園芸科学科ニュース

果樹園での課題研究風景

果樹専攻🍇

今日は梨についての研究を行っている専攻生の研究内容を紹介します。内容は果実に掛ける袋の種類を変えることで果実品質や成長に違いは出るのかをテーマにしているようです🍐。袋の種類は遮熱用、リンゴ用、モモ用、ナシ用、ナシ用(白色)の5種類でそれぞれ30枚ずつ使用します。遮熱用の袋は太陽の光を遮蔽して日焼けしないような効果があったり、リンゴ用の袋は二枚構造になっていて、着色向上のため内側は赤色になっているなど様々な効果があるそうです。課題研究で使う袋や調査区には、印をつけてわかりやすくしています(写真右)。生育調査は毎回行っていて、果実の縦径と横径を測ります(写真左)。最初の頃は縦径も横径も大きさが変わらなかったけど、最近は縦径の方がずっと大きくなっているそうです。梨の品種は「幸水」と「豊水」の二種類でどちらも国内で生産の多い品種です。どちらもすでに実はたくさんなっていて生育調査を行うたびに成長を感じられるそうです!。生育調査を行いながら病気などのチェックも行うそうです。毎年幸水に発症が多く果実に黒い星のようなスス状の胞子が見られ、見かけが悪くなり触ると手に黒く残るのが「黒星病」です。病気を早期発見できるよう心がけるのも大事ですね。

その他にもイノシシから桃を守るために電柵を設置しているグループや、草刈りをしている専攻生もいましたが、また別の機会に紹介しようと思います。

写真・文 鳴本

農業土木科2年 UAV(ドローン)概論

高松農業高校の農業土木科ではUAV(ドローン)で撮影した航空写真をデータ処理して行う測量について学びます。2年生になると航空法をはじめとする法律やルールについて学習し、安全に飛行させるための条件や対策等についても学びます。UAVは近年、様々な業界で活用される場面が増えてきており、農業の分野も例外ではありません。利用者の増加に伴い、UAVが関係する事件や事故も増加し、航空法等の法律も目まぐるしく改正されています。法に触れる行為や、事故を防ぐためにも、確認テストを交えながらしっかりと学んでいきます。

理論学習の後は、いよいよUAVの操作技術が身につくよう実技に取り組んでいきますよ!