園芸科学科ニュース

園芸科学科三年生の課題研究や実習の様子を紹介します。

草花専攻🌹

園芸科学科3年教室前の中庭から渡り廊下に続く歩道整備をしているグループの様子を紹介します。この日は、歩道を覆う植物のアーチトンネルを設置するための作業をしていました。その工程としては、道脇に穴を掘りアーチの軸となるパイプを差し込みます。パイプには朝顔を巻き付けて被覆するようです❁。今後の予定ではモッコウバラや藤の花を使用することを想定しているそうですが、成長に時間がかかるため、とりあえず成長が早い朝顔で雰囲気作りをしているそうです!

セラピー専攻🌿

セラピー専攻室ではハウスで収穫したトマトとキュウリの販売準備をしていました🍅🥒。トマトは傷の有無の確認をして、きれいに拭いてから選別します。実際に販売を行うときは350~400グラム1袋200円で販売しています。キュウリも同様にきれいなものを選別し、袋に詰めて3本100円で販売をします。トマトもキュウリも立派に成長していて美味しそうでした。放課後に校内で販売する予定です。他の野菜などの収穫も楽しみです。

果樹専攻🍇

果樹園で行ってる課題研究の内容を紹介します。担当の専攻生1名がマスカットベリーAというブドウ品種のホルモン処理をテーマに研究をしています(写真左、真ん中)。ホルモン処理というのはブドウを種なしにしたり、大きくしたりする効果が期待できる処理のことです。この処理の回数や時期などを試行錯誤して最も効果がある方法を検討しているそうです。
続いて果樹園にある梨の様子です(写真右)。現在梨は葉の表面に黄色(オレンジ色)の小さい病斑が点々と現れる「赤星病」という病気が発生していて実にまで被害が出ていました。このような病気からも守るために担当の専攻生が袋掛けに取り組んでいました。おいしい梨が収穫できるといいですね!

写真・文 3H鳴本

モモの袋掛け実習

果樹園のモモがずいぶん成長して大きくなってきました。毎年5月下旬から6月にかけてモモの果実を守るためにモモの袋掛け作業を行っていますが、最近はモモの樹の数自体が減っており、年々袋掛けの数も減っています。今年は1000枚程度しか袋掛けができず、専攻生も1,2回作業をすると袋掛け実習が終わってしまいました。そのため校内に新たなモモ園の造成を急いでいます。数は少なくなりましたが、今年もおいしいモモができるよう皆で考えながら袋掛けを行いました。

また、縁あって今年は学校近隣のモモ農家に袋掛け実習に行ってきました。果樹専攻生2年13名が総合実習の時間を利用して行いました。農家の方から品種の説明や、袋掛けの仕方などの説明を受けたあと1時間程度袋掛けを行いましたが、学校の実習で行っていたこともあり皆テキパキと袋を掛けていました。良い体験になったと思います。

園芸科学科ニュース

果樹園での課題研究風景

果樹専攻🍇

今日は梨についての研究を行っている専攻生の研究内容を紹介します。内容は果実に掛ける袋の種類を変えることで果実品質や成長に違いは出るのかをテーマにしているようです🍐。袋の種類は遮熱用、リンゴ用、モモ用、ナシ用、ナシ用(白色)の5種類でそれぞれ30枚ずつ使用します。遮熱用の袋は太陽の光を遮蔽して日焼けしないような効果があったり、リンゴ用の袋は二枚構造になっていて、着色向上のため内側は赤色になっているなど様々な効果があるそうです。課題研究で使う袋や調査区には、印をつけてわかりやすくしています(写真右)。生育調査は毎回行っていて、果実の縦径と横径を測ります(写真左)。最初の頃は縦径も横径も大きさが変わらなかったけど、最近は縦径の方がずっと大きくなっているそうです。梨の品種は「幸水」と「豊水」の二種類でどちらも国内で生産の多い品種です。どちらもすでに実はたくさんなっていて生育調査を行うたびに成長を感じられるそうです!。生育調査を行いながら病気などのチェックも行うそうです。毎年幸水に発症が多く果実に黒い星のようなスス状の胞子が見られ、見かけが悪くなり触ると手に黒く残るのが「黒星病」です。病気を早期発見できるよう心がけるのも大事ですね。

その他にもイノシシから桃を守るために電柵を設置しているグループや、草刈りをしている専攻生もいましたが、また別の機会に紹介しようと思います。

写真・文 鳴本

植栽実習に行ってきました

6月7日(水)総合実習の時間を利用して、おもちゃ王国での植栽実習に草花専攻3年生10名がいってきました。縁あっておもちゃ王国での植栽実習は令和3年度からスタートし、今年で3年目になりました。この実習ではおもちゃ王国入口の花時計、その周辺、園内のライン花壇の植栽を6月と11月の2回植え替えを行います。

