金のガチョウ

あらすじ
 
むかしむかしあるところに、木こりの親子が住んでいました。木こりの夫婦には2人の息子がいました。兄の方は今の生活に満足していましたが、弟の方は「いつか都に出て何かどでかいことをしてやろー」という野望を持っていました。そんなある日・・・

STORY

怪我をしたお父さんの代わりに弁当を持って木を切りに来た兄の前に奇妙なお爺さんが食べ物を分けて欲しいと話しかけてきました。でも、兄は自分の分がなくなるということであげませんでした。するとおじいさんは「ばちがあたるぞ」といって去って行きました。そして兄はその言葉通り木を切ろうとして怪我をしてしまいました。
                        
次の日、怪我をした兄に変わって弟が木を切りに行くと、またあの奇妙なおじいさんがが出てきて食べ物を分けて欲しいと話しかけてきました。弟が持っていた食べ物をおじいさんにあげるとおじいさんは「そこの木を切ってごらん。きっといいことがあるよ」といい去っていきました。言われたとおりに木を切ってみると中から金のガチョウが出てきました。
金のガチョウを持って帰る途中日が暮れてしまい、弟たちに声をかけてきた姉妹の家に泊まることにしました。しかし、この姉妹達は金のガチョウが目当てだったのです。弟が寝静まったのを見計らって金のガチョウを盗もうとたくらんでいました。しかし金のガチョウをめぐってケンカをはじめ、引っ張り合いをしてるうちになぜかくっついて離れられなくなってしまいました。朝になって目を覚ました弟はどうにか取ってもらおうと都の病院まで行くことにしました。
途中、神父様とその弟子が何とか離そうとしたけれどはがすことは出来ず、かわりに神父様達もくっついてしまい、一緒に都に行くことになってしまいました。
都に入る前、3人のいかつい格好をした兵隊に止められた金のガチョウ一行。ろくに話さないまま突然隊長(写真:左)に対して不平を言い始めた部下(写真:中央・右)。ついにゴングが鳴り響き、隊長VS部下の戦いが始まった。
いろんな技を掛け合い、最終的に勝利を手にした隊長。戦うことによって部下達も隊長のことを認め合い戦いは終わった。そして兵隊達は金のガチョウ一行に城の姫が全然笑ってくれないので、是非城にきて姫を笑わせて欲しいと言うことだった。都に行くまでの道のり、電車ごっこみたいにつながっている金のガチョウ一行に道行く人達がそのこっけいな姿に笑いをこらえきれずにいると言うことを聞いて”もしかしたら”と思ったのだ。
城に行った金のガチョウ一行が姫の前で踊ると姫は笑えるようになり、金のガチョウ一行も自由を取り戻すことが出来めでたし、めでたし。