岡山県立高松農業高等学校「園芸セラピー部
『 花・ハーブ写真館 』

 園芸セラピー専攻生と教師が栽培管理に取り組んできたモデルガーデンやライン花壇などで栽培している、又はかつて栽培していた植物の花(蕾)を、一部ですが紹介します。
  
ガーデニング情報は、ホームページをご覧ください。
和種薄荷(日本はっか)
 
英名:ジャパニーズ・ミント

 岡山県は、かつて薄荷(はっか)専門の農業試験場が倉敷にあった土地柄で、暖地はっかの大生産地でした。輸入自由化により昭和43年頃には岡山県での栽培が終わったと言われています。
 在来作物でもある日本はっかを再評価し、活用していくことも農業高校の役割と考え、ブレンドティーに活用するプロジェクトに取り組んできます。耐寒性あり。

・開花期: 7〜9月ごろ
・原産地: 日本
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成25年8月29日
ボリジ
 
和名:ルリヂシャ、ルリジサ

大型の草花ですので、存在感のある使い方をしてください。また、ミツバチが良く訪れてくれます。
気分を高め勇気を与えてくれるという逸話があります。
チシャとは今で言うレタスのことです。若い葉をサラダに利用できますが、キュウリの香りがします。青い花は料理の飾りに利用してみては如何でしょうか。花色にはピンクや白もあります。

・開花期: 3〜7月
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: ムラサキ科
・撮影日: 平成24年5月7日
スープセロリ
(スープセルリー)
 
和名:芹菜(きんさい)
  英名:leaf Selery


軟らかい緑の「葉」や「茎」はスープやサラダに利用できるのをはじめ、肉料理の臭み消し、薬味や炒め物に利用できます。そして、多くの料理に合わせやすいと言われています。
ビタミン類が豊富に含有。血圧・血糖値を下げる効果、抗菌作用、沈静作用、食欲増進、発汗、解熱に有効と言われています。


・開花期: 6〜7月ごろ
・原産地: 地中海沿岸〜アジア西部
・科  名: セリ科
・撮影日: 平成24年5月8日
ポットマリーゴールド
 
別名:キンセンカ、カレンデュラ

鉢植え用、花壇植え用に豊富な種類があるハーブ。
花や若い葉はサラダやピラフに散らしたりできます。健胃作用、美肌作用が有名。

・開花期: 3〜8月、10〜2月
・原産地: 南ヨーロッパ
・科  名: キク科
・撮影日: 平成24年5月13日
アップルミント
 
和名:丸葉薄荷

は円形に近く葉の表面には凹凸が認められ、草全体に柔らかい毛があります。
葉にはリンゴに似た香りがあり、ハーブティーにすると美味しいです。
お菓子や入浴剤にも利用できます。

・開花期: 6〜7月ごろ
・原産地: 地中海沿岸他
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成24年8月31日
ルッコラ
 
別名:ロケット(英名)
     キバナスズシロ

ルッコラは、病気もほとんどないため比較的栽培しやすい葉菜類ですが、アブラムシアオムシなどの虫がつきやすいのが欠点です。また、成長が早く、葉も硬くなりやすいので、年間を通じて、時期をずらして栽培すると良いでしょう。
 葉はゴマ風味で、他の葉菜類とサラダにして食べることが多い野菜で、ハーブの中でも、家庭での利用頻度の高い野菜です。

・開花期: 5〜7月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: アブラナ科
・撮影日: 平成23年5月22日
カレープラント
 
英名:エバーラスティングフラワー
 
生薬名:永久花

名前のとおり、茎葉からカレーの芳香を放つ面白いハーブですが、食用としてはあまり利用しないようです。銀白色で細長い葉っぱも美しく花壇の彩りやアクセントに利用できますので、サントリナのような使い方ができます。高農では、子ども達も楽しめる花壇や視覚障害者のための花壇に多用しています。花は乾燥させても色あせにくいのでドライフラワーにしてポプリやリースの材料に使われます。

