ブドウの観察日記(5月4日)

【校長室便りR2-06】 GW中の学校農場のブドウを観察してきました。

「アレキ」の温室では、連休中も先生が来て「新梢の管理」をされていました。「アレキ」の新梢も一週間でずいぶん生育し、4~50cmに伸びて花穂も大きくなっていました。一本の新梢に花穂が2~3つ着きますが、最終的に1つに間引いていきます。

一方で「シャイン・マスカット」は新梢の長さが 7~80cmに伸びているものもありました。先生がされていたのは新梢の「間引き」作業。枝の密度の高いところは、真上に伸びていたり、重なり合っていたりする新梢を落としていきます。

上の右の写真のように「シャイン・マスカット」の花穂は「主穂」の軸が大きく伸び、本来「副穂」となる「岐肩(きけん)」「つる」になっていました。

(※ 「副穂」 のことを「岐肩」とも言います!)

上の写真は、ビニールハウスの「高妻」の様子です。花穂も大きくなっています。

上の左の写真は「高妻」の花穂です。こうしてみると品種によって花穂の様子(※特に「花蕾(からい):ブドウの一粒一粒になるつぼみ」の着き方)がそれぞれ異なっているのがわかります。右の写真は新梢の上部に着いた「つる(巻きひげ)」です。

ブドウのこれからの栽培管理作業は、新梢の生育を抑えて、ブドウの房となる花穂の生育にしっかりと養分が回るようにするための作業となっていきます。

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