収穫のめぐみを求めて

1年科目「農業と環境」。夏に育苗していたハクサイ苗と、ランナーを利用し増殖させたイチゴ苗を、9月12日に植え付けました。二つの野菜は収穫時期が大きく異なります。

1.ハクサイ

中国が原産地、冷涼な気候を好む、秋まき野菜の代表的な存在。早ければ11月下旬~12月の収穫をめざします。今後、生育を左右する外葉を大きく育てる追肥と、苗の時の害虫対策を行います。

生徒たちは、害虫や結球するように追肥のタイミングなど、実践を通じて学んでいきます。

2.イチゴ

園芸科学科では近年では初めての栽培。来年、生徒たちが2年生になった5・6月の収穫をめざします。生徒たちはイチゴの苗の植える深さなど先生の指導を守りながら植えていきました。葉の付け根(クラウン)を約半分植えるのがポイントです。

総合実習の学習と連携して、今後、葉掻きや冬になれば寒さ対策など、多くの作業の経験をしていく予定です。

イチゴの増殖法: 親株から出た茎が地表面をはうように伸び先端の芽から根を生える走出枝「runnerランナー」で子株を作り増やします。ランナーとはほふく茎「stolonストロン」の一種です。