3年生の専門科目「課題研究」で「ハムスターの飼育環境」というテーマで取り組んでいる生徒がいます。今日、ハムスターが普段と違った行動をしていることに気づきました。耳の後ろを後ろ足で掻(か)いています。皮膚病や寄生虫だと治療が必要です。患部を柔らかいブラシでこすり、皮膚の一部を顕微鏡で観察。すると数匹のダニを発見。すぐに薬を塗り対処しました。採取されたダニは標本にして今後の研究材料にします。日ごろの観察が大切なことを再認識しました。
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10kgを抱きかかえて移動します
みなさんこんにちは、畜産科学科中家畜部です
今日は分娩室に居る離乳した子豚13頭を肥育豚舎に移動します。移動には子豚を歩かせていくのが楽なのですが、学校の豚舎は構造上それが出来にくいので、少々重いですが、生徒たちが抱きかかえて連れていきます。子豚はビックリして大きな声で叫びますが少しの間ガマンしてもらいます。体重10㎏近くの子豚?ですが、さすが中家畜専攻生トラブルもなく思ったよりも早く終わりました。
こうした実習の中で豚の扱い方等を実際に体験しながら学習し、知識と技術両方を身に付けてほしいと思います。
この時の様子をユーチューブにも出していますのでよかったらどうぞ
牛にパーネット投与
育成牛にパーネット投与しました。
パーネットとは、強力永久磁石のことで、牛の4つある胃の下部の第2胃内にパーネットがおさまり誤って飲み込んだクギやハリガネがくっき、胃の壁面に傷をつけないように収まったままになる強力永久磁石です。
牛は基本鉄類を好んでなめてりするので予防のために育成期に本校では飲ませています。今回はパドックに移動した牛たちに飲ませました。飲ませ方は、ギャラリーの通りです。パーネットが胃に収まっているか確認のために、方位磁石を用い確認します。
- 今回は投入する牛がたくさんいるので交代しながら挿入します。
1ヶ月で5倍にも
みなさんこんちは、畜産科学科中家畜部です
先月生まれた子豚も今日で1ヶ月過ぎました。生まれた直後は平均1.3kgの体重でしたが、現在では7.1kgと5倍以上にもなりました。豚の成長は本当にはやいですね。
週に一度の体重測定では、重くなった子豚を生徒のみんなが頑張って計測してくれました
ユーチューブにこの時の動画を出してありますのでよかったらどうぞ
牛の去勢実習(6月12日)
【校長室便りR2-13】 牛舎をのぞいてみると、畜産科学科2年生の専攻生が何やら真剣な表情で和牛の周りに集まっています。
今日の実習は仔牛の去勢実習。説明を聞きながら、先生の実演に集中する生徒たち。
「『伏見式捻転去勢法』といいます。何で去勢する必要があるか考えてごらん?」先生の説明にも力が入ります。。。。
「今度は誰かやってみるか?」の声に、一人の生徒がスッと前へ出て、皆もそれを取り囲むように見入っていました。
専門的な学びに集中する生徒たちの真剣な眼差しがとても印象的でした。
初めての動物実験
畜産科学科1年生は専門科目で「動物バイオテクノロジー」を学びます。
今日は実際の実験動物を使っての初めて動物実験。実験の一番の基礎操作である「マウスの保定(ほてい)」を行いました。
動物の気持ちになって短時間で行わなくてはなりません。緊張感いっぱいの授業になりました。これから3年間、動物についていろいろ学びたいという気持ちが強くなりました。がんばるぞー。
2年生最初の総合実習(大家畜)
2年生になって専攻に分かれて最初の実習で、牛の『除角』をしました。総合実習とはいえ、少しハードな実習になりました。
乳牛は、人を守るため、牛を守るため、そして牛を温順にするために『除角』をします。
まず、角の原型がしっかる見えるように角の周りをきれいにバリカンで刈ります。除角器で角の成長点のもとを見極めて切るためです。
角の成長点に除角器の刃を当て切ります。止血と成長点を焼烙(しょうらく)するために真っ赤に焼いた鉄棒を押し当てます。
除角はここがポイント!しっかり押し当てないと、形が崩れて角が生えてしまいます。
「かわいそう」そんな気持ちになっていてはいけません。乳牛の育成期の大事な管理実習ですから。しかし、初めてにしては、いい手つきといい度胸でした。これからの実習もがんばれ新米専攻生!!
畜産科学科2年生の総合実習は専攻実習になります。
みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。
今日は学校再開後、初めての2年生の総合実習です。豚房の中の掃除や水洗を行い、週末は月曜日までの飼料準備をします。また、伝染病対策として豚舎内に消毒液を噴霧します。
そして、人も豚も互いに慣れることを目的としたブラッシングも行います。中家畜専攻の実習は一見地味ですが、専攻生が話し合い「どうやったら素早く確実に実習に取り組めるか」を考えながら、チームワーク良く授業をしています。
総合実習で培ったものがきっと将来に役立つ時がきますので、暑さに負けず頑張りましょう!
板があると豚の誘導がスムーズです。
みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。
今日は週に1回の肥育豚の体重測定の日です。3年の中家畜専攻生が上手に豚を誘導1頭づつ秤に乗せて測定ができていました。
一般的に豚の誘導を板などを使って行いますが、意外と難しく慣れるまで苦労します。
体重測定が終わった後は、測定した体重データを豚房ごとに集計し、発育過程の数値や飼料給与量の計算をします。また、出荷の目安となる体重になっているかということも確認しています。
ブタブタ豆知識「豚の体脂肪率は意外と低い」
みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。
学校が再開し、中家畜専攻でも久しぶりに3年生の実習ができました。今日は豚のBCS(ボディコンディションスコア)を測定する実習を行いました。
豚の体調を肥っているかやせているかの5段階で評価します。腰骨を手で触り、肉付きによって1~5のスコアに当てはめます。こういった技術は実際に豚を使って練習しなければ身に付きません。牛にもBCSはありますので、畜産科学科の生徒は頑張って測定できるようにしましょう。