農業土木科3年『 先輩を囲む会』

  令和5年6月29日に先輩を囲む会が行われました。本校を卒業し、各方面で活躍されている卒業生を招いて、科別に講演をしていただきました。農業土木科には、5名の卒業生の方がお越しくださいました。

西武技術コンサルタント株式会社より、昭和61年度卒の須田哲様と平成30年度卒の町田龍也様が来てくださいました。仕事をするうえで大切なことは「信頼を得ること。」日頃から先輩や後輩とのコミュニケーションをしっかりしておくことで良好な人間関係が築けると。また高校生のうちに出来ることは何でも積極的にやること。それが仕事をするようになったときに、自分から行動を起こせる力になるのだそうです。

岡山県高梁地域維持補修課より、令和3年度卒の岡本智紘様が来てくださいました。実際の仕事内容を写真や動画で見せてくださり、とてもわかりやすく説明してくれました。中学校受験の際に自分の進路を考えたそうで、勉強は頑張ればがんばった分、身につくので今のうちにしっかりとやっておくと良いとアドバイスを頂きました。

株式会社 笹山工業より、平成31年度卒の熊代隼斗様が来てくださいました。入社してから測量を覚えるのに苦労したそうで、高校時代に特にレベルやセオドライトをもっとしっかり勉強しておけばよかったと振り返られていました。今からでも遅くないので、やれることはしっかり頑張ってとエールもくれました。

目黒建設株式会社より、令和2年度卒の小村航大様が来てくださいました。進路を決定するうえで大切にしたことは「自分がこれなら続けられる」と思うものを選んだそうです。はじめの頃は図面を読み取ることが出来ず苦労したそうですが、ものづくりを通して完成したときの達成感や喜びが、今の仕事にやりがいを感じられるそうです。

様々な仕事内容から社会人の心構え、苦労話や高校時代のエピソードまで、経験に基づいたさまざまなお話をお聞きすることができました。質疑応答の場面では、多数の生徒が積極的に挙手して質問し、更に具体的な事をお聞きすることができました。これから本格的に始まる進路決定に向けた取り組みを前に、良い刺激を受けることができました。本日は貴重な時間を使い、後輩のためにお集まりくださりありがとうございました。

加茂小2年生とトマト交流2(農業科学科)

 6月23日、農業科学科の恒例行事、加茂小学校2年生32名を農場に招待してのトマト交流を行いました。今回は5月のトマト交流に続く第2弾です。今回も野菜専攻生3年生が担当しました。テーマは、「トマトの水耕栽培の見学とフルティカトマトの収穫体験」です。

あずまやで開会式を行った後、水耕ハウスへ移動して収穫体験がスタートしました。真っ赤なトマトを慎重に選んで丁寧に収穫する小学生たち、元気よく質問する小学生に一生懸命答える高校生の姿がありました。また、小学生から「第一回目の交流会」で植え付けたミニトマトの状況についての報告があり、小学校でもミニトマトの収穫が始まっているとのことです。小学生がトマト栽培を楽しんでくれていることが伝わってきました。

あずまやに移動して休憩した後、終わりの会で締めくくりました。短い時間でしたが、とても有意義なトマト交流会となりました。小学生の皆さん!また、機会があれば高松農業高校に遊びに来てください。

園芸科学科ニュース

今日の課題研究の様子を紹介します。

草花専攻🌹

草花専攻室では課題研究でキャンドル作りをしているグループがいます。制作手順としては、ろうを溶かして型カップに流し入れる→キャンドルとしての役を果たすために中にろうの芯を差し込む→数日間放置して固めて完成です。ろうを溶かす際に火を使用するので注意することもありますが、気をつけて作業をしていました。ろうの中にドライフラワーを入れ込むなどの工夫をすることで、見栄えがいいものができないか検討しているそうです。

セラピー専攻🌿

セラピー専攻室では専攻生全員で本校特産の「すっきりするっ茶」「かおるん茶」の製造をしていました。使用するハーブはレモンバーベナ、ハッカです。どちらも高農で栽培したハーブです。作業手順としてはまずハーブを乾燥させ細かく切ります。(写真左)。次に細かく切ったものをふるいにかけ落とします。ふるいにかけたハーブを紅茶の茶葉としっかりと混ぜます。その後ティーパック加工をしてもらい、本校で販売用のパッケージに袋詰を行います。この日はハーブの量もたくさんあり、切る作業だけでもかなりの時間がかかりますが専攻生が頑張って作業をしていました。校内では1袋6パック入で500円で販売しているのでぜひ皆さん一度買って飲んでみてくださいね!

