ブドウの果皮の着色向上を願って

この日は2年生の果樹専攻生2名が放課後にブドウの着色を向上させるための処置を行いました。本校の校内では黒色で粒が大きく種無しのブドウである「高妻」という品種のブドウを栽培していますが、ここ数年果皮の着色状況が悪い状態が続いています。具体的には皮の色が黒色にならなければいけないにもかかわらず、黒色になりきらず赤っぽい色のまま果実が成熟してしまいます。味に大きな問題ないものの黒色ブドウのはずなのに赤色ブドウのように見えることで商品価値が低下します。そこで今年は果皮の着色を向上させる効果があると言われる植物ホルモンを果実に散布することにしました。新商品のため実際の効果は未知数ですが、果皮の着色の向上に期待したいところです。本校のブドウは8月下旬から順次収穫を始める予定です。

農業土木科 農業クラブ測量競技〜水準測量の部〜

7月27日に農業クラブ測量競技 岡山県大会が高松農業高校で行われます。水準測量競技の部には1年生チームが1つ、2年生チームが昨年に続き同じメンバーで1つがエントリーし、日々、暑い中練習に取り組んでいます。1年生にとっては、授業で学んでいない部分なので、ひとつ一つの動きをしっかり頭にいれて練習を重ねてきました。2年生は2回目の出場なので、細かな動きや動作の部分までこだわり、正確さはもちろん、チームワークでも負けません!!本番は、頑張ってきた成果が結果として残せるよう頑張って欲しいと思います!!頑張れ、チーム高農!!!

今年も雑草との戦い始まっています

果樹専攻生が普段実習を行っている平山果樹園は、まさに山、山、山といった感じの場所にモモやブドウなどの果樹が植えられています。5月になると果樹園全体が雑草で覆われます。そこで毎年果樹専攻3年生が刈払機を使って定期的に園内の草刈りを行っています。専攻生は、「農業機械」の授業でトラクタや刈払機を始めとした農業機械の仕組みや安全な使い方について学んでいます。「総合実習」の授業では実際に刈払機の使い方や練習を行います。この日はまだ3回目の練習ということで、ぎこちなさや怖怖した様子も最初こそありましたが、徐々に自分のペースで草刈りを行うようになりました。慣れてくるときれいに刈れているかなど刈った後の様子も気になるようです。まだこれから練習の機会はしばらくあるので、皆すぐ上達しそうです。今後も安全や体調管理に気をつけながら、少しずつ果樹園の整備が出来たらと思います。

室内園芸装飾検定受検しました

草花専攻生を中心にした園芸科学科生徒12名が、7月9日(日)に興陽高校で実施された室内園芸装飾検定3級の資格試験にのぞみました。会場となった体育館には、使用する花材などが一面に準備され、この日は他校の生徒も含めて27名が集まりました。専攻生は、この日のために放課後に練習を続けてきたので皆少し緊張した面持ちで試験に望んでいました。試験は用意された花材を基準に沿って装飾していく80分の実技試験と、園芸装飾に関する知識理解を問う60分の筆記試験があり、どちらも時間いっぱい取り組んでいました。試験の結果は、8月25日(金)に発表される予定です。

農業土木科3年 農業技術検定上級

7月11日に校内で農業技術検定上級の試験がありました。農業についての知識がしっかりと身についているかを確かめるための検定で、実技も伴います。農業土木科では、開水路での平均流速の測定、セオドライト測量における水平角の測定、トラバースの面積計算を行いました。平均流速の測定試験では、班ごとに事前に作業内容を確認し合いながら検定に望んでいました。

農業クラブ測量競技大会への挑戦〜平板測量の部〜

7月25日に農業クラブの平板測量競技県大会が高松農業高校で行われます。岡山県の農業高校生が集まり全国大会をかけて戦います。農業土木科より2チームが出場します。3年生にとっては最後の挑戦となります。昨年は内業でミスが出てしまい悔しい結果となってしまいましたが、あの時の悔しさが、今の原動力となり、最後の挑戦に向けて日々練習に励んでいます。

上記の写真は1年前の様子です。この頃より絶対に成長しているはず!!同じメンバーで最後の挑戦をします。目指すは全国大会出場。もちろん2年生も頑張ります。先輩たちに負けないようしっかりと練習に励んでいます。先輩たちからアドバイスをもらいながら、一緒に頑張っています!!

