にも負けずに活着してくれた様子。アイガモ農法の戦士たちもこの日はお休みです。畑に出てみると、キュウリにシシトウ、トウモロコシにカボチャ、…と栽培実習の成果物たちが収穫に来てくれる生徒たちを待っているかの様子。

一方、ハウスでは、メロンやブドウの果実もずいぶん大きくなってきました。袋掛けを終えていた黒系ブドウの「高妻」の袋を外してみると、粒が徐々に色着き柔らかくなって、いわゆる『水が回って』きていました。先月までは昼夜の温度差があったので、今年は着色が期待できるでしょうか?