園芸科学科ニュース

三年生課題研究

草花専攻🌹

本日の草花専攻の様子です。

花壇の整備を行っているグループが色々な花を草花温室前の花壇スペースに植え、追肥を行っていました(写真左・真ん中)。追肥とは植物の生育に応じて必要な肥料を追加で与えることです。色とりどりの花がたくさんある環境だと気持ちも明るくなりますね☼

草花専攻室では、農業クラブのフラワーアレンジメント競技会出場予定者が大会に向けて練習を行っていました(写真右)。この大会は県内の農業関係高校から代表者が集まり、フラワーアレンジメントの知識・技能を競う大会で、今年は6月2日に井原高校で開催されます。競技会は35分の時間で行われます。この日は三枚目の写真のようにカーネーション(黄)カーネーション(赤)ミリオンなどの花材を使って練習をしていました。花を組み合わせて花束を作ることは簡単ではないけれど練習頑張ってよい結果が出るといいですね🎌

セラピー専攻🌿

この日は何人かの専攻生が西ほ場でナスを植えていました🍆(写真左)。ナスは6月下旬から7月中旬に収穫できるそうで、今からセラピー専攻の校内販売が待ち遠しいです。

専攻室では、ハーブの活用方法を考えているグループがでハーブを使用したレシピを考えていました(写真真ん中)。使用するハーブはサラダバーネット、ペパーミントで、サラダバーネットはキュウリのような風味で葉が柔らかく、ペパーミントはシソ科ハッカ属の多年草で独特のメントール臭がします。試行錯誤して頑張っていました。

また、別のグループはメロンの玉吊りの準備をしていました(写真右)。これは成長するメロンの重さに対応するために玉吊りという作業を行います。メロンが徐々に大きくなり重さを増してくると枝が引っ張られてバランスが悪くなるのでその都度調整を行います。

果樹専攻🍇

ブドウのガラス温室ではシャインマスカットの担当者がブドウのジベレリン処理を行っていました(写真左・真ん中)。ジベレリン処理はブドウを種無しにするためと、粒を大きくするために2回処理します。今回は種無しにするための処理で、ブドウの開花が終わったタイミングを見計らって行うそうです。専攻生は何回か実習中に行ったことがあるためなれた手付きでやっていました。その横ではマスカットオブアレキサンドリアの担当者が花穂整形や枝の管理作業を行っており、果樹専攻生は皆忙しそうにしていました。

写真右は私達が課題研究で行っている園芸科学科の日常を紹介するための動画を編集をしている様子です。慣れないパソコンでの操作は難しく、制作に時間もかかっていますが日々成長しています!

写真・文 3H鳴本

全国植樹祭1年前記念『百花彩』に参加しました。

令和5年5月20日(土)

 西大寺緑化公園 百花プラザで開催された、『第74回全国植樹祭岡山2024 1年前記念 百花彩』に園芸科学科草花専攻が参加しました。「全国植樹祭」とは国土緑化運動の中心的な行事で、天皇皇后両陛下のご臨席もと記念行事や記念植樹等を通じて、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に毎年春に開催されているもので、岡山県では昭和42年以来57年ぶりに来年(令和6年)開催予定です。

 草花専攻生が学習の中で生産した各種草花苗・寄せ植え・ハーバリューム等の他、農業科学科の学習で生産したトマトやトマトゼリーの販売を、草花専攻2年生3人が販売実習を行いました。曇り空ではあっりましたが、昨日の雨も上がり朝からたくさんの方が来場されました。次々にテントに来られる来場者からの質問を受け、会計を行っていきました。外国からのお客様からの『ハウ・マッチ?』等の質問にも、『エイト・ハンドレット・エン』等英語に身振り手振りを添えて説明していました。アフターコロナを実感させる明るい笑顔の人々にあふれた1日でした。

園芸科学科ニュース

本日の園芸科学科の実習中の様子です!

草花専攻🌹

右の写真は、備中高松駅の花壇の花を植え替えるために土を耕している様子です。備中高松駅から本校までの道に設置されているいくつかの花壇は本校が管理しており、草花専攻生が定期的に花を植えています。今日はとても暑く真夏日だそうですが、暑い中でも植栽準備を頑張っています☀

左の写真は、園芸科学科3年教室前の中庭から渡り廊下に続く歩道を整備している様子です。!廃棄されていた大きな石を再利用して通路上に埋め込み、隙間に土をいれて整えていました。中庭の美化、整備の一環としてやっているそうですが、私達三年生にとってはショートカットの道ができるのはとてもありがたいですね!

