地域での展示活動「準備含む」

園芸科学科では、次のとおり、校外で展示活動を展開、又は展示予定で準備活動に取り組んでいます。

(1)和種薄荷(日本ハッカ)復活プロジェクトの一環
場所: 吉備路観光案内センター(総社市三須、サンロード吉備路)

(2)園芸セラピー部門の学習成果
場所: 岡山市立高松公民館1階(岡山市北区津寺)
期間: 6月25日~7月31日
搬入: 6月24日(月) 5・6校時 3年生徒2名で実施予定
※次の写真は、展示予定の芝人形を育てているところです。
(6月3日に作成した芝人形)

薄荷(ハッカ)抽出実験 3日目

実施目的: 6/27薄荷地ビール試験醸造用ハッカエキスの抽出

6月4日(火)には、吉備土手下麦酒醸造所 西村耕司氏にお越し頂き、2年園芸セラピー専攻生13名が3回目の実験を行いました。

真空蒸気抽出法
 ハッカ乾燥葉を使った抽出実験・・・ひたすら抽出する実習

麦芽実験
麦芽200gを使って糖度を高める実験

2.生徒の感想
麦芽実験
・前回の実験では、真空抽出法を担当したが、きょうは麦芽で糖度を上げる実験を担当しました。混ぜたり、火力を強くしたり、弱くしたりして65℃をキープするのが難しかったです。糖度目標14度でしたが、13度で悔しかったです。(Y)
真空蒸気抽出法
・自分たちが抽出したハッカエキスで「地ビール」を作るのがすごく楽しみです。
・前回と同じ作業なので、蒸気を冷やす、パイプの冷やし方などやりやすかったです。
・最初は蒸留スピードが上がらず苦戦しましたが、後半すごいスピードで蒸留できてうれしかったです。

◎指導者のコメント・反省
今回利用した真空蒸気抽出機器もプラントが極小で、しかも蒸気を冷やすパイプを氷を手で持って冷やすということもあり、装置化が急がれます。このため、抽出すること、実験に手がかかり、知識編が不足してしまいました。
※西村様には、6月27日醸造所での本番に向け、さらにご苦労をお掛けします。

味の濃いトマト、新鮮なキュウリ

夏野菜も収穫最盛期。6月3日の収穫・選果の様子です。

安心してお食べいただけるように、化学的農薬はほとんど使用せず栽培しています。放課後、校内で販売しました。

園芸科学科では、農業科学科に大玉トマトを譲り、中玉トマト(商品名:フルティカ)を栽培。農業科学科が栽培しなくなった胡瓜(キュウリ)を復活。品種名:夏ばやしを栽培中。この二つの夏野菜も、3年生徒の課題の一つに加えています。

ネットメロン・ネット形成の不思議

園芸科学課題研究のテーマ「水耕温室メロン」

6月3日朝現在の温室メロンの「ネット形成」情報をお伝えします。
このメロンの収穫予定は、計算上7月11日ごろになります。

 

「農場公園化構想」始まりの花壇で植え付け

5月29日、園芸科学科3年園芸セラピー専攻生が、平成16年度から始まった農場貢献公園化構想の最初の花壇である、「園芸福祉モデルガーデン4基」の植え替え実習「ガーデニング実践」に取り組みました。

本格的な植え替えは、8月31日の学校開放講座での植え替え実習になります。

■この花壇は、農場のシンボルゾーンにあります。藁葺き屋根「資料館」の西。

岡山市北区久米地区 笹ヶ瀬川河川敷試験装飾

岡山市北区久米地区の福寿会の代表から依頼を受け、本校の園芸科学科草花専攻生が試験装飾に行ってきました。福寿会の皆様は、岡山市のアダプト事業で笹ヶ瀬川の河川敷、約400mの草刈りを年間数回行われています。草刈りだけでは、と考えられ、久米地区の美化に貢献したいと試験的に草花装飾が出来ないかと依頼をされ今回試験装飾を行ってきました。将来的にはかなりの範囲の装飾を計画中です。さあ、今回の試験装飾、夏を乗り越え、うまくいきますように!!

教育環境整備「ガーデニング実践」

園芸科学科では、農場公園化構想にしたがい、花苗等を活用して園芸装飾、ガーデニング学習として環境整備を行いました。
■5月14日、職員玄関
「総合実習(2年草花専攻生)」

■5月17日、牛舎沿い花壇
「総合実習(園芸科学科1年生)」

■5月13日~22日、水耕1号温室西犬走り「ライン花壇」
「課題研究・作品制作(3年園芸セラピー専攻生)」

薄荷(ハッカ)抽出実験第二日目

6/27薄荷地ビール試験醸造を目指して!
(薄荷にこだわった特産物づくり)

和種薄荷は、岡山の在来作物。 5月21日(火)には、吉備土手下麦酒醸造所 西村耕司氏にお越し頂き、2年園芸セラピー専攻生13名が次のような実験を行いました。

①フレッシュなハッカ葉を使った「薄荷真空抽出実験(第二日目)」

写真1:矢掛佐藤農園ハッカ 写真2:高農ハッカ 写真3:生葉10gに計量
写真4・5:真空抽出法で実験 写真6:抽出結果(左:矢掛は時間が短く少しのみ。右:高農ハッカ)

②麦芽200gを使って糖度を高める実験を行いました。

写真7:麦芽  写真8:麦芽の計量  写真9:65℃にキープ
写真10・11:屈折糖度計で糖度の確認  写真12・13・14・15:糖度の上昇

2.生徒の感想
■麦芽実験
・初めて麦芽を使って糖度を上げる実験をしました。アミラーゼが働く65℃を保つ必要がありました。70℃を超えたこともあり、65℃温度を一定に保つのは難しかったです。
・何とか糖度15度を超えましたが、10度を超えてからはなかなか上がりませんでした。最後に飲んだ麦芽は甘すぎてビックリしました。
■真空蒸気抽出法
・(手動で)絶えず真空を保ち、また(蒸気が通る)パイプを冷やし続けることが難しいことでした。3人グループで交代しながら何とかすることができました。
・前回の乾燥ハッカの方がハッカの成分が強く出るのではないかと思いました。
・真空抽出法の最後、(終了時)違うパイプを抜くと逆流するから気をつけて行いました。
・成分の抽出作業は人の手でずっと管を持ち冷やすだけだったりだけど、その作業だけでもすごく大切な作業だと分かりました。
・続ける植物の成分を抽出してパイプを抜いた後、冷やす水にそのパイプを浸けてしまい逆流してしまいました。
■ホップ
・ビールの材料のホップには、様々な種類があり、香りがまったく異なりました。(カスケードホップ(乾燥花)、ザーツホップ(ペレットで)、シトラホップ(ペレットで)

 

種無し「マスカット」に挑戦

マスカット・オブ・アレキサンドリア種ありが常識。それに挑戦して、無核化「種無し」に3年果樹専攻生が取り組んでいます。

写真:5月20日、ジベレリン処理中の生徒
■7号温室222㎡(マスカット専用温室)