・開花期: 6〜8月ごろ
・原産地: ヨーロッパ南西部
・科  名: キク科
・撮影日: 平成22年6月12日
ロンギカウリス・タイム
 

匍匐性が強くカバープランツとして価値が高いと判断しています。しかも、花もピンク系でとても可愛らしいです。平成21年度タイムの中で、よく売れた品種です。特に、おすすめのタイムです。
耐暑性、耐寒性も強く、さらに乾燥に強いタイムです。Tymus longicaulis 耐寒性常緑低木

・開花期: 4〜5月ごろ
・原産地: 欧州北部
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成21年4月6日
クリーピング・タイム
 
別名:ヨウシュイブキジャコウソウ

匍匐性の高いタイムで、原産地が地球海沿岸と言われており、このため高温多湿に弱い傾向があり、特に蒸れを防ぐように管理すると良いでしょう。防腐・殺菌作用があり、料理によく使われます。

・開花期: 4〜5月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成21年4月6日
コムギ(小麦)
 

世界三大穀物の一つでもっとも生産量の多い穀物です。
写真の小麦は全国都市緑化おかやまフェア・園芸福祉花壇用に平成20年11月に播種したもので、モデルガーデンにも植栽しました。

・開花期: 4月ごろ
・原産地: 中央アジア
・科  名: イネ科
・撮影日: 平成21年4月18日

コンテナ・スイトピー
 
品種名: キューピッド ピンク

耐寒性1年草でコンテナやつり鉢栽培向きのわい性スイトピーです。
耐寒性が強いため、全国都市緑化おかやまフェア・園芸福祉花壇用に平成20年11月に播種したもので、モデルガーデンにも植栽しました。

・開花期: 4〜5月ごろ
・原産地: イタリア シチリア島
・科  名: マメ科
・撮影日: 平成21年4月18日
ラグラスバニーテール
 

秋まき一年草で10月下旬までに種まきするといいでしょう。ウサギの尻尾のような白くかわいい花を咲かせるので、ウサギの尾を意味する英語でバニーテール、日本ではウサギノオと言われます。とても可愛らしくおすすめの植物です。
寒さに強く、草丈が30cmくらいで、エノコログサにそっくりな園芸種で、風になびく植物として全国緑化フェア用に栽培したものを、モデルガーデンに植えました。
花穂はドライフラワーとしても利用しますが、コンテナや花壇にも適します。
発芽率がとてもよく、こぼれ種で殖えます。

・開花期: 5〜6月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: イネ科
・撮影日: 平成21年4月17日
コモン・セージ
 
別名:ガーデン・セージ

一般的にセージと言えば、コモンセージのことです。
多年草で耐寒性もあり、都市緑化フェア用に冬越しさせたもので、この写真は2年目に開花したものです。
セージの語源はラテン語の健康・治療で、ギリシャ・ローマ時代から万病に効く薬草として知られています。抗酸化作用が強く、免疫性を高めると言われています。
豚肉との相性が良く、「ソーセージ」のセージはこの名前からきてきます。


・開花期: 4〜6月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成21年4月20日
ヒソップ
 
別名:ヤナギハッカ

ヒソップのハーブティーは、口の中をさわやかにしてくれ、リラックス効果、食欲促進効果があります。
ヒソップは月経促進の作用があるため、妊娠中の方は使用を避けてください。
幹はまっすぐ伸び60cmくらいになり、良い香りがする。花色は他にピンク、白もある。

・開花期: 6〜9月ごろ
・原産地: 地中海から中央アジア
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成21年9月14日
キンカン
 和名:金柑  別名:マルキンカン

キンカンはミカン科の植物で、かつては家庭果樹として1本はあったと思っています。このため、高農では「高齢者も楽しめる花壇」に植栽しています。つまり、昔懐かしい植物として植栽しています。
思った以上に、寒さに強いようですが、できるだけ冬は防寒対策をした方が良いでしょう。

