3年越しの商品化

岡山の在来作物・日本ハッカ「和種薄荷」を活用・復活させようと、ともに取り組んでいる「NPO法人総社商店街筋の古民家を活用する会(金丸理事長)」が、高農のブレンドハーブティ-―「製品」を入れた商品開発に取り組んでいます

なお、園芸科学科とNPOとの日本ハッカ連携は、平成28年3月から行ってきましたが、ティーバッグ「製品」の販売先確保対策でもあります。

写真:パッケージ「外装」経費を抑えたNPO商品(案)

食品表示には、販売者はNPOとなっています。

水耕キュウリ「夏ばやし」の秋栽培がスタート

園芸科学科3年「メロン班」が9月10日、メロンの後作として、培養液で栽培するキュウリ秋栽培をスタートさせました。

9月に入り、水耕ベッドの水洗い、シルバーマルチ張り、マルチの植え穴あけ、キュウリ苗の植え付けを行ってきており、約1か月後の収穫を楽しみにします。温室メロンが高温に弱い点を考慮して、同じウリ科のキュウリ栽培を行うことにしました。

 

ブドウ収穫準備OK!

本校で栽培しているブドウがいよいよ収穫期を迎えようとしています。今年も果樹専攻生がしっかりと栽培管理し、良いものができました。今後収穫を行い、主に校内や近隣のスーパー等で販売を行っていきます。

輝く園芸女子

笑顔は宝物笑顔を絶やさず実習服が良く似合う女子高生たち。

猛暑ではないものの蒸し暑い9月7日。放課後には、ブドウ温室内で、収穫したブドウ・ピオーネ系の「高妻」の出荷準備に取り組む2年生の積極的な実習風景があり、活気あふれるその瞬間を切り取りました。園芸4号温室北の駐車スペースで、ハボタンの置き広げを楽しく行う1年生に出会いました。また、ハーブティー茶葉栽培温室では収穫、セラピー実習室で茶葉を乾燥できるようにハサミで摘み取り実習を行う1年生がいました。

写真1~3 ブドウの出荷準備

写真4   冬花壇苗ハボタンの置き広げ

写真5~10 茶葉用レモンバーベナの収穫・摘み取り・乾燥

「脂肪分解酵素」を含むキュウリの栽培がスタート

この夏、脂肪分解酵素(ホスホリパーゼ)のダイエット効果で話題になったキュウリ「胡瓜・黄瓜」ウリ科キュウリ属に分類されるつる性植物。

9月6・7日、秋栽培が始まりました。キュウリの品種は、夏秋栽培に適した品種で『夏ばやし』。べと・うどんこ・褐斑病に強く薬剤散布の労力が少なくなる見込みです。実習施設は土耕栽培の園芸3号温室。元肥、黒マルチング、植え穴掘り、キュウリ苗の植え付けを行い、約1か月後の収穫を楽しみにします。

病害虫を度外視にすれば、8月中旬の植え付けが良いのですが、高温期を少しでも外しての栽培で、減農薬に努力します。

植え付け直後に、生育促進などを狙いにして、ジョウロにアミノ酸栄養剤を含んだ液肥を汲んでかん水・葉面散布を実施しました。

 

水やりの省力化「半自動かん水」

9月6日3年草花専攻生がパイプやノズルを設置していきました。写真1:かん水している様子

約3千5百鉢の冬の花壇苗「葉ボタン」を栽培するためには、かん水時間を短くするかが肝心です。設置場所は、園芸4号温室北側の駐車スペースです。

この日は、並行して、葉ボタンの土づくりと鉢上げ作業を行いました。

創立120周年記念式典用「記念品」づくり

今年は創立120周年の特別の年。9月に入って3年ハーブ班が10月19日の記念式典向け記念品づくりを行っています。

農業科学科の人気商品トマトゼリーとともに、園芸科学科のオリジナルブレンドハーブティーかおるん葉2種類と、ハッカ風味の紅茶「すっきりするっ茶」2種類を各50袋ずつ用意します。(詳しくは後述)

 

かおるん葉とは、ブレンドハーブティーの商品名で登録商標(平成24年2月)。2種類ともティーバッグの違いであり、茶葉は同じブレンド割合です。

すっきりするっ茶とはハッカ風味の紅茶の商品名です。No.1は紅茶用の茶樹でできた紅茶「アーリーモーニング紅茶農園」を使用、No.2は、緑茶用の茶樹の紅茶「ももたろう紅茶」を使用しています。商標登録の経費約6万円が生み出せず商標が取れていません。

どの商品も学校で栽培している岡山の在来作物「日本ハッカ」がブレンドされているのが特徴です。

 

学校開放講座「冬花壇」用苗ものづくりがスタート

11月23日寒さ霜に強い植物講座(学校開放講座)用苗ものづくり。

9月5日、講座用の苗ものづくりがスタートしました。

9月2日に秋花壇を完成させたばかりですが、約80日後に同じ花壇に植える、霜にも強い植物を生産していきます。

3年生3名で、ラグラス、ストック、ディル、イタリアンパセリ、チャービルなど12種類の種を播きました。今後、古株の再生術や、10月に入り2回目の種まきも計画しています。

インターンシップ②(畜産科学科)

畜産科学科2年生が参加したインターンシップの追加報告です。

今回は動物園とドッグセラピー施設です。

動物園はちょうど子供を対象としたサマースクールの期間に当たりました。小学生相手のイベントは少し緊張しましたが、次第に余裕が生まれ、動物についての説明ができました。

ドッグセラピーは、犬の持つ優れた能力を医療に活用する技術です。十分なトレーニングを積んだ犬を使っての活動は、初めての体験でとても勉強になりました。

今後の進路選択に活かしていきたいと思います。研修でお世話になった、池田動物園(岡山市)、NPO法人介護高齢者ドッグセラピー普及協会((岡山市)の皆様ありがとうございました。

岡山医療福祉専門学校生も参加「園芸福祉モデルガーデン実習」

園芸療法の学習の一環で、介護福祉学科2年生が11月23日の講座と2班に分かれて、今回24名参加。

9月2日(日)快晴。午前11時~16時ごろまで猛暑の中、熱心に研修会が行われました。ボランティアで外部講師、齋藤哲也氏、藤原博明氏にもご指導いただき、感謝いたします。

本校園芸セラピー専攻生12名は運営スタッフを兼ねて参加。地域の一般県民4名、専門学校生24名+引率教師1名。計40名が4班に分かれて、1班高齢者、2班視覚障がい者、3班ストレス、4班車イスのテーマ花壇を仕上げました。

この学校開放講座が、全参加者の方々のその後の植物を活かす上でのヒントになれば幸いです。

今後、各花壇の成長ぶりをブログでも報告します。

写真1:実習後の班を代表しての発表(本校生徒)。指示した訳ではありませんが、4つの班ともに本校生徒が発表者となっていました。

写真2・3:藤原博明先生

写真4:齋藤哲也先生

なお、この講座はかつて初級園芸福祉士養成講座第3日目として実施していたものを高農流に実施しているものにです。

※写真の無断使用等は固くお断りいたします。