農業科学科(有機専攻) 稲の種子消毒

有機専攻では、種籾(たねもみ:稲の種子)の消毒を行いました。

お米の品種は「にこまる」です。

有機無農薬栽培では化学肥料や農薬が使用できないため、温湯種子消毒(おんとうしゅししょうどく)という方法で消毒を行います。(薬品を使用した種子消毒:農業科学科 作物専攻 4/21

温湯種子消毒は58℃のお湯に15分間、種籾を浸します。

ストーブの上にお湯を張った鍋を置いて、温度が一定になるようにかき混ぜながら種籾を浸しました。

10㎏の種籾を約3㎏に分けて消毒を行い、合計で約45分間ストーブに当たる過酷な実習となりました。(外気温23℃)

お湯に浸した後は、すぐに水に入れて種籾の温度を下げます。

このまま、水換えを行いながら浸種(しんしゅ:種籾に水分を吸収させること)、催芽(さいが:稲の芽を出させること)を行います。

芽が出そろったらいよいよ播種をします。播種の予定日は5月14日(木)です。

農業科学科(作物専攻)畑作編 スイカ定植

作物専攻では夏季のミネラル補給としてスイカを栽培しています。

今年から始めた、空中栽培(くうちゅうさいばい:ツルを上に伸ばしながら管理する方法)でたくさん収穫することができるでしょうか!

空中栽培に取り組むとともに、「コンパニオンプランツ」としてマリーゴールドを植え付けます。

コンパニオンプランツとは…

植物には、それぞれ集まりやすい特定の虫があり、出やすい病気なども異なります。こうした特性を利用して、違う種類の植物を一緒に栽培することで、病害虫を抑えたり生長を助けるといった、良い影響が出る組合せを「コンパニオンプランツ(共生植物)」と言います。

マリーゴールドには以下の効果があります。 

・臭いによるアブラムシ類の飛来防止

・マリーゴールドに含まれる物質の効果でセンチュウ被害の抑制

野菜専攻から大玉と小玉の苗を、そして園芸科学科の草花専攻からマリーゴールドの苗いただき植え付けていきます。

スイカは株間(かぶま:株と株との間)100㎝

マリーゴールドはスイカ2株につき1株で植えます。

マルチカッターを使いマルチに穴を開け、移植ごてを使い植え付ける穴を掘ります。

土や根を崩さないよう苗を取り出し植え付けます。

ツルが真上に伸びるよう、ネットにツルが向くよう調節します。

植え付け後はマルチカッターで開けた縁が風でバタつかないよう周りの土で押さえます。

こうすることで風で動いたマルチから植物を守ります。

マリーゴールドも同様に植え付け、最後にたっぷりと潅水(かんすい:水やり)します。

今後はツルの動きをよく観察しながら管理していきます。

たくさん収穫できるといいですね!

郷土芸能部「最上太鼓」 音の無い太鼓道場から

新型コロナウイルスの影響でどの部活動も活動禁止となっています。毎日のように和太鼓の音と、打ち手(部員)たちの元気な声が響き、熱気に満ちていた太鼓道場も音の無い状態がずっと続いています。寂しそうな太鼓たち・・・。でも今は我慢の時。打倒、コロナ。部活動が再開となる日まで、太鼓道場は打ち手(部員)たちを、そして新入部員を待っています。

    

 

農業科学科(作物専攻)稲作編 種籾浸水(芽出し)ヒノヒカリ

前回の「きぬむすめ」に引き続き、今日は「ヒノヒカリ」を水に浸け芽出し(めだし:種から芽を出させること)をしていきます。

※金曜日に予定した種まきは、悪天候のため木曜日に変更しました。

前回同様にネットに入った種をたっぷりの水に浸け、2~3日水を変えながら管理していきます。

芽の状態を確認しながら引き上げていきます。