『ガーデニングのツボ』
 

切り戻し(ジニア)

わき芽の上で切ります。
花がら摘み(プリムラ)

地際近くから切ります。

長く花を楽しむ栽培管理のポイント
前提条件
 ・排水性・保水性等の良い土・・・・。
 ・半年から1年という長期間効く元肥も入っている。
   2〜3か月間の効果が持続するものや、1年近く効果が
   持続すると、うたっている肥料もあります。
 ・かん水も、適切に行っている。
 新しい芽(わき芽)に、十分な光と風が当たるように管理するのがポイントです。
 梅雨の時期や真夏は、あくまでも管理上ですが、植物体を事前に切り戻して小さく管理すると夏越ししやすいです。

1.花がら摘みを、こまめに行う。

(1)植物体はまだ小さい時ほど、花の数を制限して植物への負荷を小さくしてやります。
(2)開花後は、種ができないように花を取ってしまいます。
  花びらのみ取るのは、この場合、意味がありません。

2.切り戻し
と追肥
(1)大きくなりすぎると、切り戻し、株の作り直しをします。
(2)真夏、ペチュニアであれば、8月1日に大きく切り戻しても、少なくとも8月25日までには開花します。
(3)切り戻し後、お礼の気持ちで追肥をします。

3.古い葉・枯れた葉は、取り除く
 マリーゴールドや黄花コスモスなどは、成長が早く、葉が古くなりますので、取り除くと、光と通風にとってプラスになり、わき芽が伸長しやすくなります。つまり、植物としての更新が進むということです。

4.バジルやシソは
 蕾や穂は取り除き、少しでも葉が固くならないようにします。穂ジソは天ぷらにして食べてもいいでしょう。
 
5.害虫対策
 通常の農薬を使いたくないときは、「粘着くん液剤」。でんぷんでできた液剤です。アブラムシ、ハダニ、オンシツコナジラミに効果があります。
花がら摘み前 花がら摘み後
思い切った花がら摘み
 学校では、花がら摘みの回数を減らすため、蕾以外の開花した花はすべて取り除く場合が多々あります。