10月になりました!(今週の高松農⑪)

【校長室便りR3-21】9月27日(月)~10月1日(金)。早いもので、9月も最終週。学校の稲穂も黄色く実り、ほどよく頭を垂れてきました。いよいよ稲刈りも間近です。まだまだ暑い日が続いていますが、農場では、生徒たちが「秋」を感じながら、実習に励んでいました。

放課後には、食品科学科の生徒たちが出来立ての「餡ぱん」を販売。コロナ禍で混雑を防ぐため、この日は学科限定の販売でしたが、事務室や職員室にも販売に来てくれました。また、園芸科学科の生徒たちがブドウの販売も行っており、こちらも飛ぶように売れていました。

次週、10月5日(火)からは中間考査が始まります。生徒の皆さん、試験も頑張ってください!

 

9月第4週(今週の高松農⑩)~体育祭を開催しました!~

【校長室便りR3-20】9月22日(水)。この日は2年ぶりの体育祭を開催しました。当日は心配された天候も大きな崩れにはならず、予定していた全ての種目を無事に終えることができました。

今回は、新型コロナウイルス感染症「まん延防止等重点措置」の適用を受け、やむを得ず、保護者を含めて無観客とし、しかも学年毎の種目開催&一部オンライン観戦という工夫の下に行いました。

本校の学校行事の目標は「①全力を出す ②みんなの心を一つにする ③互いに称え合う」こと。生徒たちは、コロナ禍の制約の中でも、腐らず、投げ出さず、できることを一生懸命に、そして周囲に対する配慮も忘れずに、とても良い表情で頑張ってくれていました。

閉会式も全員が教室でオンライン実施。成績発表に表彰式。グラウンドからの中継でしたが、各教室から湧き上がってくる拍手と歓声からは、生徒たちの笑顔と充実感が感じられました。そんな生徒たちを称えるかのように、上空には青空が広がっていました。

9月第3週(今週の高松農⑨)

【校長室便りR3-19】9月13日(月)~17日(金)。9月も3週目に入りました。農場の稲穂も大きく成長し、もち米「ひめのもち」の穂は黄色く熟してきています。園芸科学科の果樹専攻では、ブドウの収穫・販売も始まりました!

授業や実習も本格的に始まり、教室や農場で生徒たちが元気に取り組んでくれています。「家庭総合」の授業では、1・2年生が各クラス毎に夏休みの課題であった『ホームプロジェクト』の発表会を行っていました。

一方、グラウンドでは来週の体育祭に備えて、集合や各競技の練習中です。

今年度の本校の体育祭は9月22日(水)の予定ですが、現在、新型コロナウイルス感染症「まん延防止等重点措置」の適用中のため、残念ながら保護者の方も含めて「非公開」で行います。

どうか、天候に恵まれ、生徒たちにとって思い出に残る体育祭となりますように!

2学期が始まりました!(今週の高松農⑧)

【校長室便りR3-18】9月7日(火)、2学期が始まり一週間が経ちました。

今日は24節気の一つ「白露(はくろ)」。朝晩はすっかり涼しく過ごしやすくなり、学校農場のあちらこちらで「秋の気配」を感じる頃となりました。

新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下で始まった2学期も、今週から本格的に授業や実習が始まっています。教室を回ってみると、教卓の前にカメラやクロムブック(情報端末)が設置されるなど、不安で登校できていない生徒たちにも「学び」を届けるため、先生方がいろいろな工夫をしながら授業を行ってくださっていました。

実習の様子を写真や動画で配信するなどの工夫もしてくださっていますが、やっぱり農業の実習は『リアルの学び』が一番。早く誰もが安心して登校し、皆が揃って元気に学べるようになりますように。。。と祈るばかりです。

高農YouTubeチャンネルにも授業の様子をupしていますので、どうぞご覧ください。

最上稲荷「夏季大祭」で郷土芸能部が『最上太鼓』の演奏を奉納しました!

【校長室便りR3-17】7月18日(日)、最上稲荷で「夏季大祭」が行われ、本校の郷土芸能部が『最上太鼓』の演奏を奉納しました。

「夏季大祭」は水を司るとされる「八大龍王尊」に水難退散や五穀豊穣、開運招福を祈願する、最上稲荷で行われる三大祭典の一つです。

本校の郷土芸能部「最上太鼓」は、「地域に伝わる郷土芸能を継承していこう」と、倉敷天領太鼓の方に指導を受け、平成2年に誕生しました。原曲は、元々最上稲荷の門前町である高松地区に江戸時代末から伝わっていたもので、そのご縁から毎年、この「夏季大祭」で演奏奉納を行っています。

この日は、一年生の初舞台でもありましたが、緊張感が伝わってくる、とても勇壮な太鼓の響きで、集まった大勢の参拝者やカメラを手にしたご家族?の方々から拍手喝采を受けて、生徒たちはとても満足した表情をしていました。

今年も素晴らしい演奏をありがとうございました。お疲れさまでした!

「第5回アグリ・夢・みらい塾」をオンライン開催しました!

