農業科学科(稲作編) 種もみの袋詰め

種子消毒から一週間が経ちました。今日は種もみを袋に詰めていきます。

乾燥が完了したからといって油断してはいけません!袋についている種もみを除去し、品種ごとに丁寧につめていきます。

ゴールデンウィーク明けの播種(はしゅ:たねまきのこと)に向け段取り(だんどり;事がうまく運ぶように前もって手順を整えること。これ大事!)を進めていきます!

農業科学科(作物専攻)畑作編 ジャガイモ畝の除草

3月に定植したジャガイモは無事に出芽(しゅつが;土から芽を出すこと)し、グングン大きくなっています。

今日は、ジャガイモの生育や管理の邪魔をする雑草を除草(じょそう;雑草を取り除くこと)して、土寄せ(つちよせ;根をしっかり張らせるため作物の根元に土を寄せてやること)・追肥(ついひ;作物の生育途中に与える肥料のこと)の準備をしていきます。

畝全体に発生した雑草を三角鍬(さんかくぐわ)を使ってガリガリ削っていきます。晴天続きで土もよく乾いていたため、効率よく除草ができました。

除草後の雑草は回収せず、そのまま日に当てて枯らしてしまいます。

最後に削れてしまった畝の角を管理機(かんりき:手押しの耕うん機)を使って整えていきます。

明日の土寄せ・追肥に向け準備することができました。このまま晴天が続くといいですね!

冬に生徒と刈り込んだベニカナメモチもきれいに芽吹き、春ど真ん中を感じるようになりました。

生徒が早く登校して観察ができるといいですね。

子ぶたグングン育っています!!

みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。

先週生まれた子豚たちは今日で8日目です。本日は1週目の体重測定の日です。多少の個体差はありますが、順調に発育しています。個々の体重は記録用紙に書き込んで掲示し、いつでも見られるようにしておきます。このまま2週目、3週目そして離乳(りにゅう;乳離れ、乳汁から餌を食べること)まで順調に大きく育ってほしいものです。

さてここで問題です。一般の養豚場の母豚が分娩から離乳までの哺乳期間はだいたい何日ぐらいでしょうか。

ヒツジ「暑いよー」(畜産科学科)

4月も下旬。日に日に気温が上がっています。全身に毛がいっぱいのヒツジにとっては暑さはこたえます。

例年本校では5月初旬に毛刈りを行います。専門科目「総合実習」の時間に2年生(実験動物専攻生)が担当します。学校再開をヒツジも待っています。

農業科学科(起業専攻)

4月20日に播種したリーフレタス「グリーンウェーブ」が発芽しました。たねが芽を出すためには、水・温度・酸素の環境条件(発芽の三条件)が整っていることが大切です。 予定では収穫は1か月後。生徒のみなさんと収穫できますように。

農業科学科(作物専攻)畑作編 スイカの空中栽培に向けて

夏季休業中のミネラル補給として、スイカを栽培します。台風や大雨、鳥獣害の影響の被害を受け、なかなか収量が上がらないスイカですが今年は『空中栽培』にチャレンジしてみます!

本来スイカは、地を這うようにつるを伸ばし成長していくため畝幅を大きく取らなければなりません。また、肥大期には着色をよくするためにスイカをコロコロ反転させます。

今回挑戦する『空中栽培』では、つるを上に伸ばすことができるため畝幅を取らず、全体的に光を吸収させることができるため、夏場の管理が楽になります。

管理しやすくするために、支柱の高さを170㎝に設定して打ち込みました。支柱が倒れないよう、横に緑色の園芸支柱を固定して強度を保ちます。

空中栽培にはさまざまの方法があります。日照条件や畑の管理のやりやすさを考え、つるが斜めに上るよう支柱を打ち込みました。最後に園芸ネットを這わせて完成です。今年はたくさん収穫できるよう期待したいです。

空中栽培の準備と並行して、前回植え付けたサトイモの畝間にもみ殻を引き、もみ殻マルチをしました。こうすることで、畝間の水分蒸発を防ぎながら雑草の発生も抑制していきます。

 

農業科学科(作物専攻)稲作編 苗代準備

6月の田植えに向け、消毒した種もみが1週間近く経過し、順調に乾燥しています。種の準備も終盤を迎えたところで、次は苗代(なわしろ;播種した苗箱を並べて管理する場所のこと)を準備していきます。

3月上旬に代掻き(しろかき;水田に水を引き入れ土を砕き均(なら)すこと)を行い、土を均平(きんぺい;均一に平らにすること)にしています。トラクターで約1㎝耕うん。ひび割れや凹凸を取り除いていきます。

トラクターで細かくなった土をコンパクター(上から抑え、圧をかける機械)で仕上げていきました。これで、苗箱を並べたとき均等に水を吸収してくれます。

米作りには『苗半作』(なえはんさく)という言葉があり、苗の出来で作柄(さくがら;稲のでき具合)の半分が決まるという意味です。

今年も良い苗が作れるよう頑張っていきます!

農業科学科 1年生分散登校 農場案内

今日は、農業科学科の生徒の登校日(分散登校)でした。

1年生はまだ、圃場や施設を知らないため農場見学をしました。

三密を避けるため4班に分かれて見学。

見学の途中、「農業と環境」で栽培するスイートコーンの播種(はしゅ;種まきのこと・・・1ヶ所3粒播き)をしました。

播種後は潅水(かんすい;水をまくこと)を行いました。

さらに、カラス被害を防ぐため地表面から約15㎝の高さに水糸をピンっと張り対策しています。

 

スイートコーン 圃場作り

本日も晴天、畑の状態も良好なため、スイートコーン畑をトラクターで耕うんしました。

食品科学科の圃場は水はけもよく、土も細かくなりきれいに耕うんできています。

畜産科学科の圃場は少し粘りがあるため、すくも(もみ殻)を混ぜ耕うんしました。

すくもは、団粒構造を作り水はけを良くしてくれます。

きれいに仕上げることができました。スィートコーンの栽培が楽しみです。

 

鶏肉の加工(むねくん・ももくん・たまごくん)

鶏肉の加工品作りに取り組みました。4月21日にゆで卵の殻むきをし醤油たれに2日間漬け込みをしていたものを、木炭で1時間30分乾燥した後2時間桜の木で燻煙し、真空パックしたら「たまごくん」の完成です。

鶏肉のムネ肉とモモ肉を、2日間塩漬(えんせき;タレに漬け込むこと)し、70℃、40分間ボイルしてから燻煙室に肉を入れ、乾燥、燻煙(くんえん;桜の木でいぶすこと)します。燻煙室に入れたばかりの肉と燻煙した肉は燻煙色がついき、桜の香りが食欲をそそります。

モモ肉の燻製は今回が初めての挑戦で、思った以上に柔らかくおいしくできあがりました。

また1つ新しい高農の加工品になりそうです。

※今回は、先生方に販売して完売しました。早く生徒たちと一緒に作って、販売し たいと思います。