・開花期: 5〜7月ごろ
       (8月に植え替え、9月開花)
・原産地: 中国
・科  名: ミカン科
・撮影日: 平成21年9月14日
レモンバーベナ
 
和名:香水木、防臭木

葉は、ハーブティーとして美味しく、名前の通りレモン風味です。
このレモンバーベナは平成20年度就業体験で卒業生の小西君が行った蒜山の「ハービル」で頂いたものです。
日光を好み、たくさんの水を要求することから、かん水が不足すると、葉が黄化します。
耐寒性はあまり高くなく、冬は施設内での管理が必要です。露地では冬葉が落ちますが、春には葉が出ます。落葉低木

・開花期: 8〜9月ごろ
・原産地: 南米
・科  名: クマツヅラ科
・撮影日: 平成21年9月11日

レモングラス
 
和名:レモンガヤ


一見すると、ハーブとは思えないレモングラス。カヤのようなものなので葉によって切れやすいので取り扱いは注意して下さい。葉は、ハーブティーとして美味しい。名前の通りレモン風味。
近年、イノシシの被害を防ぐため、レモングラスを活用しているという佐賀県武雄市が有名になっています。
熱帯性植物なので、冬は施設内で管理して下さい。

・開花期: 開花は見たことがない。
       繁殖は通常株分けで行う。
・原産地: 東南アジア
・科  名: イネ科
・撮影日: 平成21年9月9日
サルビア レウカンサ
 
別名:アメジストセージ
    
メキシカンブッシュセージ

名前の通りサルビアの仲間で、ハーブの一つで、耐寒性多年草です。霜には弱いが、霜が当たらない限り花期を延ばすことができそうです。露地では地上部は枯れますが、春には芽が出ます。
花は青紫系でビロード状の花びらがとても綺麗で花壇にぜひ植栽したいハーブです。
なお、同じ名で斑入りのものも流通しています。
花後は株元から切り、春に芽を出させます。
利用法として、花壇以外に切り花、ドライフラワーとしても利用します。

・開花期: 9〜11月ごろ
・原産地: メキシコ付近
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成20年9月12日
スイートバジル
 
別名:メボウキ、バジリコ

スパゲッティはもちろん、サラダに、特に良く熟れたトマトとの相性は抜群です。
栽培管理は日のよく当たる場所に植えてください。プランターでも可能です。霜があたると枯れます。穂が咲くと、葉を長く楽しめません。葉を長く楽しむためには、穂を切ってください。穂も天ぷらにして食する事ができます。
ハーブと言えば、このバジルと言っても良いくらい、一般的になっています。したがって、もっとも販売しやすいハーブです。
購入した苗は摘芯をしてわき芽を伸ばしてください。

・開花期: 6〜10月ごろ
・原産地: 熱帯アジア
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成20年9月12日
グレープフルーツミント
 

名前と同じグレープフルーツのさわやかな香りを持つミントです。
栽培の仕方では100cmにもなる大型のミントと言われています。しかし、ブラックミント、アップルミントなどと違い、繁殖力は弱い方でないかと栽培してみて感じています。


・開花期: 6〜9月ごろ
・原産地: ヨーロッパ中部
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成20年8月15日



レモンバーム
 
別名:香水薄荷、西洋山薄荷、メリッサ

葉をこすると、レモンのようなさわやかな芳香を放つハーブです。夏になると、黄色がかった白色の小さな花を咲かせます。ハーブティーにしたり、料理の香り付け・入浴剤・ポプリなどにも利用できます。神経性の頭痛にも効くと言われており、リラックス効果も期待できるそうです。
栽培管理は明るい日陰を好みます。冬は地上部は枯れますが、春に芽を出します。栽培は容易です。

・開花期: 7〜10月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成20年9月11日
オジギソウ
 
別名:眠り草、ミモザ

日本には江戸時代後期にオランダ船で持ち込まれたと言われている植物で、棘(トゲ)があるため注意が必要です。
しかし、誰もが触って楽しめる植物であり、人気があります。高農では「子供と楽しむ花壇」への植栽のため栽培しています。
本来は多年草ですが、寒さに弱いため1年草として扱います。
花はネムノキに似ており、花後は莢ができます。