園芸科学科ニュース

本日の課題研究の内容を紹介します。

草花専攻🌹

4号温室ではシクラメンの鉢上げをしていました。鉢上げとは、種まきして育てた苗の本葉が増え、手でつまめるぐらいに育ったら、ポリ鉢に丁寧に1本ずつ植え替える作業のことです。気をつけることは一つ一つの作業を丁寧にすることと、土をあまり押さえないようにすることです。同じ温室内で別の専攻生がニチニチソウの切り戻し作業(伸びすぎた枝や茎を切り取って、株を短くし、植物の形を整える)をしていました。また新しく花が咲いてくるのが楽しみです❁。

セラピー専攻🌿

ガラス温室内ではメロンの栽培を行っている専攻生がメロンに肥料を与えていました。土のかわりに溶液で育てる水耕栽培なので、茎の下付近から肥料をたっぷり流し入れます。だいたい一回で終わらせる作業ですが、肥料の量がたくさんあり何度もやっていて大変そうでした🍈。メロンの実も大きく成長してきていて今から収穫が楽しみです。

果樹専攻🍇

今日は校内に植わっている果物を紹介します。まずガラス温室前のハウスには鉢植えにされた果樹がいくつかありました。その1つにレッドカラントがあります(写真左)。この写真はまだ生育途中ですが実は5〜10mmほどの球形で蔓状の軸に房状にたくさんの実がなります。果頂部には黒又は茶色のガクが残っていて、そのまま食べると甘味よりもとても酸味が強く、ジャムなどに加工して使う事が多いようです。他にもラズベリーやブルーベリーの鉢もありました。さらにガラス温室横にはひめりんごの鉢があります(写真中心)。ひめりんごは通常のリンゴよりも小ぶりで可愛らしいリンゴです。祭りの屋台のりんご飴に使用されているあれです🍎。ブドウの高妻ハウス横にはたくさんの柑橘類(ミカン、レモン、キンカンなど)の幼木が植えられており、どの果樹も順調に成長しています(写真右)。

写真・文鳴本

資格の取得にむけて

草花専攻2年生10名と果樹専攻生1名が、室内園芸装飾検定3級の資格取得に向けて放課後に練習を行っています。室内園芸装飾は国家検定の1つで直径1mの円を緑化杉テープで作り、その中に決められたとおりに観葉植物や鉢花を並べます。クラフト紙と水苔を使い隙間をきれいに埋め、最後に寒水石を飾ります。1時間できれいに仕上げることが求められます。
この日は6名が放課後に練習用キットを使って制作を行い、時間を計測して何分でどの行程まで作業ができているか確認していました。完成後はお互いに花材の位置関係や造りなどを点検、確認するなど手慣れた手順で作業を行いました。

今年の試験は、7月9日(日)に興陽高校を会場にして行われます。しっかりと練習して臨み、自信をもって取り組みたいと思います。

植栽実習に行ってきました。その3

この日は、草花専攻3年生10名が総合実習の時間を利用して、学校近隣の吉備病院に植栽実習に行ってきました。吉備病院には昨年秋から植栽実習に行っており、秋にはビオラを植えていました。花壇は駐車場脇に約30メートルにわたり設置されています。今回は昨年秋に植えたビオラを片付けて肥料をいれ、新たにナデシコ約160本を植えてきました。最近は外部に装飾活動に行く機会も徐々に増え、経験をつむことができるようになりました。装飾した花壇が誰かの役にたてばと思います。

農業土木科3年『 先輩を囲む会』

  令和5年6月29日に先輩を囲む会が行われました。本校を卒業し、各方面で活躍されている卒業生を招いて、科別に講演をしていただきました。農業土木科には、5名の卒業生の方がお越しくださいました。

西武技術コンサルタント株式会社より、昭和61年度卒の須田哲様と平成30年度卒の町田龍也様が来てくださいました。仕事をするうえで大切なことは「信頼を得ること。」日頃から先輩や後輩とのコミュニケーションをしっかりしておくことで良好な人間関係が築けると。また高校生のうちに出来ることは何でも積極的にやること。それが仕事をするようになったときに、自分から行動を起こせる力になるのだそうです。

岡山県高梁地域維持補修課より、令和3年度卒の岡本智紘様が来てくださいました。実際の仕事内容を写真や動画で見せてくださり、とてもわかりやすく説明してくれました。中学校受験の際に自分の進路を考えたそうで、勉強は頑張ればがんばった分、身につくので今のうちにしっかりとやっておくと良いとアドバイスを頂きました。

株式会社 笹山工業より、平成31年度卒の熊代隼斗様が来てくださいました。入社してから測量を覚えるのに苦労したそうで、高校時代に特にレベルやセオドライトをもっとしっかり勉強しておけばよかったと振り返られていました。今からでも遅くないので、やれることはしっかり頑張ってとエールもくれました。

目黒建設株式会社より、令和2年度卒の小村航大様が来てくださいました。進路を決定するうえで大切にしたことは「自分がこれなら続けられる」と思うものを選んだそうです。はじめの頃は図面を読み取ることが出来ず苦労したそうですが、ものづくりを通して完成したときの達成感や喜びが、今の仕事にやりがいを感じられるそうです。

様々な仕事内容から社会人の心構え、苦労話や高校時代のエピソードまで、経験に基づいたさまざまなお話をお聞きすることができました。質疑応答の場面では、多数の生徒が積極的に挙手して質問し、更に具体的な事をお聞きすることができました。これから本格的に始まる進路決定に向けた取り組みを前に、良い刺激を受けることができました。本日は貴重な時間を使い、後輩のためにお集まりくださりありがとうございました。