セラピー専攻🌿

ガラス温室では、水耕栽培メロンの管理作業をしていました🍈この日行っていたのは、上から吊るしている紐に伸びている茎を這わせる「誘引」と言う作業です。他にも栄養がしっかりとメロンの実にいくように余分なつるを切っていました。また、このあとは受粉作業も行うようでした。外気温が高くて暑い日でしたが、温室内はさらに暑くて大変そうでした。皆さん熱中症に気をつけて作業をしましょう💦

果樹専攻🍇

左の写真はガラス温室で果樹専攻生がブドウの花穂(ブドウのつぼみが集まったもの)整形を行っている様子です。花穂整形とは、品質安定や果房の形を整 えるために開花前の花穂から不要なつぼみを取り除く作業のことです。花が咲く前に行わないといけない必須作業のため、連日この作業をやっているそうです。
右の写真は、取材途中に草花専攻が行っていた中庭の歩道整備のお手伝いをさせていただいた様子です。大きな石を運ぼうとしたのですがとても重くて無理でした、、、。自分で体験して作業の大変さを知りました。今日も皆頑張っています!

写真・文 3H鳴本

園芸科学科、野菜の勉強もしています。

園芸科学科では、主に草花、果樹、ハーブ類の栽培や販売について学んでいますが、1年時には農業の基礎を学ぶために野菜栽培も行っています。野菜栽培をとおして植物の生育の様子や調査方法などを学んでいます。この日は「農業と環境」の授業の一環でスイートコーンの種まきとトマト苗の定植を行いました。

スイートコーンの種まきでは、土を盛った畝に黒マルチをかぶせ、穴をあけ、種をまく作業を順番に体験しながら行いました。トマト苗の定植では、黒マルチの穴に移植ゴテを用いて苗を植え、苗を支柱に固定するところまで行いました。今後は、除草や水やり、生育の観察や調査を行いながら植物が収穫できるまでの行程を学びます。どちらも収穫が楽しみです。

母の日に向けて

園芸科学科草花専攻では、毎年母の日に向けてカーネーションの栽培、ラッピング、販売までを校内で行っています。今年は約150鉢を準備し、母の日に向けて開花調節を行い、草花専攻生が一鉢一鉢丁寧にラッピングを行いました。5月11日、12日の放課後に校内で販売実習を行い、生徒や職員が思い思いの花の色やデザインのカーネーションを選んでいました。日頃の感謝伝えられる日になるとよいですね。

園芸科学科ニュース

実習中の園芸科学科を紹介します。❀

草花専攻🌹

フラワーアレンジの大会や資格取得に向けて練習をしている風景です。単に花を使って装飾するというだけでなく、いかに時間を短くするか、規定どおり形を整えられるかなど注意点もたくさんあって大変そうでした。実際にやっているところを見せてもらいリボンの長さや実際の花を使っている様子は手先の器用さが必要だったり皆すごい集中力でした。日々の練習の成果を活かして大会に望んでほしいです。❀

セラピー専攻🌿

販売のためにハーブ苗を運んでいるところです。多くの人に喜んでもらえるように一つ一つ丁寧に作業を行っています!高農では多くのハーブを栽培していて、ローマンカモミールなども扱っているそうです。ハーブティーとして加工されたり苗として販売されており、活用方法も色々ですね。☘

果樹専攻🍇

ブドウのマスカットオブアレキサンドリアという品種の摘穂作業を行っているところです。枝についた余分な花穂(ブドウの実のもとになるつぼみが集まったもの)を切り落としていく作業です。天気がよくて暑い日でしたがテキパキと作業に取り組んでいました。🌤

右の写真は私と一緒に園芸科学科の宣伝を課題研究で行うメンバーが他の専攻の取材内容を考えている様子です。私達の活動をどう伝えていくのが一番いいのか考えるのが大変ですが頑張っていきます。❗

写真・文書 3H鳴本

春の果樹園実習その②

前回に続き春休み中に果樹専攻新2,3年生が行った実習を紹介します。

◆モモ苗木の定植

モモの苗木を、寮の横に造成中の新しいモモ園に植え付けました。おおまかな作業内容としては、

(1)植え付け場所に穴を掘る。
(2)肥料や土壌改良材を土と混ぜる。
(3)苗木を植えて土を埋め戻す。
といった感じです。新しいモモ園には悦白桃、清水白桃、白露、ゴールデンピーチなどの品種を計21本植える予定です。この日植えたモモは今後10年20年とこの場所でおいしいモモを生徒とともに実らせてくれることでしょう。