・開花期: 7〜10月ごろ
・原産地: ブラジル
・科  名: マメ科
・撮影日: 平成20年8月22日


オレガノ
 
別名:花薄荷

ハーブ畑の一角に移植したオレガノ。このオレガノは匍匐性が高いもので、垂れた状態で開花していました。シソ科の多年草。
トマトやチーズと相性が良く、主にトマトを使ったイタリア料理に使われます。樟脳に似た香り、辛味とほろ苦味があります。スパゲッティ、オムレツ、シチュー、ラム肉の料理、トマトジュースにも使われます。なお、マジュラムと同じ仲間で、葉を乾燥させて、ハーブソルトの材料にもなります。栽培管理は成長点を摘み、分枝させ株を大きくします。栽培自体は、そんなに難しいものではなく、プランターでも簡単に栽培できます。

・開花期: 6〜8月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成20年8月3日
アメリカザイフリボク
 
別名:ジューンベリー

落葉広葉樹で、6月にこの実が収穫できることからジューンベリー(6月のベリー)と呼ばれています。
4月に白い小花が多数咲き、5月には、きれいな赤みを帯びた5mm程度の果実がつきます。6月には黒くなり食べられるようになります。ブルーベリーに似た果実で比較的美味しいソフトフルーツです。

耐寒性には非常に強く、寒冷地の花壇にも向きます。花、実、紅葉いずれも優れており観賞木もであります。水不足は良くないようで、湿地にも適するそうです。

・開花期: 3〜4月ごろ(6月収穫)
・原産地: 北アメリカ北東部
・科  名: バラ科
・撮影日: 平成20年4月14日

ナンテン(南天)
 
別名:特になし

街角の家々を見てもナンテンを植えていない家を探すのが難しいほど我が国では一般的な常緑低木です。
ナンテンは、不浄を清めるということで,お手洗いの外に植えてあったりします。「難転」あるいは「成天」に通じることから、日本では古くから縁起木、厄除けの植物として、庭に植えたり、正月などの祝事に使い、重箱に葉を添えるなどの習慣がありました。秋の紅葉や冬の赤い果実は大変に美しく、観賞樹としても優れています。性質は強健で日陰でも生育します。乾燥を嫌う性質があります。

・開花期: 果実着色期:11〜2月(冬)
       6月頃開花
・原産地: 日本、中国〜インド
・科  名: メギ科
・撮影日: 平成20年6月11日
ワイルドストロベリー
 
別名:ヨーロッパクサイチゴ、エゾヘビイチゴ

多年草で耐寒性があります。食することは出来ますが、あまり美味しいとは言えませんが、ジャムにすると香りがよいと言われています。
根茎から長いランナーを出し節から根を出し繁殖します。日当りを好みグランドカバーやコンテナに向きます。実は生食やケーキ、アイスクリーム、パイ、シロップ、ジャムに利用します。。冷たい飲み物に浮かべたり、よく乾燥させた葉のティーは収斂、利尿、強壮作用があり、食欲増進、下痢などにも効果があると言われています。開花以降、灰色かび病が発生しやすい。

・開花期: 3月〜7月、9・10月ごろ
・原産地: ヨーロッパ・アジア・北米
・科  名: バラ科
・撮影日: 平成20年6月1日

シュンギク
 
別名:キクナ(関西で)

もともとシュンギクは観賞用であり、一般的に食用としているのは日本、中国、東南アジアの国々だけです。ヨーロッパでは観賞用として栽培されています。日本にやって来たのは15世紀頃です。
シュンギクは古来より『食べる風邪薬』とも言われ、風邪予防に必要なカロチンやビタミンCをたっぷりと含みます。

現在の品種で観賞用にすると、花茎が伸びすぎ、倒伏しがちです。ボーダーガーデン以外では如何に切り戻しをうまくして小ぶりに管理するかがポイントです。

・開花期: 5〜7月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: キク科
・撮影日: 平成20年6月1日
ハボタン
 
別名:ボタンナ(牡丹菜)

