2011ハーブ研修会 in 高農
『活躍する園芸セラピー専攻生』

はじめに
 初めてハーブ研修会を主催いたしました。日頃栽培しているハーブ苗も、農業高校ゆえに料理等への活用は特には出来ておらず、特別にハーブ活用法の研修会を実施することにしました。クッキング形式の研修で、生徒も一般受講者も学ぶ意欲が高く、印象的でした。また、研修内容が、ハーブの活用例を学ぶものであったことから、ハーブ苗の販売も好調でした。
 講師の藪原様、田中様のご厚意により成功裏に終えることが出来ました。お礼申し上げます。

 
ハーブの利用
 
@ ハーブを使った料理
 A ハーブティーのたのしみ方
   講師:食工房・ぶどうの木舎 藪原 信子 氏
       田中 孝子 氏(岡山市北区)
メモを取る生徒達
質問も活発に飛び出す勢い
試食
自宅でも作ってみたいという声
ハーブ焼きに乗せる「高農のハーブ ハーブを乗せた鳥胸肉
ハーブ入りサラダ ハーブ料理の完成
ハーブトースト
ハーブバターの利用
ハーブを活かしたデザート
ハーブティーの準備
高農産のハーブを利用
畑で開花している
カモマイルやミントなどを活用

ハーブの栽培
 
@寒さにも強いハーブ、弱いハーブ
 A宿根系ハーブの取り扱い
 Bこぼれ種を楽しむカモマイル
   高松農業高校 三宅 道治、西原 誠
ハーブ栽培現地案内
 畑でジャーマンカモマイルの開花状況、3カ所の花壇で寒さに耐え春を迎えたハーブの見学。
ハーブ栽培資料による説明

農場生産物の販売「ハーブ苗・花苗・観葉植物など」
ハーブ苗購入希望者に迫る方法としてのハーブ研修会の自主開催
 園芸セラピー部で栽培しているハーブ苗、草花部の花苗・観葉植物などを、生徒が販売実習。
 ハーブ苗約3.1万円、花苗・観葉植物約5千円の売り上げ。ハーブ苗については、前日のふれあい市に近い売り上げがあり、成功裏に終わったと判断。
 

準備や当日の準備・運営面で活躍する生徒達
資料綴じ作業
・2枚取らないように注意して・・・
・見た目もきれいに綴じるように・・・
イスの工夫
・講師を中心に半円形にイスを配置
・極力、約40名の参加者が講師の近くで学習が出来るようにと・・・
資料準備作業 資料配布
受付をしながら資料準備・配布作業
ハーブ焼きの事前準備
限られた研修時間。開会前の下準備が命。どこまで事前準備するかその判断が重要。鳥胸肉にハーブを乗せました。
料理のアシスタント
手際よく強力粉をまぶす。よく頑張ってくれました。
ハーブティーのアシスタント
お湯の準備も任され、ハーブティーを入れました。
試食・試飲の配膳
当初は、各自に取っていただく予定でしたが、限られた時間で試食・試飲をこなすために2〜5名の生徒による配膳に変更しました。
「感想」(代表例)
1.参加した生徒
 今日の研修会で、ハーブを使ったいろいろなお料理を教えて頂きました。ハーブのことは、ほとんど何も知らなかったのでわくわくしながら聞いていました!試食までさせて頂いて研修会に来てよかったなと思いました。どれもおいしく、これから自分で作れるように頑張りたいなと思いました。
 私はこの研修会に参加出来てとても楽しかったし、これからの自分の力になってくれるような事を短い時間だったけれど、学ぶことが出来ました。話を聞いたり、見たり、体験する事によって自分の中に新しいアイディアも浮かんだし、もっと勉強したいなとも改めて思いました。今回、教わった事などを参考にしながら高農でしか出来ない物を何か皆で作れたらなと思いました。

2.一般受講者
(1)研修会について
 ハーブを利用したクッキング形式は素敵でした。斬新なアイディアだと思います。初級ということでしたが、料理やお茶への利用、栽培法と充実した内容で、楽しみながら勉強させていただきました。あっという間に時間がきてしまいましたので、また次があればいいなと思いました。試食もおいしく頂き、材料費もかかっているので、実費はお支払いする方が良いのではと感じましたが、受講者の方はたくさんハーブ苗を買われていたので、販促という面ではかなり効果はありますね。やはり使い方がわからないと、買って植えてみようとは思わないですから。「料理で使っていたのはどれかしら」と皆さんお買い求めでした。
(2)本校生徒について
 明るく、積極的に学ぼうとする意欲が感じられます。生徒さんも大変でしたでしょうね。門を入ると「ようこそ、どうぞこちらへ」的な指示があり、駐車場への案内を受けました。クッキングのアシスタントはリハーサルをされたのでしょうかね。料理番組のテレビのように・・・粉をつけたり、参加者へ配ったり・・・「前を失礼します。」との言葉も聞かれました。

2011「ハーブ研修会in高農」の概要

1.開催趣旨

(1)ハーブの普及と消費拡大
    過去数年間の懸案事項であった。
(2)大人の方々の中で「生徒」が学ぶ意義
    「大人・地域の中で、生徒は学ぶ」の実践
(3)生産物販売の機会
(4)生徒によるセンター的役割の模索
    今後のプロジェクト活動の活性化

2.実施日

 平成23年4月24(日)

3.会場
 
岡山県立高松農業高等学校「創立百周年記念館」「西ほ場」「花壇」
4.主催
 
岡山県立高松農業高等学校「園芸セラピー部」 
5.協力機関
 
NPO法人岡山園芸福祉普及協会(参加者募集)
 
社会福祉法人岡山県社会福祉協議会(案内状発送、WEB掲載)
6.主な対象者
 
ハーブ初心者
7.主な実施内容
(1)ハーブの利用
  @ ハーブを使った料理
  A ハーブティーのたのしみ方
   講師:食工房・ぶどうの木舎 藪原 信子 氏他(岡山市北区)
       田中 孝子 氏(岡山市北区)
(2)ハーブの栽培(ポイント)
  @寒さにも強いハーブ弱いハーブ
  A宿根系ハーブの取り扱い
  Bこぼれ種を楽しむカモマイル
   講師:高松農業高校 三宅 道治、西原 誠
(3)ハーブ苗等の即売

8.参加者
(1)本校生徒     9名
   (園芸セラピー専攻生 2年生8名、3年生1名)
(2)一般受講者  30名
(3)本校職員     2名
(西原、三宅)
9.反省点
 講師2名にピンマイクが必要でした。試食中を含め、講師と受講者間の細かい
会話が聴き取れにくかった。
   

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