使用する草花は3月に学校で種をまいて栽培していたもので、この日はペチュニア、サルビア・コクシネア、トレニア、ガザニアなど7種類約500ポットを使用しました。専攻生は事前に考えたデザインをもとにテキパキとした動きで苗を植えていきました。おもちゃ王国に来場した方に少しでも楽しんでいただけるよう、くつろいで楽しんでいただけるようにという思いを込めて実習を行いました。機会があればぜひ御覧ください。

花き市場フェアに参加してきました

6月3日(土)に岡山市花き市場で開催された花き市場フェアに参加してきました。本校からは2年生の草花専攻生4名が参加し、草花苗等をブースで販売する実習を行いました。花き市場ということで、本校以外にも多くの草花販売ブースがあり、多くのお客でにぎわいました。参加した専攻生は販売での接客を体験するとともに、花に関わる多くの商品の見学をとおして知識、経験を深めることができました。

フラワーアレンジメント競技に参加しました

6月2日(金)井原高校を会場に農業クラブ連盟主催のフラワーアレンジメント競技県大会が開催されました。この大会は県内の農業関係高校から各校の代表者が集まり、フラワーアレンジメントに関する基礎的な知識を問うとともに、指示された内容に従い作品(花束・リボン)の制作を行います。制作した作品は日本フラワーデザイナー協会の方に審査していただき、作品点、フラワーアレンジメントに関する知識点、技能点で合計点を競います。成績上位者2名は、10月に福井県で行われる産業教育フェアのフラワーアレンジメント競技に岡山県代表として参加することができます。本校からは草花専攻生の小田さんと原田くんが参加してきました。

審査の結果、本校出場者二名とも優秀賞(5位以内)を受賞することができました。更に小田さんは全国大会への出場権も獲得しました。大会に向けて練習した成果がでたようです。

園芸科学科ニュース

園芸科学科の課題研究風景

草花専攻🌹

草花専攻室では課題研究で草花を植える容器作りをしているグループがいました。プラスチック製の容器を型に使って自分の好きな形にアレンジしています。今回は風船を型に使用しての容器作りです🎈(写真左)。固まる砂利という市販のものを使いそれをふるいにかけ砂利と砂に分けます。分けた砂と水を使って容器のもととなる物を作り、風船の形にあわせてつけていきます(写真真ん中)。半日ほどで固まるのでできた容器の中にハイドロカルチャー(軽量で扱いやすく保水性に優れた用土)を入れ完成です(写真右)。

セラピー専攻🌿

セラピー専攻室では、マスクスプレーの開発をしているグループが、ラベンダー抽出のために茎と葉を仕分ける作業を行っていました。茎が残っていると乾燥しにくいためこの作業を行っています!マスクスプレーを作る工程は、ラベンダーを抽出することで採取できるオイルとウォッカ(アルコール)を混ぜ合わせて作るそうです。ラベンダーは農場職員室前の花壇に植えているものを収穫しました。試作で作ったマスクスプレーはアルコールの匂いが強いものもあっけど、いい匂いがするものも作れていました。完成が楽しみです。

果樹専攻🍇

ブドウの花が終わり、ブドウの果粒(実)がはっきりとわかるくらい成長してきました(写真左)。ガラス温室では、ブドウ・シャインマスカットの二回目のジベレリン処理を行っていました。二回目のジベレリン処理は果粒の肥大効果をもたらします。果実も順調に育っていて収穫が楽しみです。ブドウ・高妻も同様にジベレリン処理を行いました。

今年は、果樹専攻の私達が園芸科学科の紹介を兼ねて課題研究の取材を行っています。どのように質問すればいいのか写りはどうかなどを気にしながら取材をしています。自分たちがしている実習内容を詳しく相手に伝えたり楽しそうだと思ってもらえるように頑張っています!

写真・文 鳴本

園芸科学科ニュース

園芸科学科3年生の実習風景

草花専攻🌹

本日は雨だったので外での実習が難しかったです。☂

中庭の緑化・美化に取り組んでいるグループが、中庭の通路に設置するアーチ作りに取り組んでいました。アーチの土台と支柱パイプをしっかりと固定するために、コンクリートブロックにセメントを流し込んで固めていました。きれいな花のアーチづくりに向けて着々と準備をしているようでした。

草花専攻室の前では同じくアーチ作りで使用する藤の花の鉢替えをしています。鉢替えとは鉢内に根がいっぱいになった頃に行う、一回り大きな鉢に植え替える作業のことです。今回は3号鉢から4号鉢に植え替えていました。この藤の花はアーチにはわせるために育成しています。

専攻室内では別の専攻生が草花を植える容器の制作に取り組んでいました。容器作りのために動画などを参考にしてどうすればよいのか考えていました。試作で作っていた容器は形になってきているので完璧なものに仕上げていきたいですね。

セラピー専攻🌿

専攻室内では専攻生が皆で実習を行っていました。この日はレモンバーベナを収穫してハーブとして利用可能な部位を摘み取っていました(写真左、真ん中)。摘み取った葉は、乾燥してハーブティーの原料にします。専攻室内はハーブの匂いが充満していましたが不思議と落ち着く香りです。最終的には収穫トレーがいっぱいになるくらい何度も収穫するそうです!

