在来作物への再認識を商品化に活かす!
生徒たちはメモを取りながら拝聴する。
 ハーブ商品化プロジェクトの次年度に向けて、ミントの問題がある。ミントでいけないわけではないが、岡山県で育種された在来の植物に注目! それが和種薄荷(ハッカ)である。極近い将来、スペアミント、ペパーミントから和種薄荷に変更したいと考えている。その研修・交流のため参加したものである。
 在来の作物が種苗会社で育種された品種に代わって久しい。本当に無くなってしまう前に、農業高校でも在来作物、伝統野菜への再認識に努めたい
 わしゅ はっか
和種薄荷 『ジャパニーズミント』
低炭素グリーン生活推進モデルプロジェクト(備中県民局協働事業)
1.主催: 元倉敷未来計画
2.期日: 平成25年3月9日(土)
3.場所: サンロード吉備路・会議室
4.内容:
 @ 講演「和種薄荷の栽培と未来」
    講師: 東山龍雄氏 東洋薄荷工業株式会社取締役社長
      秀美(しゅうび)という品種はサビ病にも強く育てやすい。
      この品種を残したいと・・・。
 A ワークショップ
    A・B・C・Dグループに分かれ討議。
    その後、各グループ発表
      ・商品化(ハーブティー、クッキー)
      ・残したい。
      ・県北でも栽培できないか。その他
5.本校参加者
 
1年園芸セラピー専攻生参加希望者8名、教師1名
  
グループ討議 高農・取り組み紹介
写真パネル、ハーブティー等
備中門田村(現総社市門田)で
 1817年薄荷の水蒸気蒸留して植物精油を採取し産業化したとされる。

・岡山県立農業試験場倉敷はっか分場4品種育種改良
  倉敷はっか分場は昭和43年4月、本場に統合。
  『秀美』という品種は昭和45年に育種

・しかし、時はすでに遅く、昭和46年ハッカの輸入自由化によりハッカ栽培は消滅!!現在に至る。
  参考・引用文献:@薄荷手帳改訂版(元倉敷未来計画)
             A岡山県web、B東洋薄荷工業web


残す手段 = 商品化
 そのためには和種薄荷を活用するしか手段はない。それが商品化である。
 備中高松にある学校としてそれは意義あるものと考える。