ブドウの観察日記(7月3日)

【校長室便りR2-15】 7月に入りました。農場のブドウの房が大きく成長してきました。まずはガラス温室の「アレキ」「シャインマスカット」

上の左の写真が「アレキ」、右の写真が「シャインマスカット」です。前回の写真「ブドウの観察日記(6月5日)」の写真←クリック!)と比べて見てください。一ヶ月でこんなに大きく肥大してブドウの房らしくなりました!

今後の作業は、最終的な房の形をイメージしながらの仕上げ「摘粒」。粒が肥大する余裕を持たせるため、奥に入り込む粒や混み合った粒を慎重に間引いていきます。

上の写真はビニールハウスの「高妻」の様子です。

「高妻」は大粒系の品種で「無核処理」をしていますが、ずいぶんと粒が肥大し、柔らかくなってきています(※「水が回る」といいます!)。そろそろ着色し始めた粒も見られました。

ブドウの成長の様子を見るのが楽しみになってきました!

 

ブドウの観察日記(6月5日)

【校長室便りR2-12】 ブドウの「摘粒(てきりゅう)」作業の仕上げ時期になりました。ブドウの房づくりには、開花前までに行う「整房」と着粒後に行う「摘粒」があります。「摘粒」は小果粒や不整果粒、果房の内側にある果粒などを除き、果粒をそろえて商品価値を高めるために行うもので、徐々に房の形を仕上げていきます。

上の写真はガラス温室の「アレキ」の房です。右の写真は6月1日の状況で、左は6月5日に「摘粒」を行った後の写真です。「アレキ」は最終的に 60粒前後の房をイメージしながら「摘粒」していきます。

上の写真は同じガラス温室にある「シャイン・マスカット」の房です。

最後の写真は、ビニールハウスの「高妻」の房です。成長が早く、果粒の大きさが 15 mm 前後になっています。品種によって粒の形が異なり、房の仕上げ方も異なっているのがわかるでしょうか?

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園芸科学科1年生 登校して圃場を見学

園芸科学科1年生が5月22日に久々に登校し、ブドウや草花などの様子を見学しました。また、農業と環境で育てる自分のトマトと初めて対面しながら、着花・着果の観察をしました。

ブドウの観察日記(5月20日)

【校長室便りR2-09】 ブドウの花が咲き始めました。

上の写真は「シャインマスカット」、下の写真は「高妻」の開花の様子です。

ブドウの花には「花弁(かべん:花びら)」はありません。「花冠(かかん)」と呼ばれる帽子(キャップ)のような器官が浮くように外れて雄しべと雌しべが現れ、受粉します。

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園芸科学科近況

園芸セラピー専攻

草花専攻

果樹専攻

 

ブドウの観察日記(5月12日)

【校長室便りR2-07】 一週間が経って、温室の「アレキ」の新梢もずいぶんと長く伸びていました。今は、大切な「新梢の管理の第一段階」です!

代表的な栽培方法では、アレキの新梢は房先(房が着いている節から先方向に数えて)5~7枚の葉を残して「摘心(てきしん:枝先を摘んで止めること)」します。

また、新梢は「捻枝(ねんし:節と節を持って梢をねじることで成長を抑制すること)」して、棚に「誘引(ゆういん:棚線にテープナー等で結びつけること)」していきます。こうすることで、新梢の生育(「栄養成長(えいようせいちょう)」)を抑制して、その分だけ房の生育(「生殖成長(せいしょくせいちょう)」)を促進させるのが目的です。

一方、「房の管理の第一段階」としては、まず「摘穂(てきすい)」。基本的には1本の新梢につき1房に、さらには1㎡当たり4~5房程度に間引いていきます。

次に「整房(花穂の切り込み)」。今は、岐肩と主穂の大きな肩の部分を除去する程度にしていますが、最終的には主穂の中程の小花穂12~14車を残して先端を切り込んでいきます。

「アレキ」の「整房(花穂の切り込み)」のやり方はいろいろな手法があり、上に記したのは一般的な方法の一つです。しかし、注意が必要なのは、ブドウの「整房」は品種が異なると、全くやり方が異なるということです。

ちなみに、下の写真は本校の「高妻」の「整房」の様子です。

「アレキ」の場合と違って、主穂の先から4cm程を残して上部を切り込んでいます。何だかもったいないような気もしますね。でも、これが品種の特性に応じた「房作り」であり、後々に一粒一粒を大きくするために必要な作業なんです。

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キュウリの定植(園芸セラピー専攻)

3号温室へ「キュウリ」を定植しました。
収穫に向けてスタートしました。収穫は生徒と実習で行う予定です。

 

園芸科学科登校日、皆元気です。

今日は、園芸科学科の休校中の登校日でした。久しぶりの登校となりましたが、皆元気に登校して顔が見れてホッとしました。

今までの課題の回収と新たな課題の配布を行いました。ほかにも1年生は実習で使う実習服の配布、トウモロコシの播種も行いました。

次登校したときにぜひトウモロコシの種どうなっているかな?

今日の園芸科学科セラピー専攻

園芸セラピー専攻では、本日ハッカ苗の定植を行いました。

園芸セラピー専攻では近年ハッカの利用促進に力をいれています。

昨年は近隣の企業と連携してハッカ風味の地ビール「薄荷乃香」試作を行いました。

今年度は、ハッカ風味の炭酸飲料を試作する予定です。

いいものが出来たら販売もしたいと思います。どうぞお楽しみに。

いちご!!

園芸科学科では「農業と環境」の授業の中でイチゴの学習、栽培を行っています。1年間かけて管理したイチゴがとうとう実りました。登校日に来た2年生に収穫をしてもらい、家庭に持ち帰り試食をしてもらいました。ほかにもトマト、白菜、トウモロコシも栽培しました。どれも自分で手をかけた作物はまた違った味のようでした。