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園芸セラピー実践活動 part3


2003/10/11(土)
実施者: 園芸セラピーグループ2・3年生

開会前 『開会のあいさつ』
開会前に、すでに和む
メンバーと参加児童
3年生が前に出てあいさつ
(10:05)
『芝人形づくりの演示』(見本を見せながら事前説明)
作業手順に従って「見本」を見せながら説明する。
同時に、掲示用「写真カード」をホワイトボードに掲示した。
『芝人形づくり』
(左)2人で指導する2年生
(右)1人で指導する3年生
1人で指導する3年生
2人で指導する3年生 保護者に、2人で指導する2年生
・作業の終了
 受講者の中には、10:40頃には終えた人もいた。
・ゴミ
 机に貼り付けているゴミ袋に入れる。
・片付け
 使い終わった作製キットは、指定した机に
 もどすように促す。
・手洗い
 片付け終了後、トイレで手洗いをする。
 (お茶会の準備でもある。)

『お茶会』
・楽しく過ごす「受講者」と生徒(写真)
・保護者には別席を用意し、学校側から芝人形
の育て方、アンケートの説明・お願いをした。
『閉会のあいさつ』 オプション『農場見学(閉会後)
 受講者のお礼のあいさつ 農場を散策する受講者と生徒

【参加者の一覧】
 (1)高松農高
  当日: 生徒計9名、職員1名(計10名)
  前日: 生徒計12名(応援してくれた農業経済科生徒3名含む)、職員1名
 (2)自閉症児者および保護者
  5年生3名、6年生1名、中2年生1名(計5名)
  引率保護者(計7名)
 (3)おかやま自閉症・発達障害支援センター(2名)
 (4)社団法人日本自閉症岡山県支部(1名)
 (5)報道機関(1名)

《園芸と福祉の接点を求めて》 『芝人形作り』で楽しむ
 平成15年10月11日休日にも関わらず、園芸セラピーグループのメンバーや協力してくれた農業経済科の生徒達が自閉症児者をお迎えして園芸交流に取り組んだ。前日も、午後6時過ぎまで、会場の環境整備から諸準備までこなした。
 今回の交流事業は、日本自閉症協会岡山県支部、並びに社会福祉法人旭川荘旭川児童院 おかやま自閉症・発達障害支援センターのご支援ご協力があったからこそ実現したものである。また、全ての準備を生徒達だけでしたのではなく、特に支援センターの先生のアシストがあったことを感謝の気持ちを込め記してお礼申し上げたい。さらに、受講者募集はもちろんのこと、お茶会については自閉症協会岡山県支部にお願いした。このように関係者が分担しあって当日までの準備や運営を行った企画であった。
 お陰様で、生徒達も充実した日を過ごしたようだ。閉会後の反省会で、生徒達は「また機会があったらしてみたい」「大変だったが楽しかった」と発言していた。受講者のお礼のあいさつの後の生徒達の拍手や表情からも読み取れた。経験の積み重ねが大切と言われる自閉症児者にとっていい経験になったとすれば、望外の喜びであるし、役立つ存在として生徒達が輝いた一日であった。(指導者より一言)

《理想的な会場》 本校の『百周年記念館』
 トイレの場所を気にする児童等がいることから、トイレの位置や男女別のトイレがあるかどうかも重要である。また、手洗いの出来る流しも必要である。このようなことからも、自閉症児者との園芸交流にとって、百周年記念館は理想的な会場と言える。
 なお、3ヵ所の出入口や窓があることから、自閉症児者にとって開放感がありすぎるため、南の出入口一ヵ所のみ開放し、東西二ヵ所の出入口は閉めた。

《取材》
 ・山陽新聞・・・・・・平成15年10月12日の全県版に掲載された。


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