◆ブルーベリー苗木の定植
ここ2年ほど手つかずになっていた園芸科学科順化温室横の花壇スペースを整備してブルーベリー苗木8本を植え付けました。これまで花壇に植わっていたアジサイやツバキ、オリーブなどは中庭に移動してその後ブルーベリーを植え付けました。ブルーベリーは実を食べるのはもちろん、花や紅葉も楽しめ低木性で管理しやすい果樹です。

◆ベリー類の苗木の鉢植え

多くの果樹は大きな木になるものも多いですが、大きくなると管理がしにくくなります。そこでいくつかの果樹では果実の収穫量は下がりますが、管理がしやすく扱いやすい鉢で栽培することにしました。この日鉢植えにしたのは、ブルーベリー6本、レッドカラント1本、ラズベリー1本、イエローラズベリー1本です。今後授業の中で観察、利用していく予定です。

春の果樹園実習その①

春休み中に果樹専攻新2,3年生が行った実習の内容を紹介します。

◆モモの摘蕾

この作業はモモの花が咲く前の蕾の段階で、余分な蕾を取り除く作業です。枝の上側や根元など蕾が実になったときの様子を想像して手で蕾を掻き取っていき、養分の浪費を抑える効果があります。春の恒例実習ですが、今年は暖かいためか蕾も例年より大きくなっていました。

◆ブドウハウスのビニール張り

こちらも毎年この時期に行っている作業で、ブドウ用ハウス一棟と簡易被覆のトンネルハウス18本のビニールを張りました。ブドウは雨が苦手なため雨よけのためにビニールハウスで栽培しています。この日作業したブドウ用ハウスでは高妻という品種を、トンネルハウスではベリーAとピオーネという品種を栽培しています。新3年生は昨年も春休みにやった作業でもありテキパキとした動きでスムーズにビニールを張っていきました。新2年生は初めての作業でしたが、最後まで積極的に動いて時間内に高妻ハウスのビニールを無事張ることができました。今後はいよいよ栽培にむけての作業が本格化します。皆で協力しておいしい果物をつくりたいと思います。

卒業式に向けてコサージュを作りました

今日は明日の卒業式で卒業生が身につけるコサージュの制作を行いました。2月の上旬に外部講師の先生にコサージュ作りを教えてもらい、園芸科学科2年生と1年生の草花専攻生が約250個のコサージュ作りに臨みました。作業机ごとに5−6人のグループを作り、1グループで35個のコサージュを作りました。

最初に花材のデンファレ、カスミソウ、レザーファンなどにワイヤーをとおしてフローラルテープを巻き付けて組み立てる前の基本材料の制作を行います。1つのコサージュを作るためには、デンファレが2輪、カスミソウ4枝、レザーファン3枚を1セットとして使うため下準備をするだけでもかなりの時間を必要としましたが、皆楽しそうに作っていました。

すべての花材の準備ができたら、それらを組み立てます。花や葉の向きを考えたり、しっかりとワイヤーで固定するなど細かな注意事項を守りながら綺麗に組み立てていきました。そして最後にリボンを巻きつけて完成です。3時間以上におよぶ実習でしたが、無事すべてのコサージュが完成しました。少し疲れた様子も見えましたが、出来上がったコサージュを見ると皆達成感があったようです。明日の卒業式を待つばかりです。

3学期最後の実習(果樹園)

この日は1年生の果樹専攻生が3学期授業時間内最後の実習を平山の果樹園で行いました。果樹園では桃やブドウのせん定作業も終わり、この日はナシのせん定作業を行いました。勢いよく真っ直ぐ上に伸びた徒長枝と呼ばれる枝を中心に枝を切りました。

専攻生はせん定バサミやノコギリを枝の太さによって選択しながら作業を行いましたが、握力が必要なことから苦戦している様子でした。4本のナシの木を順番にせん定し、約1時間半ほどの時間ですっきりとした木の状態になりました。これで次年度もおいしいナシが作れそうです。

また、半分のグループは刈り取った草の片付けを行いました。平山果樹園は山の中にあるため夏季は周辺が草だらけになります。そのため、専攻生が草刈りを行って果樹園の整備を行っています。刈った草をそのままにしておくと次の年に草刈りがやりにくくなることから刈った草の片付けを行っています。地味な作業ながら大事な作業で来年度への準備ができました。
来月には、ブドウハウスのビニール張りやモモの摘蕾作業、苗木(モモ、ミカン、ブルーベリー)の植え付けなど様々な管理作業が始まり専攻生も忙しくなりそうです。