食品科学科Food Science
「食のスペシャリスト」養成のために
設置された、
本校で最も新しい学科。
「食」をテーマにして、
人の体と心の健康を科学します。
学科の目標
「人の体と心を支える食のスペシャリストを育む」ことこそが、食品科学科の教育目標です。農の営みは、まさに「食料生産」の営みであり、命の営みに他なりません。その命を育む農産物、食材をテーマに、生産から加工、流通、販売、消費までをフィールドにして学ぶ食品科学科は、生徒と先生が共に「食」を科学し探究することで、「食」の未来を描き、新たな道を切り開く学科です。
目標達成のために本学科では、食に関する基礎基本の知識、技術を徹底的に身に付けさせることはもちろん、専門分野と社会の繋がりについても深く学びます。
そして何よりも、食と命を大切にし、人と環境に優しい心を備えた人材づくりに挑戦し続けます。
各専攻の目標
| 食品製造 | 生鮮食品である食材に手を加えることで、保存性や嗜好性、栄養価などを高め、食品の価値を最大限に引き出すための知識、技術を学びます。 |
|---|---|
| 食品化学 | 食材や加工品の成分特性や加工特性を、知識学習だけでなく実験を通して学び、加工、分析、栄養、衛生管理技術などを身に付けます。 |
| 食品微生物 | ヒトにとって有用な微生物と有害な微生物の両方について学び、それらの生育条件を制御することで、食品の付加価値を高め、安全性を確保します。 |
３つの専門教育
Food science｜01
食品製造
食材の持つ物理的、化学的特性を学び、その特性を生かした製造技術を身に付けます。具体的には、いちごジャムや白桃ジャムに代表される農産加工分野、カステラやビスケット、菓子パンに代表される製菓製パン分野を中心に、実践的に学んでいます。
Food science｜02
食品化学
具体的には、加工食品を消費者に届けるために必要な、栄養成分表示に向けた五大栄養素の分析を行ったり、安全性確保に向けた衛生検査を行っています。これらの知識、技術は、課題研究での新商品開発にも生かされています。
Food science｜03
食品微生物
第一に有用微生物の生育をコントロールして、味噌や醤油、漬物やパンなどの幅広い発酵食品の製造に生かします。また、一方では、食品の安全性や保存性を高めるために、カビ、酵母、細菌などの生育を抑制する知識、技術を身に付けます。