岡山の歴史・文化研究フォーラム参加(畜産科学科)

11月25日(日)に「高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム」が開催されました。場所は山陽新聞社さん太ホール。本校から畜産科学科2年生のミツバチ研究グループが参加しました。発表題目は「岡山県におけるミツバチ飼育の歴史と魅力」。

ミツバチ飼育は紀元前6000年頃から始まり、人間の知恵でさまざまな発達を遂げて今日みられる養蜂の形ができあがりました。また県下のミツバチ飼育の現状と課題についても考察しました。私たちも先輩たちから受け継いだミツバチを16年間飼育を継続しており、大切に育てています。

ミツバチを飼育していると、ミツバチの生産だけでなく、もっと別のことが大切だということに気づき始めました。それはミツバチを中心に置いた人とのつながりでした。この取り組みを通じて、さまざまな年代の人、異なった職業の人、男性・女性・・・多くの方々との出会いがあり、私たちは人間的に成長できたと思っています。その熱い思いを力いっぱい発表してきました。

秋のふれあい市で「ふれあい動物園」開催!

10月27日(土)に創立120周年記念「秋のふれあい市」が盛大に開催されました。

その中イベントの一つとして、畜産科学科では「ふれあい動物園」を行いました。

学校で飼育している、ウシ、ニワトリ、ヤギ、フェレット、チンチラ、ウサギなどを展示し、来場してくださった方々に触れ合ってもらいました。特に子供たちには大人気。動物の体の温かさ、被毛のやわらかさなど感動的で、思わず大きな歓声も。

次回は春に開催します。お楽しみに。

動物実験初級編(畜産科学科1年生)

畜産科学科の1年生は専門科目「動物バイオテクノロジー」で実験用マウスの飼育や活用について学んでいます。今日の実験は「マウスの個体識別法」。同じような体型・顔をしているマウス40匹を見分けることは至難の業です。そこで一番簡単な方法として、マウスの体の一部に特殊な色素を塗り、それぞれの動物を見分ける方法があります。まず、色素を調合します。その後色素を背中側の被毛に塗っていきます。塗り方にも複雑なルールがあります。この実験で識別したマウスは生徒たち各自の担当になります。3学期まで学習のお世話になるマウスに感謝しながら真剣に実験に取り組みました。

中山中学校で出前授業(畜産科学科)

10月9日(土)に、岡山市立中山中学校で行われた「ふれあいSTURDAY]に参加してきました。本校の授業は「動物からの贈り物」というテーマで、座学と実習を行いました。講師は畜産科学科の原先生と、畜産科学科1年生(中山中学校卒業生)3名。まず人と動物との関係についての座学があり、動物から私たち人間に提供してもらっている食べ物や、心のいやしについて勉強しました。その後、鶏卵の構造や、羊の毛を使った毛糸づくりを行いました。またハチミツの検査では、さまざまな花から採れた蜜の特徴について学びました。参加した中学生はみんな積極的。楽しくて有意義な授業になりました。

マウスの繁殖実験(畜産科学科)

畜産科学科2年生の実験動物専攻生は動物の繁殖について学習していますが、今回の授業では、「マウスの繁殖実験」に取り組みました。

専攻生はそれぞれ繁殖に適したマウスのオスとメスを選び、飼育ケージの中で同居させました。中には相性のよくないペアもありましたが、時間の経過とともに落ち着き、無事ペアリング成功。四日間の同居後、メスだけにして分娩を待ちました。すると20日後に3匹のメスが無事に出産しました。子供の数はそれぞれ10匹、8匹、7匹。お母さんマウス、がんばって子育てしてください。生徒たちは熱い視線で様子を見守っています。

インターンシップ②(畜産科学科)

畜産科学科2年生が参加したインターンシップの追加報告です。

今回は動物園とドッグセラピー施設です。

動物園はちょうど子供を対象としたサマースクールの期間に当たりました。小学生相手のイベントは少し緊張しましたが、次第に余裕が生まれ、動物についての説明ができました。

ドッグセラピーは、犬の持つ優れた能力を医療に活用する技術です。十分なトレーニングを積んだ犬を使っての活動は、初めての体験でとても勉強になりました。

今後の進路選択に活かしていきたいと思います。研修でお世話になった、池田動物園(岡山市)、NPO法人介護高齢者ドッグセラピー普及協会((岡山市)の皆様ありがとうございました。

インターンシップ①(動物病院)

夏休みの期間を利用して、畜産科学科2年生は動物関連機関でインターンシップ(職場体験)を行いました。2名は動物病院。倉敷動物医療センターアイビー動物クリニック(倉敷市)と池田動物園動物病院(岡山市)にお世話になりました。動物病院の業務を体験することで、憧れの動物関係への進路選択の大きな道しるべになりました。お世話になった関係者の皆さん、ありがとうございました。

 

乗馬体験(畜産科学科・校外研修)

8月10日、畜産科学科・2年生の実験動物専攻生10名は、岡山市東区にある乗馬クラブで、研修を行いました。

まずクラブの所長さんから、乗馬クラブの会社説明と業務内容についてのお話がありました。場内案内の後、いよいよ実習です。作業服に着替え、「飼いつけ」とよばれる馬への給餌(えさやり)です。それぞれの馬にあった乾草を決まった分量与えていきます。日頃学校の実習で、いろいろな家畜に接していますが、馬の大きさには圧倒されます。

午後からは、楽しみにしていた乗馬です。ドキドキしながら馬の背中にまたがると、目線がいっきに高くなります。インストラクターの先生の指示に従い、手綱を持ち、姿勢を整えると、ますます緊張感は高まります。馬の胴体に足で「前進」の指示を与えると、ゆっくりと歩きだします。手綱を手前に引くと馬は止まってくれます。馬場を何周か周回すると、次第に余裕も出てきました。

初めての乗馬体験の生徒が大半でしたが、とても楽しく、充実した時間でした。また将来の進路を考えるよいきっかけにもなりました。

 

 

動物愛護のついて考える(畜産科学科)

先日、日本愛玩動物協会岡山支所の事務局より、「動物愛護に関する勉強会があるので参加しませんか」と連絡がありました。するとすぐに、畜産科学科の2年生から手が上がりました。今回のテーマは「被災地における動物愛護のあり方」です。場所は池田動物園の会議室(岡山市北区京山)。参加した生徒は、日ごろから考えている「動物への接し方」、「緊急時の動物の管理」、「動物が苦手な人への心づかい」について自分の意見を発表しました。会が終了後、参加している支部員(10名)から口々に「しっかりとした意見でしたね」と評価され、今後の動物とのかかわり方に生かしていこうと気持ちを新たにしました。

「ミツバチの不思議」(開放講座・畜産科学科)

8月4日に地域の方々を対象に「ミツバチの不思議 ~ハチミツをしぼろう!~」の学習会を開催しました。参加者は13名。本校畜産科学科2年生も3名指導者として頑張りました。まずミツバチの生態についての座学。続いて巣の中の観察。女王バチ、働きバチ、雄バチのの存在を確認し、産卵状態、ミツの量をチェック後、いよいよミツしぼり。巣の表面にあるミツ蓋(ふた)と呼ばれる薄いロウの膜を包丁で切り取り、専用の遠心分離機に入れます。そして力を込めてぐるぐる回転させると、きれいなミツが採取できます。参加したみんなで力を合わせてしぼりました。その後、ミツは巣の破片を取り除くためにろ過し、びん詰めしました。甘くてきれいなハチミツを手にした参加者は大喜び。とても楽しく、勉強になった一日でした。