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農業科学科

農業科学科Agricultural Science

本校創立当初からの農業科の流れをくむ最も歴史ある学科。
農業の学びを通して地域社会に貢献できる
人材の育成を目指します。

学科の目標

農業科学科では、実習を通した体験的な学習活動によって、農業に関する幅広い知識と技術を身につけることに重点を置いています。そして将来は、農業及び農業関連産業に積極的に関わり、また、本校での農業の学びを通して得た力を活かして地域社会に積極的に貢献できる人材の育成を目指しています。この目標達成のために、2年次より、作物、野菜、環境農業(有機)、農産流通(起業)の4つの専攻に分かれ、より専門性の深い農業学習を行います。また、専攻だけでなく、農業機械、農業経営、栽培と環境、食品流通、課題研究といった専門科目の授業を通して、あらゆる角度から温故知新の精神で農業の学習を深めていきます。

4つの専門教育

Agricultural science|01
作物専攻

作物専攻 生徒
作物専攻

約1.8haの水田を舞台に、トラクタ、田植機、コンバイン等様々な農業機械だけでなく、ドローン等のスマート農業を活用した省力栽培による高品質良食味の米の生産に重点を置く専攻です。米の食味を競う「全国農業高校お米甲子園」では金賞を含め何度も入賞を果たしており、肥料殻を残さない一発肥の研究や「への字型稲作」など環境に配慮した米作りの研究も実践しています。また約10aの畑ではサトイモ、ジャガイモ、ダイズの様々な栽培実験に挑戦しおり、土作りから販売まで一貫した実践学習を行っています。

全国農業高校お米甲子園
  • お米甲子園金賞受賞

    お米甲子園金賞受賞
  • スマート農業の体験

    スマート農業の体験

Agricultural science|02
野菜専攻

野菜専攻 生徒
野菜専攻

5棟の野菜ハウスを有し、内2棟の水耕ハウスでは土を使わず養液を流して栽培する「水耕栽培」に取り組み、大玉、中玉、ミニトマト等様々な品種の栽培研究と高品質トマトの生産を実践している専攻です。野菜苗の生産にも力を注ぎ、その品質の高さは地域の方々から高い評価を得ています。いずれも、野菜ハウス内の気象データをモニタリングしながらスマート農業の学習も並行して行っています。また約4aの畑では様々な種類の野菜の露地栽培を行い、野菜栽培の学習を深めています。

Agricultural science|03
環境農業専攻

環境農業専攻 生徒
環境農業専攻

本校の位置する高松地区は全国に先駆けて有機農業に取り組んでいる「有機の里」として有名です。本校は県内の高校では唯一「有機JAS」と「おかやま有機無農薬認証制度」に基づく認証を取得しており、正真正銘の有機農業の実践学習をしているのが環境農業専攻です。緑肥をすき込む土作りとアイガモ農法による9aの有機水田と2.8aの有機ハウスおいて、農薬や化学肥料を一切使用しない安全・安心な有機米の生産と有機野菜の生産に意欲的に取り組んでいます。

おかやま有機無農薬農産物
  • 有機JAS認定圃場
    〜レンゲ緑肥で土づくり〜

    有機JAS認定圃場〜レンゲ緑肥で土づくり〜
  • 有機JAS認定圃場での
    安心安全な米づくり

    有機JAS認定圃場での安心安全な米づくり
  • 有機JAS認定圃場での
    安心安全な米づくり

    有機JAS認定圃場での安心安全な米づくり

Agricultural science|04
農産流通専攻

農産流通専攻 生徒
農産流通専攻

全国に先駆けて「起業家教育」に取り組んできた専攻で、平成27年からは「合同会社高農くすのきカンパニー・あかなす部門」を担当し、農業6次産業化の学習を積極的に実践しています。生徒自身が社員として実際に会社組織の運営に携わり職業観を高めています。ロングセラー商品の「トマトスイーツゼリー」は農業科学科の看板商品となっており、その原料となるミニトマト「アイコ」の生産から加工、ゼリーの包装、販売までこだわりを持って行っています。また新商品の「トマトスイーツアイス」の販売も今後精力的に進めていきます。

※「あかなす」の由来:「赤茄子(トマトの別名)」と「A科成す」を掛け合わせたもの。

  • トマトアイス
    開発プロジェクト

    トマトアイス開発プロジェクト

  • トマトアイス商品化

    トマトアイス商品化