【園芸科学科】ブドウの販売実習を行いました!

この日の販売実習では、黒系ブドウの「高妻」と少量の「シャインマスカット」を販売しました。
5・6時間目の総合実習の授業で収穫したものです。
授業中に収穫したブドウはその時間内に調整作業(形を整えたり、傷んだ果粒を取り除いたりする)したあと、パックに規定量詰めて包装して完成となります。
この日は「高妻」を中心に販売しました。
多くの生徒が買いにきてくれて、用意していた80パックのブドウはわずか20分ほどで完売となりました。販売を担当した専攻生も、種の有無や品種の説明をしながら上手に販売が出来ていました。黒系ブドウの収穫もほぼ終わり、残すのは緑系ブドウのマスカットとシャインマスカットとなりました。
もうしばらく専攻生の販売実習も続く予定です。

【園芸科学科】ブドウの収穫始まりました。

本校の果樹園でもブドウの収穫がいよいよ始まりました。この日は、雨よけのための簡易被覆で栽培していたベリーAという品種のブドウを2年生の果樹専攻生が収穫しました。今年は雨不足と強い日射の影響で、ブドウの粒や房が枯れてしまうという悪影響も出ていましたが、なんとか収穫に至りました。収穫したブドウは作業場に持ち帰り、袋から出して果房の状態を確認し、傷みや腐れがある場合は取り除いてきれいにしていきます。その後はカゴに規定量を詰めて出荷となります。この日収穫したベリーAという品種は、本校では加工向けとして栽培しており、この日収穫したブドウもジュース用として出荷することになっています。この日は1時間半ほどの実習の時間で約300kgのブドウを処理して出荷しました。今後は生食用の黒系ブドウの収穫が始まり、主に校内で販売される予定です。

【園芸科学科】1年生 スイートコーンプロジェクト

先日、園芸科学科の1年生が「農業と環境」の授業で栽培していたスイートコーンを収穫しました。

栽培していた品種は「おおもの86hyper」という名前で、倒伏に強く先端不稔になりにくい特徴があります。

5月10日に播種をして、当番で毎日朝と夕方に水やりを行い、生育調査やこまめな手入れなどを行って、愛情を込めて育ててきました。

収穫日の7月25日は最高気温35度にまでなる暑い日でしたが、全員楽しく元気に収穫をすることができました。

また、収穫後には糖度測定を行い、収穫したてのスイートコーンはもちろん、同時期に栽培していたミニトマトや市販のモモ、ジュースなどの飲料を用いて、「どれが一番糖度が高いかな?」と、測定し調査を行いました。

それぞれを比較してみると、どのグループも「スイートコーンが一番糖度が高い」という結果になり、ますます食べるのが楽しみになりました。

2学期には「ダイズ」や「ダイコン」「ハクサイ」などの栽培も行う予定なので、収穫が楽しみです。

【園芸科学科】メロン、メロン、メロン

水耕栽培で育てていたメロンの収穫、調整、販売などを園芸セラピー専攻3年生6名が行いました。園芸セラピー専攻ではガラス温室で毎年、果皮が網目状になるアールスメロンを育てています。今年は生育も概ね順調にすすみ、大きく育った120個のメロンを収穫することが出来ました。収穫したメロンは1つずつ重さを計り、重さを記した札を取りつけていきます。その後、果実表面を軽くブラッシングして表面をきれいに整えていました。最後に重さごとに価格を札に記入して販売準備が完了です。販売は7月19日の終業式後に校内で行い、メロンのおいしい食べ方や、熟れ頃の見極め方を説明しながら行いました。この日は約1時間ほどで用意した70個が完売しました。ぜひ味の感想をもらえたらと思います。

【園芸科学科】ブドウの袋掛け

この日はブドウの袋掛け実習を行いました。
ブドウはハウス内で栽培することが多いですが、病害虫被害の予防や外観の保護、日焼け防止など様々な理由からブドウの房に袋をかけて栽培しています。
ブドウの粒の数を調整する摘粒作業が終わり次第、袋をかけ、8月下旬から収穫作業が順次はじまります。ブドウの袋は目的に応じて白色の袋や緑色の袋、青色の袋などがありますが、本校ではほとんどの品種で白色の袋を、シャインマスカットなどでは青色の袋をかけました。
この数日で3000枚程の袋を掛ける予定です。ブドウの実も少しずつ色づき始めており、収穫が楽しみです。

