2010初級園芸福祉士『実践事例発表会』 in 高農
『活躍する園芸セラピー専攻生、1年有志』

はじめに
 本校生徒や園芸福祉に関心のある方、初級園芸福祉士の方々に、園芸福祉分野の実践事例を紹介し、学びの場を提供する事によって、園芸福祉を普及推進したいという思いで開催しています。
 本校生徒も、NPOの役員の皆様と一緒になって、企画運営に参加し、また、発表者として活躍しました。発表者の5名の生徒達は、発表のため、100時間を超える準備時間を費やし、当日に備えました。
高農としての実施目的
 生徒が発表・運営に参加することで、今求められている、言語能力や発表力の向上を始め、受付対応や農場生産物等の販売を通してのコミュニケーション能力の育成に努めています。

写真の使用
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文責:三宅道治
 会場準備、受付、販売
横幕の取付(1年生)
(展示ボードが模造紙を張るため使えなくなったので、スクリーンの下に張ることにした。)
模造紙の張り付け等(1年生)
配布資料の準備(2年生) イスに配布資料の配付(2年生)
受付(2年生) 駐車場係(車誘導、1年生)
ドライハーブの販売(1年生) シクラメン・花苗の販売(1年生)

開会行事
生徒による司会進行
(2年専攻生)
主催者代表 開会あいさつ
(NPO理事長)
来賓祝辞
(中国四国農政局次長)
会場校 校長あいさつ

NPO法人日本園芸福祉普及協会「活動報告」
一般参加者の皆様 報告 NPO理事
・全国ボランティア・フェスティバルなどを含む活動報告
・初級園芸福祉士養成講座の開催要件の緩和、開催準備資金貸付
・上級資格である「園芸福祉士」ポイント制
・その他

事例発表「スライド発表」
1.岡山県 三宅 道治氏 (岡山県立高松農業高等学校)
   生徒が支えた8年間の「自閉症児との園芸交流」
【主な内容】
 ・園芸福祉活動の本校としてのきっかけ
 ・自閉症児とは。自閉症児への支援方法の留意点。
 ・農業者が園芸福祉活動に取り組む意義

2.岡山県 中嶋 弥生氏 (あいの里リハビリ苑)
   老人保健施設での園芸福祉活動
【主な内容】
 ・園芸福祉活動に取り組むきっかけ(養成講座を受講)
 ・活動内容(花壇・プランター植え替え、門松作り等)
 ・運営体制(総社市作業所から植え替えボランティア等々)
 ・職員にアンケート実施

3.埼玉県 渋谷 雅史氏 (NPO法人土と風の舎)
   農が支える!子育て支援と園芸福祉
【主な内容】
 ・子育て支援(平均年齢3・4歳と保護者の参加)
 ・行政からの補助金はもらわない。
 ・参加者募集は、川越市の広報で行う。
 ・学ぶというよりも感じる。知るより感じる。

手作りポスター等による県内園芸福祉活動の紹介
1.京山中との交流会
    岡山県立高松農業高等学校 2年園芸セラピー専攻生(代表2名)
主な内容】
 ・平成18年度から実施。私たちは2・3年次と実施する。
 ・中学生と私たち高校生の目的
 ・実施内容
 ・準主役達(スイーツデコ、芝人形、サツマイモ)
 ・ささやかな活動でもお役に立っているとしたら・・・・
《参加者からコメント》
 ・絵のうまさ ・デザイン力の高さ ・発想のおもしろさ ・発表力の高さ

2.芝人形の足跡
     岡山県立高松農業高等学校 園芸科学科1年有志(3名)
主な内容】
 ・平成15年度の先輩達からスタート。
 ・指導の回が重なるごとに、笑顔で対応できるようになった。
 ・北は青森、南は宮崎まで広まっている。
 ・今後の挑戦したいこと: 季節感を感じさせる芝人形の開発、その他
《参加者からコメント》
 ・干支によるバリエーションはどうか。 ・分かりやすい模造紙 
 ・発想の豊かさ
 ・発表力の高さ

3.旭川荘における園芸福祉活動
     旭川荘(西大寺) 池上 敬代 氏
主な内容】
 ・平成17年より旭川荘に勤務。
 ・緑化フェアで園芸福祉に出会った。
 ・92歳の男性との出会いから
    スイカが作りたいと・・・・・ ベランダで鉢のスイカ作り
《参加者からコメント》
 ・カボチャは、坊ちゃんカボチャが良いであろう。

写真パネル等の展示「高農・園芸福祉活動の紹介」
「左上」
・園芸セラピーワークショップ
・芝人形
・ハーブ商品化プロジェクト

「右上」
・自閉症児との園芸交流
・ケアハウスでの園芸交流
・初級園芸福祉士養成講座

「左下」
・活動報告3点

会場の様子
生徒達は、メモをとりながら拝聴(後日レポート作成)

前日の会場準備(清掃)
「1月21日の準備作業」
会場の創立百周年記念館 1年生
机の配置から始める。
会場はイス席
イスをならべる。
両側のイスは
中央に向かって配置
司会進行の練習 2年生
模造紙を使った発表練習
「前日5月7日の準備作業」
1年生
模造紙の仕上げ作業
1年生の模造紙

2010「実践事例発表会in高農」の概要
 
1.実施日
 平成23年1月23(日)
2.会場
 岡山県立高松農業高等学校「創立百周年記念館」
3.主催
 NPO法人日本園芸福祉普及協会、NPO法人岡山園芸福祉普及協会
4.協力機関
 岡山県立高松農業高等学校
5.後援
 岡山県
6.受講者
 ・来賓        3名(本校校長を含む)
 ・講師        4名(生徒を除く)
 ・一般受講者   32名
 ・本校生徒
   2年専攻生   4名
   1年生有志   9名
 ・本校職員     2名
(西原、三宅)