【校長室便りR3-16】7月20日(火)、県内の高校生をはじめ、総勢約100名が参加して「第5回 アグリ・夢・みらい塾」が開催されました。

コロナ禍のため昨年は中止となったこの会でしたが、今回は我が高松農業高校が事務局となり、「オンライン開催」という新たなチャレンジ企画で開催しました。進行役を(株)バイトマークの江草聡美さんにお願いし、県内の農業を学ぶ高校生が通う8校と、岡山大学農学部、県立農業大学校、中国四国酪農大学校、県立青少年農林文化センター三徳園を繋ぎ、80名を越える農業を学ぶ高校生や大学生が集結しました。

「アグリ・夢・みらい塾」は、農業を学ぶことで農業の大切さや農業に魅力を感じ、将来の自営や農業に関わる仕事に就きたいと希望する高校生や学生たちに、学校の教員や教育関係者だけでなく、県の農林行政の方々や就農支援をされている関係機関の方々、さらには若手農業経営者の方々など、いろいろな立場の方に長いスパンで関わっていただくことで、自己実現をサポートし、一人でも多くの将来の農業後継者育成につなげることを目的として5年前に始めた会で、全国に誇る素晴らしい連携システムです。

今回もお忙しい中で、県内有数の若手農業経営者の方々6名が力を貸してくださり、自身の農業への思いや参加者からの質疑応答、そして最後には、後輩たちへの熱いエールを送ってくださいました。インターネットを介して各校の高校生たちにも熱いメッセージは確実に届いたはず。この「アグリ・夢・みらい塾」の取組が今後も進化しながら継続していき、この会に参加した若者たちの中から一人でも多くの担い手が逞しく育ってくれることを願っています。

 

ICTを活用した教職員研修会を行いました!

【校長室便りR3-15】7月20日(火)、夏休みの始まったこの日、職員会議の後の時間を利用して、先生方が研修会を行いました。

今回は、ICT活用の研修も兼ねて、Chromebookを用いて「高農をよりよくするために」というテーマで、グループ演習を行いました。「Google Jambord」というアプリを使っての共同作業で、「高農のよいところ」を付箋で書き出して皆で共有し、グループ化しながら、「さらに高農をよくするために」その強みをどう生かせば良いか、今後どのようなことができるか、意見を出し合いました。

限られた時間での研修でしたが、先生方同士が共に学び合い、我が「高農」について笑顔で意見を交わす姿はとても頼もしく思いました。ICT活用力の向上とともに、我が校の教職員の同僚性も高まる良い研修になったと思います。

第66回全国高等学校軟式野球選手権岡山県大会が開幕しました!

【校長室便りR3-14】7月17日(土)、硬式野球に続き、軟式野球の全国大会県予選会が開幕し、本校の野球部が一回戦に挑みました。

開幕第1試合の開始式では、本校軟式野球部女子部員の藤田さんが始球式の大役を任されました。3年間、たった一人の女子プレーヤーとして男子部員と一緒に練習に励んできた藤田さん。公式戦への出場は叶いませんでしたが、関係者の皆様にいただいたこの『粋な計らい』に感謝、感謝! 高校生活最初で最後のこの『一球』はきっと忘れられないものになったことでしょう。

本校の一回戦は7月18日(日)。瀬戸南高校と対戦しました。

 

同じ農業高校同士、練習試合も重ねて手の内を知り尽くした相手でしたが、互いに四死球からピンチを招いて得点を許し合う、という試合展開で9回までに7対7。勝負は延長戦に。10回表にフォアボールで出たランナーを盗塁と送りバントで3塁に進め、エンドランでもぎ取った8点目を守り切った本校が、辛くも初戦を制しました。

3時間を越えるシーソーゲームに、応援する私たちもついつい力が入りました。両校の選手たちはそれぞれに学びとることも多かったことでしょう。お疲れ様でした!勝利の後には、選手たちを称えて球場に流れる「高農の校歌」を、応援に駆けつけてくださった保護者の方たちと一緒に聞き、喜びを共にすることができました。

次戦は7月21日(水)。矢掛高校との対戦です。

健闘を祈ります! 頑張れ!高農!

7月第3週(今週の高松農⑦)

【校長室便りR3-13】7月12日(月)~7月16日(金)。今週は、大雨警報により休校になって延期していた期末考査の残りを月曜日に終え、火曜日からは特別授業となり、併せていくつかの学校行事が行われました。まずは滋賀県大津市で開催される「第37回全国高校生グレコローマンスタイル選手権大会」に出場するレスリング部4名の壮行式をオンラインで行いました。農業クラブの校内行事も行われました。13日には、全学年の生徒を対象として各学科毎に「農業鑑定競技大会」が、また15日には、3年生を対象として各学科毎に「農業技術検定上級位」試験が行われ、皆が真剣な面持ちで取り組んでいました。また、14日には進路課の行事として、1年生を対象として「進路ガイダンス」が行われ、大学や短大、専門学校からは講師の方が来校されて対面式で、また企業の担当者の方にはオンライン参加していただき生徒が端末で映像を見たり、直接質問をしたりする形式で実施されました。

 

7月第2週(今週の高松農⑥)

【校長室便りR3-12】7月5日(月)~7月9日(金)。今週は一学期末考査でした。コロナの心配の中での一学期でしたが、これまで大きな混乱もなく学期末を迎えることができました。8日(木)は大雨警報で休校となったため、当日の試験日程がそのまま12日(月)に実施されます。

10日(土)には、「日本農業技術検定(2級・3級)」が本校で行われており、1年生から3年生までの生徒、37名が資格試験に挑戦していました。農場では、田植えを終えた水田でイネの苗が風に揺られており、先日の強い雨にも負けずに活着してくれた様子。アイガモ農法の戦士たちもこの日はお休みです。畑に出てみると、キュウリにシシトウ、トウモロコシにカボチャ、…と栽培実習の成果物たちが収穫に来てくれる生徒たちを待っているかの様子。

一方、ハウスでは、メロンやブドウの果実もずいぶん大きくなってきました。袋掛けを終えていた黒系ブドウの「高妻」の袋を外してみると、粒が徐々に色着き柔らかくなって、いわゆる『水が回って』きていました。先月までは昼夜の温度差があったので、今年は着色が期待できるでしょうか?