【園芸科学科】ブドウの生育調査を行いました

園芸科学科2年生がブドウ「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の生育調査を行いました。この日は果物の栽培や生態について学習している「果樹」の授業があり、実物観察の一環で生徒全員が自分が担当するブドウの実や枝葉の大きさを計測して成長の様子を確認しました。ノギスや折れ尺を用いた計測、クロムブックによる果房の撮影などを継続的に行っていますが、計測のたびに目に見えてブドウの実が大きくなっているのがわかり、生徒たちもブドウの成長のはやさを実感しているようです。また、この日は、ブドウの実の数を調整する摘粒作業もあわせて行いました。ブドウの管理作業の中でも難しい作業であり、果樹専攻生が先生役になり周囲の生徒に教えてよい経験になったようです。生育調査は今後9月いっぱいまで続け、その後収穫します。収穫したブドウは各家庭に持ち帰り、食味試験をしてもらう予定です。最近は種無しのブドウばかりですが、種ありブドウである「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の風味など種ありの良さを楽しんでもらいたいと思います。

【園芸科学科】キウイ大きくなっています

平山の果樹園には4本のキウイフルーツがあります。キウイは雌雄異株といって雄株と雌株が別々の木になっていて、両方の木がないとうまく実ができない性質をもっています。本校では果肉の色が緑色をした「香緑」という品種をつくっています。昨年はキウイの実を間引く摘果作業が不十分であったため、小さい果実がたくさんなって困りました。今年はそうならないよう摘果作業を果樹専攻生や1年生を中心に頑張って行っています。地面には摘果したキウイがびっしりと落ちていました。収穫は11月下旬の予定で、校内で生食用に販売したり、キウイジャムなどに加工して利用する予定です。

【園芸科学科】植栽実習に行きました その3

この日は、草花専攻3年生8名が総合実習の時間を利用して、学校近隣の吉備病院に植栽実習に行ってきました。吉備病院には昨年秋から植栽実習に行っており、秋にはビオラを植えていました。花壇は駐車場脇に約30メートルにわたり設置されています。今回は昨年秋に植えたビオラを片付けて肥料をいれ、新たにナデシコ約160本を植えました。最近は外部に装飾活動に行く機会も増え、経験をつむことができるようになりました。装飾した花壇が誰かの癒やしになればと思います。

【園芸科学科】モモの袋掛け農家実習

モモの袋掛け実習に2,3年生の果樹専攻生が行ってきました。現在本校は果樹園の移転途中ということもあり、栽培しているモモの木が2本しかありません。これでは十分な実習ができないため、一昨年から近隣のモモ農家のモモ園にお邪魔して研修、実習をしています。
3年生は、総社のハーベストファームに行き、代表の田中さんをはじめスタッフ3名の方からモモ袋の効率的な掛け方などを教えていただきました。3年生は昨年の経験があるものの、1年前の作業のため忘れていた部分もあったようですが、すぐに思い出してテキパキとした動きで袋掛けを行っていました。スタッフの方からも褒めていただいたようです。

2年生は、総社の中津農園に行って実習を行いました。園主の中津さんから袋の掛け方を教わり、1時間半ほど袋掛けを行いました。2年生は果樹専攻生になってから初めてのモモ袋掛け作業ということでほとんどの人が未経験でしたが、皆一生懸命に取り組み、どんどん袋掛けのスピードがあがっていました。また、学校とは違った品種や木の大きさ、袋の掛け方など多くの勉強ができたと思います。

【園芸科学科】ブドウのジベレリン処理

ブドウが順調に育っています。現在ブドウは開花が終わり、果粒が小豆程の大きさに成長しています。本校で栽培している高妻やピオーネ、シャインマスカットといった品種では、その栽培過程で植物ホルモンの一種であるジベレリンを2回処理(花や実に溶液をつける)します。これによってブドウを種無しにしたり、大きくしたりすることが出来ます。現在はちょうど2回目の処理時期にあたり、この日は2年生の果樹専攻生が作業を行いました。作業はまず、ジベレリン溶液を作るところから行い、すべてのブドウの房に溶液を浸けていきます。見落としがないようよく確認をしながら行いました。日に日に目に見えて大きくなっているブドウの粒を見ていると今後の出来がとても楽しみになってきます。