最近は踊りハボタンなど多彩なハボタンが販売されています。彩りの少ない冬花壇になくてはならぬ花苗です。
ハボタンは、植物的にはキャベツそのものですが、日本で改良され、葉を観賞するための植物です。主な系統は、葉の丸い東京系、葉が縮緬状の名古屋系、その中間の大阪系、葉の切れ込みの深いさんご葉系などです。色は白、赤、赤紫など。
葉の観賞期間は11〜3月ごろ。

・開花期: 3〜4月ごろ
・原産地: ヨーロッパ
・科  名: アブラナ科
・撮影日: 平成20年4月14日
モモイロタンポポ
 
別名:クレピス、センボンタンポポ

春にタンポポの花を黄色からピンクにしたような花を咲かせるキク科の耐寒性1年草です。茎を傷つけると乳白色の液が出ることもタンポポと似ています。
定植後、いったん花茎が伸び開花し出すと、比較的早く植物体が消耗するように感じます。そのため、花がら摘みをこまめに早めに行うこととお勧めします。

・開花期: 4〜7月ごろ
・原産地: 南ヨーロッパ
・科  名: キク科
・撮影日: 平成20年6月4日

パセリ
 
別名:オランダセリ(和蘭芹)
     オランダみつば

セリ科の常緑2年生草で、根元から深緑色、ニンジンの葉に似た小形の葉がたくさん着生し、成熟しますと、中心にまっすぐに茎が伸び、多く分枝し、その頂上に散形状の多数の小花をつけます。
我が国でポピュラーなハーブで、洋食の飾りつけ、スープの浮き実など、よく使われています。気候・風土に対する適応性にすぐれ、現在では世界各地で広く栽培されています。

耐寒性が強く、難なく冬を越し花を咲かせました。

・開花期: 6月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: セリ科
・撮影日: 平成20年6月11日
コリアンダー
 
別名:パクチー、シャンツァイ
    
チャイニーズパセリ

未熟果や枝葉には、カメ虫に似た悪臭があります。
コリアンダーの種子を粉末にしたものは、カレーの主要な構成成分で、他のスパイスとブレンドして用いられます。また、完熟した種子は、そのままカレー、クッキー、パンにも入れます。茎葉は、摘んだばかりの若葉を細かく刻んで使用すると、さほど抵抗なく食することが出来ます。臭み消しになるので、何にでも合います。

・開花期: 6〜8月
・原産地: 北アフリカ 西アジア
・科  名: セリ科
・撮影日: 平成20年6月7日

ペニーロイヤルミント
 
和名:メグサハッカ(目草薄荷)

ランナーによって良く生長し、匍匐性が高いミントです。しかし、根は浅く耐寒性はありますが、ミントの中では弱い方でしょう。
薄紫色の花穂がとてもきれいです。花はドライフラワーにすると、かわいいクラフトにも使えます。
妊娠中の方や腎臓疾患のある方は摂取しない方が良いと言われています。
 

・開花期: 6〜9月ごろ
・原産地: ユーラシア大陸
・科  名: シソ科
・撮影日: 平成20年7月22日

シロタエギク(白妙菊)
 別名:ダスティーミラー

葉は深い切れ込みがあり、色はシルバー色で、この葉を主に観賞します。花の少ない秋から冬にも重宝される植物です。花壇の縁取りとしても有効に活用したいものです。
耐寒性常緑多年草ですが、2年目は徒長・開花し、草姿が乱れるため、1年草として植栽する方が良いでしょう。
同じシロタエギクの名でセネシオ属とケンタウレア属の植物が流通しています。
区別するため、後者はシルバーレースと言う。

・開花期: 5〜8月ごろ
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: キク科
・撮影日: 平成20年5月28日
アーティチョーク
和名:朝鮮薊(チョウセンアザミ)

1年前の平成18年6月にハーブ畑に定植したものが開花しました。
大型植物で、人間の背丈ほどになるハーブです。珍しい花が咲いたと山陽新聞にも掲載されていましたが、ヨーロッパでは野菜として栽培され、若いつぼみを食用とします。花はドライにしてフラワーアレンジメントに利用できます。

