園芸科学科 農業簿記合格

園芸科学科3年生2名が農業簿記3級に合格しました。

園芸科学科では3年生から専門科目「農業経営」の授業で簿記を学んでいます。

農業簿記は、農業の分野で用いられる簿記です。商業簿記とは異なり、農業ではひとつの生産物が完成するまでに投入されたコスト項目すべてをチェックする必要があるため、工業簿記に準ずるやや複雑な記帳の方法による簿記となっています。

近年、農業の法人化、異業種企業からの農業参入により、農業従事者やその関係の方々にとっては、農業簿記による経営管理の必要性が高まっています。

授業で学ぶ以上のことを学習する必要があったため、他の生徒が帰った後の放課後補習に参加。熱心に取り組んだ結果、見事合格をすることができました。

みかん収穫しました

12月に入り、みかんの収穫を行いました。本校には現在2本の温州みかんの木があります。昨年は不作でしたが、今年は豊作でたくさん収穫ができました。あまり管理をしていなかったため、大きさが不揃いだったり病気で見た目が悪いものが多かったですが、味は甘くおいしかったです。これで果樹園のすべての果樹の収穫がおわりました。また、来年おいしい果物づくりに励みたいと思います。

快挙!全国農業高校「お米甲子園」で2年連続3回目の『金賞』獲得。おめでとう!

【校長室便りR2-27】第11回全国農業高校お米甲子園で、本校産のお米「にこまる」が見事『金賞』を獲得しました。しかも本校のお米が『金賞』を受賞するのは、2年連続、3回目の快挙です!

「お米甲子園」は、明日の日本の農業を担う高校生たちに、世界でも有数の「日本のお米」に誇りを持ちその伝統を受け継ぎ、さらなる発展を目指してほしいという思いから米・食味鑑定士協会が主催する「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」の一部門として開催されているもので、全国の農業高校の実習田で育てたお米の食味・品質を競い合う、農業高校で米づくりを学ぶ生徒たちにとっての『甲子園』です。

この大会の審査は、全国から応募のあった検体(玄米1.3kg)から「一次審査」:食味分析計・穀粒判別器による玄米分析、「二次審査」:味度計による数値測定の合計値により15校がノミネートされ、その15校を対象とした「最終審査」で実際に審査員による官能審査が(令和2年度は11月28日(土)静岡県小山町で開催された大会にて)行われ、『最高金賞:1校』・『金賞:4校』・『特別優秀校:10校』が決定するというしくみです。

今年度は、本校から「作物」専攻班と「環境農業」専攻班の両方から応募したお米(検体)の中から、「作物」専攻班の「にこまる」が『金賞』を受賞。(※昨年度は同大会で本校「環境農業」専攻班の「にこまる」が同じく『金賞』を受賞しています。)実は、本校は平成24年度からこの大会に9回連続で挑戦し、『金賞』を3回(平成24年・令和元年・2年)、『特別優秀賞』を3回(平成25・26・27年)受賞しているんです!

12月24日(木)、2学期の終業式を終えたこの日は、地元の山陽新聞社様から取材を受け、受賞した「作物」専攻の生徒たちが頼もしい表情で応じてくれていました。

 

マウス繁殖実験(畜産科学科)

実験動物専攻生2年生は「マウスの繁殖実験」に取り組んでいます。発情、交尾行動等について学んだあと、担当の動物を選び実験を開始しました。体重の推移、外観の変化を観察しながら、約20日間の妊娠期間を経て分娩がありました。生まれた子供は最初は被毛が無くまさに「赤ちゃん」です。日にちが経過するにつれて、眼が開き、毛が伸びてきました。お母さんは一生懸命に授乳し、育児をしています。誕生して15日が過ぎると親と同じエサを食べることができます。子供の成長をやさしく見守っていきたいと思います。

キウイフルーツ、加工利用しました

果樹園にはキウイフルーツの樹が4本あり、毎年おいしい果実を収穫しています。今年は夏の水不足などで果実が小さく不作となりましたが、2年生と3年生の果樹専攻生が収穫を行い、ジャム等の加工に利用しました。

収穫量は60kg程度でした。収穫したばかりの果実はとても硬いので、エチレンを処理して追熟させることで甘く柔らかな果実になります。

果実は主に果樹専攻生がジャムやドライフルーツ等に加工利用しました。この日はジャムの試作を行いましたが、実習時間内では少し時間が短くゆるめのジャムとなってしまいましたが、生徒は家での試食を楽しみにしているようでした。

 

干し柿できました

11月上旬に園芸科学科2年生と果樹専攻生がつくった干し柿が出来上がりました。今年は天候に恵まれたおかげで、カビなども発生することなくきれいな干し柿ができました。渋柿が干し柿になるまでの過程を、外観や重さの変化をしっかりと観察することでよくわかりました。

動物の健康(畜産科学科)

今日の1年生の学習は「動物の健康」。ウサギの口腔(口の中)の検査です。人に飼育されているウサギやネズミの仲間は歯の伸びすぎに注意しなくてはなりません。ウサギを上手に保定し、口腔を開き歯の状態を観察していきます。初めての体験で苦労しましたが全員きちんと観察することができました。もし伸びすぎだと、歯をけずらなくてはなりませんが、学校のウサギたちはすべて正常なことがわり、ほっとしました。

動物活用(畜産科学科)

2年生の専門科目に「生物活用」があります。動物を活用して人間生活を豊かにすることが目的です。

今日は「愛玩動物の飼育」の学習です。ヨーロッパケナガイタチを家畜化・ペット化した「フェレット」が教材です。

動物にとってやさしいもちかた、扱い方について実習しました。フェレットはとても愛嬌があり、飼育が楽しい動物です。将来ペット業界に進みたい生徒にとって興味ある授業でした。

羊毛フェルトづくり(畜産科学科)

畜産科学科では学校で飼育しているヒツジの毛を活用してさまざま物を作っています。今回はフェルトマスコットづくり。外部からフェルト創作家をお招きし指導していただきました。専用の針を使って染色された羊毛をチクチク刺し、形を整えていきます。約2時間の工程でかわいらしいマスコットができ上がりました。思っていた以上に素晴らしいものができとても楽しい学習になりました。

干し柿づくり

果樹専攻2年生14名が「総合実習」の授業で柿の収穫、干し柿づくりを行いました。今年は生育が悪く小ぶりな西条柿が多く、また収穫量も例年の半分以下となりました。干し柿づくりをしたことがある生徒はほとんどおらず、慣れない手つきで皮むきをしていました。

この日作った干し柿は、今後定期的に重さや外観の変化を観察しながら完成を待つことになります。おいしい干し柿ができますように。