ベラルーシ遠征(12月10日〜18日)

高林努は日本代表8名の1員としてベラルーシ遠征に参加した。今回の遠征は国体準優勝の実績から選出された。日本代表のベラルーシ遠征は今回が11度目。国体フリースタイルの優勝者などを中心にメンバーを構成した。また、顧問の森先生も選手団のコーチとして参加した。
12月10日に東京に集合し、翌11日に東京発。モスクワ経由でベラルーシ入りした。12日にはベラルーシ高校選抜チームと親善試合を行い、高林は敗れたものの日本チームとしては善戦した。現地では地元の子どもたちが民族衣装を着てダンスを披露してくれるなど大歓迎を受けた。また、試合後には選手たちは子どもたちのサイン攻めにあった。
13日はベラルーの高校生たちと合同練習を行った。高林はその技術やパワーに圧倒されながらも、スパーリングではタックルで吹っ飛ばす場面も見られた。
14日はバスで4時間移動し、ゴメルシティへ。市内観光のあと、夕方6時より地元の観衆約500人を集めた中で対抗戦が行われた。地元はテレビ局も駆けつけるなど大注目でベラルーシの選手には大きな声援が送られた。試合の方は2試合行い、2試合とも日本代表が3−4で敗れた。
15日には宿泊所であるスタイキ(ナショナルトレーニングセンター)に戻り、午後にはミンスク市内観光を行った。中でも、博物館ではベラルーシの戦争の歴史を学び、平和であることの喜びを改めて感じました。
16日は「ベラルーシ国際ジュニア大会」が開催されました。高林は2連敗し勝利することが出来なかった。ベラルーシの重量級の選手はほとんどが身長190pクラスで、力はゴリラ並みということもあり、世界の壁を痛感した。しかし、新たな課題や目標が見つかり最高の遠征となった。
17日の早朝に現地を出発。モスクワ観光をしたのち帰国した。
今回の遠征のメンバー。
50kg級:入江選手(足利工業大学付属高校2年) 55kg級:五位塚選手(埼玉栄高校3年) 60kg級:米満選手(韮崎工業高校3年)
66kg級:倉谷選手(韮崎工業高校3年) 74kg級:小林選手(上田西高校3年) 84kg級:浅見選手(埼玉栄高校3年)
96kg級:高林選手(高松農業高校3年) 120kg級:茂村選手(玉名工業高校)
左は歓迎会での一コマ。ベラルーシのコーチたちと楽しくダンスした。ベラルーシの人たちはとにかくダンス好き。
初対面ではクールだが、打ち解けるとフレンドリーで陽気な人たちが多いのが特徴。凄く親切な人たちに感謝、感謝。
右は旧ソ連の指導者であるレーニンの銅像の前でコーチの森先生と。
試合後の一コマ。高林はジュニアのヨーロッパチャンピオンと対戦した。前列中央が高林である。
右の写真はモスクワの名所である赤の広場で撮影したもの。このあと、クレムリンを見学した。