・開花期: 6・7月ごろ(2年目)
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: キク科の多年草
・撮影日: 平成19年6月19日
カリステモン
 
別名:金宝樹、ブラシの木

耐寒性のある常緑樹で、庭や中鉢に植えることができます。5・6月頃に10〜12cmほどのブラシのような赤い光沢のある花が咲きます。赤く細長い雄しべがブラシのように見えます。鮮やかな赤色のブラシには感心させられます。子供と楽しむ花壇には適した樹です。ただ、開花期間が短いのが惜しいところです。

・開花期: 5月ごろ
・原産地: オーストラリア東部
・科  名: フトモモ科
・撮影日: 平成19年6月1日

チャイブ
 和名:セイヨウアサツキ

ネギ、アサツキのような利用をされる耐寒性のある葉菜類です。ラッキョに似た地下茎を持ち、葉は細い円筒形で先がすぼまっています。学校では、淡紅紫色のネギ坊主のような花が綺麗なので観賞用に植えています。葉を収穫する場合は、花を咲かせてしまうと葉が堅くなってしまうので、蕾のうちに摘み取ってください。葉は色あせないので、リースにも使えるそうです。

・開花期: 5〜7月(2年目)
・原産地: 
ヨーロッパからシベリア
・科  名: ユリ科

・撮影日: 平成19年4月27日

フローレンスフェンネル
 別名:茴香(ウイキョウ)

草丈150cm程度で、通常、夏に開花し、黄緑色の花茎の先端に数本放射状に出た小枝の先に、黄色い小花を密集させた小塊を付けます。花後に、小さな長楕円形の枯れ色の実を付けます。特に、葉は魚料理のスパイスとされます。
岡山県にはこのフェンネルの有名な栽培農家がおられます。興陽高校の卒業生である藤原稔司氏です。(検索エンジンで調べることができる)
写真のフェンネルは、6月播種で10月に開花した時のものです。

・開花期: 6〜8月
・原産地: 地中海沿岸

・科  名: セリ科の多年草
・撮影日: 平成19年10月29日
ジャーマンカモマイル
  別名:カモミール
  和名:カミツレ

開花することには草丈50〜60cm程度に伸長するハーブで、カモマイル、又はカモミールと言えば、このジャーマンカモマイルを指す場合が多く、安眠効果のあるハーブティーとして利用されます。開花したカモマイルの中を通ると、甘いリンゴの香りが漂います。安眠効果があると言われる花のハーブティーは有名です。収穫は花の黄色い部分が5分咲きになったころ、晴れた日の早朝に行います。虫がつきやすいので、密閉瓶に入れ乾燥した状態にして冷暗所(冷蔵庫)で保存してください。
ハーブティーの他、入浴剤、ポプリ、ローション、精油、ドライフラワー、切り花などとして利用されます。なお、茎葉には、香りがありません。

・開花期: 4月〜5月
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: キク科の1年草
・撮影日: 平成19年5月8日
 
ローマンカモマイル
 別名:ローマカミツレ

ジャーマンカモマイルと違い、花だけでなく、茎葉にも香りがあります。耐寒性が強く、常緑で草丈15cm程度で越冬し、2年目の春に開花します。春になると急に花茎を伸ばして30〜40cm程度に伸長し、小さなマーガレットのような花をつけます。年間を通じて、触れて香りを楽しめる植物の一つです。
這うように広がり、甘いリンゴの香りのある芝生として楽しむこともできます。葉は羽状に切れ込み、
カバープランツ、芝生にするには、開花させず、年に3〜4回刈り込むと良いそうです。
多年草ですが、2年に1回は掘り起こして植え替えた方が状態がよいとの事です。


・開花期: 4月〜6月
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: キク科の多年草
・撮影日: 平成19年6月7日
サントリナ・カマエキパリッスス
 別名:コットンラベンダー
 和名:ワタスギギク(綿杉菊)