写真・文 3H鳴本

キウイたくさん育ってます

平山果樹園にはキウイフルーツの木が合計4本あります。キウイは雌雄異株といって雄株と雌株が別々になっており、セットで植えないとうまく実ができません。本校では果肉が緑色の「香緑」という品種を栽培しています。現在キウイは花が咲き終わりグングンと実が大きくなっています。とてもたくさんの実がなっているので、幼果を間引く摘果作業を果樹専攻生が行っていますがかなりの時間を必要としています。しかし大きなキウイができるよう作業を頑張ります。

例年通りであれば11月下旬から12月にかけて収穫する予定です。収穫したキウイは主に専攻生がキウイジャム製造に使ったり、追熟させて一部販売等も行っています。今後のキウイの成長が楽しみです。

軟式野球部遠征

島根県浜田市に遠征に行き、広島新庄高校、広島商業高校と練習試合を行なってきました。普段対戦のない県外のチームと練習試合をすることで、とても良い刺激や経験を積む事ができました。これからも夏に向け頑張っていきます。応援よろしくお願いします。

園芸科学科ニュース

今日の課題研究の授業の様子を紹介します。

草花専攻🌹

草花専攻室では、課題研究で鉢を作成しているグループが作業を行っていました。今回はセメントを使用しての制作です。風船にボンドを浸した約10枚分の半紙を細かくちぎって貼り付け固め、乾燥後風船を取り外したものにセメントをつけています。どんなものができるのか楽しみです。

草花専攻室の外では、草花専攻生が管理している3S花壇(備中高松駅から学校までの道に設置された花壇)の看板づくりをしています。今使用している看板が古くなっている為、新しいものを設計図を見ながら丁寧に作業をしていました(写真右)。

セラピー専攻🌿

今日のセラピー専攻生は課題研究の中間発表のためPCで入力作業をしていたので、かわりにセラピー専攻が作っている作物の紹介をします!現在よく栽培している作物の中で今回はトマト・キュウリ・メロンのご紹介です。トマトの品種は「フルティカ」で、収穫時期は6月中旬〜7月中旬で1日おきに収穫をします🍅。キュウリの品種名は「つばさ」収穫時期は5月中旬〜7月上旬でこちらもほぼ毎日収穫をします🥒。メロンは「アールスナイト夏系2号」という品種で、収穫時期は7月中旬で一発ですべて収穫します🍈。どの作物もとても立派に成長していますね!

果樹専攻🍇

果樹専攻生がガラス温室でマスカットオブアレキサンドリアやシャインマスカットの管理作業を行っている様子です。長く伸びてしまった副梢を切り落としたり、房の果粒数を調整する摘粒作業などにより、しっかりとブドウに養分が行き渡るようにします!だいぶ実も大きくなっていて、見るたびに成長を感じられるのは嬉しいですね。マスカットオブアレキサンドリアは種があるものの、上品な香りと甘みがあってとても美味しいブドウなので収穫時期の9月中旬〜10月が楽しみです。

写真・文鳴本

植栽実習に行ってきました。その2

今回は総合実習の時間を利用して岡山市西河原の弘済会に2年生の草花専攻生5名が行ってきました。この日は、建物の外にある約10m程の花壇を学校で育てたガザニア、ジニア、サルビア等の花苗とボールプランターを持ち込んできれいに装飾しました。

約80本の苗の定植とボールプランター9鉢の設置を協力して行い、約1時間ほどで完成しました。校外での植栽実習は、日々の実習の成果を確認できるよい機会となるだけでなく、専攻生の自信にもつながっているようです。

園芸科学科ニュース

園芸科学科三年生の課題研究や実習の様子を紹介します。

草花専攻🌹

園芸科学科3年教室前の中庭から渡り廊下に続く歩道整備をしているグループの様子を紹介します。この日は、歩道を覆う植物のアーチトンネルを設置するための作業をしていました。その工程としては、道脇に穴を掘りアーチの軸となるパイプを差し込みます。パイプには朝顔を巻き付けて被覆するようです❁。今後の予定ではモッコウバラや藤の花を使用することを想定しているそうですが、成長に時間がかかるため、とりあえず成長が早い朝顔で雰囲気作りをしているそうです!

