アールスメロンの収穫(4号温室) | |
人工交配後、約50日で収穫 |
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収穫(採果) 4月20日以前に交配したメロンを収穫 |
玉磨き ブラシを使ってていねいに磨く。 |
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計量 スケールで、1つ1つ計量しラベルを付ける。 |
計量されたメロン 重さ別に並べる。1.2〜1.3kgのものが一番多かったが、1.4〜2.1kgのものもあった。 |
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収穫されたメロン ラベルに重さを記入 |
試食 収穫直後のため果肉は硬めであるが、 甘みが口いっぱいに広がった。 |
販売まで |
1週間程度追熟させると、果肉も柔らかくなり香りも増し、販売できるようになる。 |
アールスメロンの定植(5号ハウス) | |
揚げ床(ペンチ)に定植 |
約60〜80日後の収穫をめざす |
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定植 株間60cm、ちどり植え、1cm程度高植え |
定植後のかん水 |
メロン・一口メモ : |
@通常「マスクメロン」・・・マスク(MUSK:ムスク)とは、雄の ジャコウジカの生殖腺の分泌物からとった香料という意味で、芳香性のあるメロンの事である。 高貴な香りがあり、ネットの造形美が美しいEarl’s-Favourite:アールス・フェボリット(伯爵好み)という品種である。1925年に英国から輸入されたのが始まりである。 A原産地・・・諸説あるがアフリカをはじめ中近東であり、古代エジプトですでに栽培されていたという。 B学名・・・Cucumis melo L. C英名・・・melon 温室メロンは英国生まれで、香りがよい事から貴族に好まれ、施設栽培用の品種が育成された。多湿を嫌う。 Dウリ科植物・・・スイカやヘチマなどと同じ仲間である。栽培日数は約3ヵ月 Eネットとは・・・果実が発育する過程で表皮と果肉組織が盛り上がったコルク癒合組織である。一種の裂果現象である。やさしく言うと、メロンが大きくなろうとする強い力に表皮が耐えられなくなりヒビ割れ、そのヒビをふさごうとしてネットができる。 交配後、約2週間でヒビ割れが始まる。 F高貴な香り・・・果肉中の有機酸と、糖が発酵して生まれたアルコールとのエステル反応による香りである。 G食べ頃・・・室温で2〜3日保存し、メロンのお尻(花落ち部分)が少し柔らかくなった頃が食べ頃で、食べる数時間前に冷蔵庫で冷やしてから食べる。 |
本校でのメロン栽培 : |
@用土の消毒・・・蒸気で高温消毒 A揚げ床・隔離床で栽培・・・メロンの味のばらつきが地植えよりも少ない。 B土壌改良材・・・木炭・竹炭を初めて使用 C実生苗の植え付け・・・味を重視し接ぎ木苗は使わない。 Dネット系メロン・・・果実表面にネットのあるアールスメロンである。 E一株に1個のメロン・・・複数ならせる事もできるが、最高のものを収穫するために1株1個 |
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