葉には特有の香りがあり、灰白色の綿毛を密生した細かい葉の植物です。多湿を嫌い好日性で蒸れやすい。耐寒性の多年草であり、2年目には30〜50cm程度の草丈に成長し、球形の黄色い花が咲きます。老化してくると、銀色の新芽が発生しなくなり、見た目が悪くなるので、株もとから刈り込んで更新するか、挿し芽で殖やして植え替えた方がベターです。防虫効果があることがわかっているので乾燥させて衣類の防虫剤などに利用されます。
学校ではシロタエギクのような使い方です。したがって、主に花壇の縁どりとして利用しますが、ポプリ、ドライフラワー、リース、防虫剤としても利用される植物です。


・開花期: 6月〜9月
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: キク科の常緑低木
・撮影日: 平成19年6月7日
コモンマロウ
 別名:ブルーマロウ
 和名:ゼニアオイ(銭葵)

耐寒性のある2年草、又は多年草ですが、数年で植え替えが必要です。草丈は40cm〜150cmに成長します。亡きモナコ王妃グレース・ケリーの愛した花。くせがなく飲みやすいハーブティーになります。ハーブティーとして熱湯を注ぐと美しい青紫色になることから栽培してみました。、やがて赤みがかった紅茶のような色へと変化します。この色の移り変わりが、夜明けとともに夜空が朝焼けに染まる様子と似ているので「夜明けのハーブティー」と呼ばれています。さらに、レモン汁を1・2滴と加えると、すぐにピンク色に変わります。花は乾燥させると濃い青色になります。
葉巻蛾が発生しますので捕殺します。

・開花期: 5月〜8月
・原産地: 地中海沿岸
・科  名: アオイ科の多年草
・撮影日: 平成19年7月1日
ブルーキャットミント
 別名:チクマハッカ
 和名:イヌハッカ

直立して、高さは40〜100cmほどに成長します。葉は三角状卵形で、裏面は短毛が密生して白みを帯びますので、癒し系のハーブと考え、栽培しました。小さい淡青色の小花が細く穂状に咲きます。

・開花期: 5月〜9月
・原産地: ユーラシア
・科  名: シソ科の多年草
・撮影日: 平成21年4月17日
サルビア・ミクロフィラ
 別名:チェリーセージ

草丈は20〜100cm程度の低木で、多くの園芸品種が市場出荷されています。春から秋の長期間咲き続け、丸くシソ科の特徴である唇形をした小花を咲かせる半耐寒性のハーブです。花は赤色が一般的ですが、赤紫、紫、ピンク色もあります。

・開花期: 4月〜11月
・原産地: メキシコ
・科  名: シソ科の多年草
・撮影日: 平成19年6月7日
ステビア
 別名:
アマハステビア

甘さに個体差があるので、種子繁殖ではなく挿し芽で殖やします。2月頃さし芽をして増殖する計画です。
開花前の葉を収穫します。ステビアの葉は甘味成分を含み、砂糖の200〜300倍の甘さがありますが、カロリーは90分の1、低カロリーです。ミントのハーブティーによく合い、甘さは欲しいが砂糖を入れたくない場合のハーブティーにもピッタリです。

・開花期: 9月〜10月
・原産地: パラグライ
・科  名: キク科の多年草
・撮影日: 平成19年10月29日
リーフレタス
 別名:チシャ


非結球で葉を広げて成長し、かつてはチシャという名称で親しまれている葉菜類です。通常は、温室・ハウスで栽培しており、とても美味しいことから園芸福祉専攻の人気商品の1つです。
写真は、高齢者向きの花壇に馴染みのある野菜として定植したものです。花茎が100cm以上伸びるため支柱をしました。レタスの茎を切ると白い液(乳)が出てくることから、「乳草(チチクサ)」という言い方もあるようです。


・開花期: 10月(この写真の場合)
・原産地: 地中海沿岸から西アジア原産
・科  名: キク科の1年草
・撮影日: 平成17年10月19日
補足 :
 
開花期は目安であり、播種時期、挿し芽の時期、定植期、気象条件等により違ってきますので申し添えます。また、下記の情報で間違っている点がありましたら、ご指摘ください。


ライン

園芸セラピー専攻 園芸科学科