すぐ隣のスペースでは、園芸セラピー専攻の先生がキュウリを放課後に校内で販売するための準備をしていました🥒(写真右)。大きさや形により若干量は変わりますが1袋100円で販売を行っています。放課後の販売は専攻生が行いますが、自分たちが育てた野菜の説明や、相手にどのように売り込むかなど様々な対応を考える必要があり、いい経験になります✾

写真・文 3H 鳴本

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三年生課題研究

草花専攻🌹

本日の草花専攻の様子です。

花壇の整備を行っているグループが色々な花を草花温室前の花壇スペースに植え、追肥を行っていました(写真左・真ん中)。追肥とは植物の生育に応じて必要な肥料を追加で与えることです。色とりどりの花がたくさんある環境だと気持ちも明るくなりますね☼

草花専攻室では、農業クラブのフラワーアレンジメント競技会出場予定者が大会に向けて練習を行っていました(写真右)。この大会は県内の農業関係高校から代表者が集まり、フラワーアレンジメントの知識・技能を競う大会で、今年は6月2日に井原高校で開催されます。競技会は35分の時間で行われます。この日は三枚目の写真のようにカーネーション(黄)カーネーション(赤)ミリオンなどの花材を使って練習をしていました。花を組み合わせて花束を作ることは簡単ではないけれど練習頑張ってよい結果が出るといいですね🎌

セラピー専攻🌿

この日は何人かの専攻生が西ほ場でナスを植えていました🍆(写真左)。ナスは6月下旬から7月中旬に収穫できるそうで、今からセラピー専攻の校内販売が待ち遠しいです。

専攻室では、ハーブの活用方法を考えているグループがでハーブを使用したレシピを考えていました(写真真ん中)。使用するハーブはサラダバーネット、ペパーミントで、サラダバーネットはキュウリのような風味で葉が柔らかく、ペパーミントはシソ科ハッカ属の多年草で独特のメントール臭がします。試行錯誤して頑張っていました。

また、別のグループはメロンの玉吊りの準備をしていました(写真右)。これは成長するメロンの重さに対応するために玉吊りという作業を行います。メロンが徐々に大きくなり重さを増してくると枝が引っ張られてバランスが悪くなるのでその都度調整を行います。

果樹専攻🍇

ブドウのガラス温室ではシャインマスカットの担当者がブドウのジベレリン処理を行っていました(写真左・真ん中)。ジベレリン処理はブドウを種無しにするためと、粒を大きくするために2回処理します。今回は種無しにするための処理で、ブドウの開花が終わったタイミングを見計らって行うそうです。専攻生は何回か実習中に行ったことがあるためなれた手付きでやっていました。その横ではマスカットオブアレキサンドリアの担当者が花穂整形や枝の管理作業を行っており、果樹専攻生は皆忙しそうにしていました。

写真右は私達が課題研究で行っている園芸科学科の日常を紹介するための動画を編集をしている様子です。慣れないパソコンでの操作は難しく、制作に時間もかかっていますが日々成長しています!

写真・文 3H鳴本

全国植樹祭1年前記念『百花彩』に参加しました。

令和5年5月20日(土)

 西大寺緑化公園 百花プラザで開催された、『第74回全国植樹祭岡山2024 1年前記念 百花彩』に園芸科学科草花専攻が参加しました。「全国植樹祭」とは国土緑化運動の中心的な行事で、天皇皇后両陛下のご臨席もと記念行事や記念植樹等を通じて、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に毎年春に開催されているもので、岡山県では昭和42年以来57年ぶりに来年(令和6年)開催予定です。

 草花専攻生が学習の中で生産した各種草花苗・寄せ植え・ハーバリューム等の他、農業科学科の学習で生産したトマトやトマトゼリーの販売を、草花専攻2年生3人が販売実習を行いました。曇り空ではあっりましたが、昨日の雨も上がり朝からたくさんの方が来場されました。次々にテントに来られる来場者からの質問を受け、会計を行っていきました。外国からのお客様からの『ハウ・マッチ?』等の質問にも、『エイト・ハンドレット・エン』等英語に身振り手振りを添えて説明していました。アフターコロナを実感させる明るい笑顔の人々にあふれた1日でした。