『ガーデニングのツボ』

  “自然は“私たちにとって優しい”とは限らない。”
 
”植物について学び、賢く活用したいものだ。 ”
・子供は、好奇心による事故も考えられます。
・間違った知識や食べられる植物に似ていることから発生する誤食
・認知症の方の誤食
・お茶にして飲むのも、妊娠中の方は特に飲まないようにと注意書きのあるものも多々あります。
薬と食品の食べ合わせ(併用忌避)もあります。
  有名なものとしてグレープフルーツ
・漢方薬になる植物もあり、販売禁止の植物もあります。
  有名なのはセンブリで、書類送検された事例が県内であります。

1.食中毒を起こす植物の例
 例えば
   球根や地下茎、種子、又は全草が有毒な
  ものがあり、死に至るものもあります。
   園芸交流で、認知症の方や子どもが種を
  食べたりしないようにご注意ください。
 
 生命の危険もあります。だからといって、
使用してはいけないと言うことではありません。
 私たちの祖先は以下の植物も必要により
活用してきましたし、今も活用されています。

 ニチニチソウ・・・さいたま市浦和区の花
           (平成23年3月7日制定)
 キョウチクトウ・・・広島市の花
           (昭和48年11月3日制定)
 トリカブト
 チョウセンアサガオ
 クリスマスローズ
 フクジュソウ・・・秋田県羽後町の花
           (平成元年8月26日制定)
 スズラン・・・・札幌市の花(S35年制定)
 ジキタリス
 スイセン・・・笠岡諸島・六島のシンボル
         福井県の花
         群馬県伊勢崎市の市花(冬)
 ヒガンバナ・・・福岡県うきは市の花
 スノードロップ
 コルチカム
 レンゲツツジ・・・群馬県、長野県須坂市・東御市の花
 カロライナジャスミン

2.皮膚炎を、多くの人が起こす可能性のある植物
 例えば
   切り口から出る白い汁には、ご注意ください。
    小さい頃、イチジクを食べて口が荒れた
    思い出がありますが、これも皮膚炎です。
 
 ポトス
 ポインセチア
 アンスリウム
 クレマチス
 アネモネ
 オダマキ
 イチジク
 ウルシ科の植物

3.敏感な人が皮膚炎を起こす可能性のあるもの
 例えば
   切り口から出る白い汁には、ご注意ください。
  
   レタスを収穫すると、切り口から白い汁が出ます。
 これも皮膚炎を起こす可能性があります。
   キクは葉から粉のようなものが飛びます。花粉症の
  ような症状が出ることがあります。

 キク・・・・・・・・福山市、茨城県笠間市の花
 チューリップ・・・富山県、新潟県の花
 アイリス
 ヒアシンス
 アイビー
 マーガレット
 アルストロメリア
 プリムラ・オブコニカ
 ミヤコワスレ
 月下美人
 シンビジウム
 パフィオペディラム
 ダリア・・・・・・・・・・・秋田県湯沢市の花
 ヒマワリ・・・北九州市の花
 ユリ
 水ゴケ
 マンゴー
 キウイフルーツ
 シナモン
 ショウガ
 トウガラシ
 ピーマン
 レタス
 アスパラガス

4.手が切れる植物
  眼球に刺さる可能性のある植物
 例えば
     レモングラスを収穫するときなどに、
    株をもって切るときなどに手を切る可能性が
    高いです。慣れない人は軍手をしてください。
     手が切れると、大変痛いです。
     イネ科植物は植わっている状態の中で、
    管理作業をしている場合、上から尖った葉に
    向かって姿勢を変える場合があります。
    (草取り、花がら摘み、追肥などの作業)

 レモングラス
 ススキ(カヤ:茅)
 サトウキビ
 イネ
 その他、イネ科植物

 補足: 田舎では眼科医院が重要だったと聞いた
      ことがあります。水田の除草で眼を突く人が
      多かったからです。(農作業災害の一つ)
5.トゲが刺さる植物
 例えば
  綺麗なものには、トゲがあるという「バラ」
     バラは、茨城県の花
  ノバラ(ノイバラ)
  オジギソウ
   (高農では、子どもたちと楽しむ花壇によく使います。)
  ベリー類(トゲ無しもある)
  サンショウ
  ハナキリン
  クコ
  ナス(果菜類)にもトゲのあるものがある。

  マツ、ヒイラギ、クリのイガなども気をつけてください。

  

注:危険な植物は、上記だけということではありません。
  危険な植物も奥が深く、勉強不足を感じます。