農業科学科(有機専攻) 田んぼの準備

有機専攻では、5号田(有機田)に元肥(もとごえ:作物を植え付ける前にほどこす肥料)を散布しました。

有機無農薬栽培では認められた肥料しか使用できません。

元肥の散布には散粒機(さんりゅうき)を使いました。生徒との実習では、手振りでの散布です。

右手でハンドルを一定のスピードでくるくると回しながら、一定のスピードで歩きます。左手で、肥料の量と、散布する方向を調整します。ムラなく散布するのは意外と難しいです。

これで、田んぼに水を張る準備が整いました。

農業科学科(作物専攻)稲作編 元肥散布」 ←手振りでの散布

7号ハウスに設けた有機の苗代では、稲の苗がすくすくと成長しています。

苗が大きくなってきたので、トンネルを取り除きました。

苗の様子はどうですか?過去の投稿と見比べてみてください。

現在は、12㎝ほどにまで成長しています。

農業科学科(有機専攻) 稲の様子」 ← 2020/05/18

農業科学科(有機専攻) 稲の様子」 ← 2020/05/19

 

農業科学科(作物専攻)稲作編 水田入水

田植えまで残すところ、あとわずかになりました。

水田に水を張り、代掻き(しろかき:苗を植える前に整地をする工程)→田植えにむけ準備していきます。

エンジンポンプを使い大量の水を水田に流していきます。

一番最初の入水は、土がよく乾いているので時間がかかります。

明日の代掻きに向け水の量を調節します。

金曜日からの田植えに向け着々と準備が進んでいます!

農業科学科 1年生 登校日

農業科学科1年生は本日、登校日でした。

実習服が配られ、いよいよ本格的な実習を始める準備が整いました。

今日は、西圃場で栽培しているスイートコーンの管理実習を行いました。

先生の話を熱心に聞き、実習に取り組んでいました。

主な実習の内容は、スイートコーンの間引き、追肥、土寄せでした。

わずか2週間程度で驚くほど成長したスイートコーンに戸惑いながら間引きをしていました。

追肥をして、初めて使う三角鍬で土寄せをおこないました。これからいろいろな作業を経験し、先生の技を盗みながら学んで、農具の扱いに慣れていきましょう。

以下にスイートコーン関連の投稿のリンクを貼っておきます。もう一度スイートコーンの成長を振り返ってみましょう。また、課題などに活用しましょう。写真を保存して、スケッチをするのも良い勉強になりますよ。

農業科学科 スイートコーン」2020/04/23 ←播種準備

農業科学科 1年生分散登校 農場案内」2020/04/24 ←播種

農業科学科 1年生「農業と環境」スイートコーン」2020/05/05 ←出芽

農業科学科 1年生「農業と環境」スイートコーンの様子」2020/05/07 要チェック

農業科学科 1年生「農業と環境」スイートコーンの様子」2020/05/21 要チェック

 

農業科学科(作物専攻)稲作編 ヒノヒカリ・黒もちのトンネルはずし

ヒノヒカリ・黒もちの種まきから11日が経過しました。

前回の実習はこちら↓

・ヒノヒカリ・黒もちの籾播き

・きぬむすめトンネルはずし

トンネルの中で順調に生長していき、人差し指くらいの長さにまで大きくなりました。

前回のきぬむすめ同様、綺麗に揃いました。

生徒と田植えができる日が待ち遠しいです!

農業科学科(有機専攻) 有機無農薬ホウレンソウ収穫

有機専攻では、5月20~21日に「有機無農薬ホウレンソウ」を収穫しました。

収穫したホウレンソウは袋詰めして、校内で販売したり味彩館に出荷したりしました。

みなさんも学校が再開したら、ぜひ購入し食べてみてください。

有機専攻では収穫したホウレンソウを一つ一つを丁寧に洗います。これは、土を落とすためだけではありません。

有機無農薬栽培では害虫などがいる可能性があります。それを葉の一枚に至るまで細かくチェックしながら洗い流していきます。

洗い終わったホウレンソウは230g以上になるように計って、袋詰めしていきます。

袋詰めが終わると、「おかやま有機無農薬農業」認定の証であるラベルを張って出荷準備が整います。

収穫したその日のうちにお店に並ぶ、一つ一つに手間暇をかけ、愛情のこもった有機無農薬のホウレンソウ。そんなホウレンソウの素朴な味わいを皆さんも是非味わってみてください。

農業科学科(作物専攻)畑作編 サトイモ・スイカの管理

圃場に植えたサトイモとスイカは、毎日ぐんぐんと生長しています。

前回の投稿はこちら↓

サトイモの定植   ・サトイモの芽出し

スイカの定植    ・空中栽培の準備

今後も順調に生育できるよう、今日は以下の実習を行います。

○サトイモのマルチ抑え

○スイカの摘心(てきしん)

 

サトイモは、風になびいたマルチが株元の葉を傷つけてしまうので土で株元を覆い保護していきます。

こうすることで、株元の傷口からの病気や腐れがなくなり初期の生育が良くなります。

スイカでは、摘心(てきしん:成長している芽を摘み取り、外側の芽を伸ばす)を行います。

スイカは、一番生長しているツル(親ツル)の葉が5~7枚のタイミングで摘心することで外側のツル(子ツル・孫ツル)に栄養が行きわたり甘いスイカがたくさん収穫できます。

葉の枚数を数え摘み取っていきます。

摘心したツルが今後の生育で迷子にならないようテープを張り目印を付けます。こうすることで必要なツルだけを仕立てることができます。

日頃の管理が植物の収量や品質を左右するため、毎日観察し適期に管理ができるようにします。

6月から生徒と観察できるいいですね!

農業科学科(作物専攻)稲作編 除草剤散布

春の草が終盤を迎え、夏の草が展開しようとしています。今の時期に除草剤を散布することで夏場の草管理を容易にします。

今日は、学校から離れた田んぼを中心に散布していきました。

水田周りの雑草は、稲への病害虫の被害を及ぼす原因になるため適期に除草して管理します。

夏場の管理が少しでも楽になるといいですね!

農業科学科1年生「農業と環境」スイートコーンの様子(5月21日)

5月13日の登校日に葉の枚数を数え(葉齢(ようれい);葉の枚数で生育の度合いを測る方法)、更に「間引き」を行い2本立ちにしたスイートコーン。

この日葉の枚数4~5枚であったものはどんどん成長し、1週間後の今日、約8枚(葉齢8)にまで成長してきました。草丈(くさたけ)もグングン伸びています。

本当は今すぐ次の段階の管理作業をしてやらなければいけないのですが・・・、それは25日の登校日までお預けです!