セラピー専攻🌿

セラピー専攻室ではハウスで収穫したトマトとキュウリの販売準備をしていました🍅🥒。トマトは傷の有無の確認をして、きれいに拭いてから選別します。実際に販売を行うときは350~400グラム1袋200円で販売しています。キュウリも同様にきれいなものを選別し、袋に詰めて3本100円で販売をします。トマトもキュウリも立派に成長していて美味しそうでした。放課後に校内で販売する予定です。他の野菜などの収穫も楽しみです。

果樹専攻🍇

果樹園で行ってる課題研究の内容を紹介します。担当の専攻生1名がマスカットベリーAというブドウ品種のホルモン処理をテーマに研究をしています(写真左、真ん中)。ホルモン処理というのはブドウを種なしにしたり、大きくしたりする効果が期待できる処理のことです。この処理の回数や時期などを試行錯誤して最も効果がある方法を検討しているそうです。
続いて果樹園にある梨の様子です(写真右)。現在梨は葉の表面に黄色(オレンジ色)の小さい病斑が点々と現れる「赤星病」という病気が発生していて実にまで被害が出ていました。このような病気からも守るために担当の専攻生が袋掛けに取り組んでいました。おいしい梨が収穫できるといいですね!

写真・文 3H鳴本

モモの袋掛け実習

果樹園のモモがずいぶん成長して大きくなってきました。毎年5月下旬から6月にかけてモモの果実を守るためにモモの袋掛け作業を行っていますが、最近はモモの樹の数自体が減っており、年々袋掛けの数も減っています。今年は1000枚程度しか袋掛けができず、専攻生も1,2回作業をすると袋掛け実習が終わってしまいました。そのため校内に新たなモモ園の造成を急いでいます。数は少なくなりましたが、今年もおいしいモモができるよう皆で考えながら袋掛けを行いました。

また、縁あって今年は学校近隣のモモ農家に袋掛け実習に行ってきました。果樹専攻生2年13名が総合実習の時間を利用して行いました。農家の方から品種の説明や、袋掛けの仕方などの説明を受けたあと1時間程度袋掛けを行いましたが、学校の実習で行っていたこともあり皆テキパキと袋を掛けていました。良い体験になったと思います。

園芸科学科ニュース

果樹園での課題研究風景

果樹専攻🍇

今日は梨についての研究を行っている専攻生の研究内容を紹介します。内容は果実に掛ける袋の種類を変えることで果実品質や成長に違いは出るのかをテーマにしているようです🍐。袋の種類は遮熱用、リンゴ用、モモ用、ナシ用、ナシ用(白色)の5種類でそれぞれ30枚ずつ使用します。遮熱用の袋は太陽の光を遮蔽して日焼けしないような効果があったり、リンゴ用の袋は二枚構造になっていて、着色向上のため内側は赤色になっているなど様々な効果があるそうです。課題研究で使う袋や調査区には、印をつけてわかりやすくしています(写真右)。生育調査は毎回行っていて、果実の縦径と横径を測ります(写真左)。最初の頃は縦径も横径も大きさが変わらなかったけど、最近は縦径の方がずっと大きくなっているそうです。梨の品種は「幸水」と「豊水」の二種類でどちらも国内で生産の多い品種です。どちらもすでに実はたくさんなっていて生育調査を行うたびに成長を感じられるそうです!。生育調査を行いながら病気などのチェックも行うそうです。毎年幸水に発症が多く果実に黒い星のようなスス状の胞子が見られ、見かけが悪くなり触ると手に黒く残るのが「黒星病」です。病気を早期発見できるよう心がけるのも大事ですね。

その他にもイノシシから桃を守るために電柵を設置しているグループや、草刈りをしている専攻生もいましたが、また別の機会に紹介しようと思います。

写真・文 鳴本